アルバルク東京VS琉球ゴールデンキングスです!
※スタッツの計算式は BasketBallReference 参照
Game1 4Q
この試合で劇的な逆転が発生した4Qを分析したいと思います
Game1 3Qのあらすじ
3Qのアルバルク東京は、琉球のICE+Dropディフェンスに対して、ピック+ショートロールからミッドレンジで加点する。
琉球ゴールデンキングスは、エバンズ、小寺さん、ダーラムのオンザコート3を展開。Horns high low を中心に組み立てながら流れを掴み9点差で4Qを迎える
Game1 4Q開始
アルバルクは、田中・バランスキー・ロシッター・安藤・カーク
キングスは、フリッピン・ダーラム・エバンズ・小寺さん・岸本
がオンコート。アルバルクボールでスタート。
東京のファーストオフェンスはトップのカークにボールを預け、5out気味の広いスペーシングから、預けたカークがビッグ同士のHO(ハンドオフ)に見せかけてコーナーのバランスキーにChicago(ダウンスクリーンを利用しHO)+安藤による45CUT。バランスキーのマークマンであるエバンズはアンダーで対応。ズレができないため安定のサイドチェンジ・・をフリッピン選手が読みディフレクション。
琉球はその後のSOB、BOBもハンドラーに対し厳しいチェックをかけスコアを許さない。
返す琉球のオフェンスはローポストの小寺さんにボールを入れ、トップ付近で3人のSplit+throwbackで視線を奪いつつ、ミスマッチのエバンズにボールを入れスコア。3Qからのon3が炸裂。
返す東京のオフェンスにも徹底したドロップ(ビッグマンが下がりながら守る)+アンダーでドライブ警戒シフトを敷きズレを許さない。岸本が3つ目のファウルを犯した時点で田代と交代。カークもサイズと交代
残り8:30
SOBの田中+ロシターのハイピックに対してもズレを許さず守る。
エバンズのトランジションから安藤がピックアップした瞬間にドライブへ切り替え、フリースローファウルを奪う。
残り8:09に東京が攻守の不具合をタ立て直すイムアウト。
6点差となった東京のATO。シンプルなSpreadPnR(45、両コーナー+ピック)もTOVとなってしまう。
ここから琉球は田中に対してのみオーバーDFへ変更。
トランジションから、エバンズが先頭を走りゴール下でアーリーシール。田中とのミスマッチを突いて加点。
残り7:18で4点差とする。
東京はファーストオフェンスと同じセットを組み、エバンズのハイタグに対してウィング小酒部へキックアウトするも、相手がエバンズ。攻略できずスコアならず。3分以上無得点が続く。
返す琉球のトランジション・エバンズにはロシターがピックアップすることで無事対応。エバンズのミスマッチに対してロシターがWチーム。キックアウトに対して小酒部と小島が見事なローテーションを見せるも田代にディープ3を決められ1点差にされる。残り6:38
田中に代わって入った小島に対してはやはりアンダー。
サイドチェンジ後の安藤+サイズPnRもディープドロップDFでショットブロックからエバンズのトランジション。ピックアップが小島では止めきれず琉球が逆転。残り6:10
攻撃の手を緩めない琉球はフリッピン+ダーラムのサイドPnR。東京のICE DFを見るやダーラムがポップアウト。スイッチを引き出しダーラムvs小島となったところである意味勝負あり。そのままドライブでサイズのブロックを躱しスコア。リードを3点差とする。
なんとオフィシャルタイムアウトまで東京は無得点という予想だにしない展開。
昨季と同様on3に対してズレが作れないパターンに入ってしまっている東京はどのように打開するのか。
タイムアウト後の東京オフェンス。
これまでのハイピック戦略から一転して、オーバ/ーアンダーなFloppyを展開。小酒部・カークのChase+Side PnRに持ち込みオーバーで対応した今村に対し一瞬のズレを突いてポケットパスを出すも、田中のマークを完全に離してヘルプに入っていた田代にスティールされてしまう。
返すオフェンスでは琉球定番の(Staggered)AwayからChase PnR。
東京のディープドロップに対して、逆にそこまでは侵入できると言わんばかりに田代がドライブ。難しい体勢でレイアップを決め残り3:55で5点差。
なんとしてもスコアが欲しい東京は、サイズをダンカースポットに置いたTana Kirk PnRで攻める。ダーラムがヘッジし、今村がヘルプに入った瞬間に小酒部へすかさずキックアウト。今村から3ショットファウルを奪う。4Q初めて東京らしいオフェンスが決まり4Q初得点。
残り3:35に59−57の2点差とする。
対する琉球はオフィシャルタイムアウト明けに入ったクーリーの調子を上げるためにローポストでカークに仕掛けるプレイをコール。
見事ORからSCPを奪い、「らしい」プレイを見せる。61−57。
残り3:10、東京は小島が胸元のユニフォームを引っ張るサインをコール。
小島・サイズ・カークでStack PnRライクな動きをかけつつ、ウィングの田中・小島・カークのMIami(DHO+PnR)。琉球は先のポゼッションの反省から、ドロップDFへ原点回帰。東京はズレを作れない。
コーナーからサイズがコンテステッド3を放つもミス。
残り2:34。自身に対してアンダーを仕掛けてくることがわかっている小島は、サイズのピックを呼び、アンダーに対してRePickを仕掛けさせ十分にギャップをつくったところで値千金のプルアップ3を沈め1点差とした。
残り1:55琉球は好調エバンズをコートへ。
小島は人差し指を手前側に倒すプレイをコール。
両コーナー+ダンカースポットへサイズを移動させカークとのハイピック。先ほどと同様に琉球のアンダーを狙い3を打つも今回は外れる。
返す琉球オフェンスを執念のオーバータイムで凌いだ東京はタイムアウトを要求。琉球は並里がコートへ。
注目のATOはSpread PnR。小島がいわゆるピクニックしコーナーのサイズへワイドオープン3を演出するも外れてしまう。
