スポンサーリンク

【数字で観るBリーグ】第十七節終了!名古屋ダイヤモンドドルフィンズを分析してみたPart2

スポンサーリンク
スポンサーリンク

今シーズンのスケジュールも約半分を消化しました。後半戦に向けて
Bリーグ公式から発表されているスタッツやアドバンスドスタッツを中心にでチームの現状を分析していきたいと思います。
※各スタッツの計算式は BasketBallReference 参照


 
二回目の分析となります、現在西地区2位名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
nagoya


今回はPart2ということで、前回のブログ
と関連が強い内容となっています。前回紹介した内容については省略している部分もありますので比較しながら見てみてください

現在のロスター

#   年齢 pos 
 
身長
0 石崎巧 32 G 188
1 藤永佳昭
24 G 173
6 船生誠也
22 F 190
8 張本天傑
24 F 197
11 鵜澤潤
35 F/C 196
12 中東泰斗
24 G/F 191
13 ジョーダン・バチンスキー 27 C 218
18 中務敏宏
30 F 188
21 笹山貴哉
23 G 179
24 ジャスティン・バーレル 28 F 207
33 ジェロウム・ティルマン 29 F/C 201


平均身長193.5cm。


【上位スタッツ】 

リーグ上位8位以内にランクされているスタッツ

1試合平均得点:76.6pts B1全体7位 B1平均76.19pts

1試合平均失点:72.6pts B1全体7位 B1平均76.19pts  

1試合平均3pt成功数 :8.03本 
B1全体4位 B1平均7.21本
3p決定率:35.68% 全体6位 B1平均:33.8%
対戦相手のeFG%:47.41% 全体4位 
B1平均:49.42%

1試合平均リバウンド数:39.3回 B1全体5位 B1平均:38.36回
1試合平均FT試投数 18.14本  B1全体4位 B1平均:16.10回

フリースロー決定率:75.67% B1全体4位 B1平均:72.16%
1試合平均Efficiency(ポジティブスタッツ – ネガティブスタッツ): 84.24  B1全体8位 B1平均:83.93 
1試合平均TO数:10.52回 B1全体3位 B1平均:12.02 
DR獲得率(全ディフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合):74.19% B1全体2位 B1平均:69.90% 
ORtg(100ポゼッション当たりの得点):92.57pts  B1全体7位 B1平均:90.21pts
DRtg(100ポゼッション当たりの失点):86.16pts  B1全体2位 B1平均:90.21pts

NetRtg (Ortg-Drtgの差分):6.41pts B1全体5位 B1平均:-0.19
TORtg:12.71回  B1全体4位 B1平均:14.25回
平均観客動員数:2879人  B1全体6位 B1平均:2725人 
eFG%(3Pの価値を高めFG%へ反映させた、実質シュート決定率):48.80%  B1全体8位 B1平均:49.28%  
TS%(フリースローを含めた、チームのの得点機会に対する得点率) :53.03% B1全体6位 B1平均:52.58%
ホームゲームeFG%:49.42%  B1全体8位 B1平均:49.19%   
ホームゲームTS%:53.54% B1全体7位 B1平均:52.60%    


【下位スタッツ】
リーグ下位6位以内にランクされているスタッツ


1試合平均スティール数:
5.90回 
B1全体14位 B1平均:6.54回
1試合平均アシスト数:10.79 回 B1全体18位 B1平均:13.21 
OR獲得率(全オフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合):27.22% B1全体14位 B1平均:29.99%
PACE(マイボールから、シュートを1本打つまでの攻撃回数) :72.3 回 B1全体13位 B1平均:72.92回