琉球のATOはHornsから並里・クーリーのEmptySidePnRへ向かうという珍しいセット。東京安定のICE DFを見てクーリーがリバーズアングルにピックを仕掛けズレを作ることに成功。並里がスネークドリブルでカークを翻弄しつつ、追いかけてロールするクーリーにフェイクに見せかけたノールックビハインドパスという大技を繰り出し3点差としたところで東京が最後のタイムアウト要求。
残り0:43。
授けたATOは、サイズ・カークのStagger Screenを使って小酒部・小島2名が飛び出してくると見せかけて小島がスクリナーであるカークにRipスクリーンを仕掛ける。
カークへのパスは防いだがサイズのゴールしたへのダイブを許しスコア。
63−62の1点差としたところで桶谷HCはタイムアウトを使わない選択。
先ほどと同様のHornsから並里へ展開しショットが外れる。
残り12秒。東京のラストプレーはやはりTanaKirk。
カークのショットが決まらずそのままタイムアップ。
63−62
最大15点差をひっくり返し琉球ゴールデンキングスが劇的な勝利を納めた
Game1 スタッツ
詳しい用語につきましては下記用語集をご参照ください
オフェンス スタッツ | 琉球 | 東京 | ||
3FG% | ☆ | 35.70% | 31.60% | |
FT% | ☆ | 87.50% | 66.70% | |
2FG% | 37.78% | 41.86% | ☆ | |
PitP% | 25.40% | 48.39% | ☆ | |
SCP% | 11.11% | 20.97% | ☆ | |
SCP Rtg | 0.54 | 1.86 | ☆ | |
FBP% | ☆ | 6.35% | 3.23% | |
2ptA% | ☆ | 68.14% | 63.91% | |
3ptA% | 21.20% | 28.24% | ☆ | |
2pt割合 | 53.97% | 58.06% | ☆ | |
ペリメタ割合 | ☆ | 28.57% | 9.68% | |
3pt割合 | 23.81% | 29.03% | ☆ | |
FT割合 | ☆ | 22.22% | 12.90% | |
FT獲得率 | ☆ | 27.12% | 19.35% | |
eFG% | 41.53% | 43.55% | ☆ | |
ORB% | ☆ | 33.33% | 17.50% | |
OFFRtg | ☆ | 90.72 | 89.28 | |
TS% | ☆ | 47.70% | 46.08% | |
pace | 69.44 | 69.44 | ||
AST% | 44.77% | 58.06% | ☆ | |
HOMEeFG% | 41.53% | ☆ | ||
HOMETS% | 47.70% | ☆ | ||
AWAYeFG | ☆ | 43.55% | ||
AWAYTS% | ☆ | 46.08% | ||
TOV% | ☆ | 23.04% | 15.84% | |
POSSESSION | 69.44 | 69.44 | ||
Shot Chances | ☆ | 82.04 | 78.28 | |
攻撃成功回数 | 66.04 | 67.28 | ☆ | |
AST/ TOV | 0.81 | 1.55 | ☆ | |
TOM | ☆ | 1.000 | 0.500 | |
VPS | ☆ | 109.25 | 95.36 | |
P % | 31.68% | 34.56% | ☆ | |
LiveTOV% | 5.76% | 5.76% | ||
DeadTOV% | ☆ | 17.28% | 10.08% | |
PfT% | 15.87% | 20.97% | ☆ | |
PfTRtg | ☆ | 0.91 | 0.81 | |
FTD% | ☆ | 10.66% | 7.85% | |
HOMEFT% | 87.50% | ☆ | ||
AWAYFT% | ☆ | 66.70% |
ディフェンス スタッツ | 琉球 | 東京 | ||
Opp2ptFG% | 41.86% | 37.78% | ☆ | |
Opp3ptFG% | ☆ | 31.60% | 35.70% | |
OppPitP% | 48.39% | 25.40% | ☆ | |
OppSCP% | 20.97% | 11.11% | ☆ | |
OPPSCP Rtg | 1.86 | 0.54 | ☆ | |
OppFBP% | ☆ | 3.23% | 6.35% | |
Opp2ptA% | ☆ | 63.91% | 68.14% | |
Opp3ptA% | 28.24% | 21.20% | ☆ | |
Opp2pt割合 | 58.06% | 53.97% | ☆ | |
Oppペリメタ割合 | ☆ | 9.68% | 28.57% | |
Opp3pt割合 | 29.03% | 23.81% | ☆ | |
OppFT割合 | ☆ | 12.90% | 22.22% | |
OppFT獲得率 | ☆ | 19.35% | 27.12% | |
OppeFG% | 43.55% | 41.53% | ☆ | |
DRB% | 82.50% | 66.67% | ☆ | |
DFFRtg | ☆ | 89.28 | 90.72 | |
OppTS% | ☆ | 46.08% | 47.70% | |
OppAST% | 58.06% | 44.77% | ☆ | |
HOppeFG% | ☆ | 43.55% | ||
HOppTS% | ☆ | 46.08% | ||
AOppeFG | 41.53% | ☆ | ||
AOppTS% | 47.70% | ☆ | ||
OppTOV% | ☆ | 15.84% | 23.04% | |
OppAST/ TOV | 1.55 | 0.81 | ☆ | |
TDM | ☆ | 0.50 | 1.00 | |
OppPfT% | 20.97% | 15.87% | ☆ | |
OppFTD% | ☆ | 7.85% | 10.66% |
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