AS%(チームのシュート成功数に対する、アシストの割合):30.65% B1全体18位  B1平均:37.12%

【ランクアップスタッツ】
~15試合の時点から、3ランク以上上昇したスタッツ


1試合平均得点:B1全体11位 → B1全体7位
3p決定率:B1全体9位→  B1全体6位
対戦相手のeFG%:B1全体10位→  B1全体4位
1試合平均リバウンド数:B1全体13位→  B1全体6位
フリースロー決定率:B1全体11位→  B1全体8位
DR獲得率(全ディフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合)B1全体8位→  B1全体2位 
ORtg(100ポゼッション当たりの得点):B1全体10位→  B1全体7位
平均観客動員数:B1全体10位→  B1全体6位
eFG%(3Pの価値を高めFG%へ反映させた、実質シュート決定率)B1全体12位→  B1全体8位 
TS%(フリースローを含めた、チームのの得点機会に対する得点率) B1全体11位→  B1全体6位  
 
【ランクダウンスタッツ】
~15試合の時点から、3ランク以上下降したスタッツ


1試合平均スティール数:
B1全体8位 B1全体14位

  

【スタッツで観る注目選手】

sasayama

笹山貴哉
11.5pts  2.8reb  2.4ast  1.1stl  0.1blk

3ptFG40%を超え,1回のシュートあたり1点を獲得する計算ができるチームNo1のオフェンス力を持っています。ディフェンス能力(stl,DRtg)も高く万能な活躍をする選手と言えます。
jast
ジャスティン・バーレル
18.2pts 9.0reb 2.0ast 0.4stl 1.2blk

平均20,10までもう一歩のスタッツ。ポイントリーダではありますが1.4blkに代表されるようにディフェンス能力が高い選手です。オンコート時には、対戦相手に2pt1/2本を決めさせない強力なディフェンス影響を持っています。

player (9)

ジェロウム・ティルマン
13.1pts 6.0reb 0.4ast 0.9stl 0.3blk
ティルマン選手もディフェンス能力が高い選手であり、バーレル選手とのインサイドディフェンスで真価を表す選手といえるでしょう

【スタッツで観るチームの特徴】

中盤戦の名古屋は、千葉に次いで各スタッツ上昇させた成長株であり特にオフェンススタッツの上昇が顕著に表れています。(3pt決定率の上昇に伴って各決定率や効率性も上昇しています)
それらの数値やオフェンススタイル、笹山選手・バーレル選手の派手なプレイの影響でオフェンシブなチームであると思われがちですが、その実はリーグトップクラスのディフェンスを誇るチームであると言えるでしょう。

オフェンスについては 前回のブログと基本戦術に変化はありません。
オンボールスクリーンや、シュートフェイクとカウンタードリブルの1on1からペイントに侵入しカバーの対応を見て判断します。
3pt決定率の上昇により広がったペイントエリアのディフェンスを上手く利用することができています。
戦術を象徴している場面をいくつかご紹介します

【1/22 新潟戦3Q残り8:55】
トップ張本選手からエントリー→張本選手から笹山選手へパス→ポンプフェイクで五十嵐選手を引っ掛けカウンタードリブル→ペイント深くまで入ったところでチャップマン選手がゴール下でバーレル選手との間にうまく入り、パスとシュートを防がれる動きを見て左ウィングの石崎選手へパス→石崎選手3Pシュート 
【1/22 新潟戦3Q残り7:45】
トップ石崎選手とバーレル選手のハイピックからエントリー→佐藤選手のファイトオーバー、遥天翼選手がバーレル選手へカバーディフェンスへ入った動きを見て、右ウィングの張本選手へパス→フリーの張本選手へパス→ポンプフェイクで遥選手を釣り出しペネトレイト→チャップマン選手がカバーに来たところでウィークサイドローポストのバーレル選手へパス→バーレル選手ダンクシュート 

【1/22 新潟戦3Q残り5:10】
左ウィングの中東選手が遥天翼選手をポンプフェイクで抜き去りディフェンスがお見合いしたスキにペイント中央のバーレル選手へティップパス→バーレル選手フックシュート

【1/22 新潟戦3Q残り3:30】
トップから石崎選手とバーレル選手とのピック&ロール→チャップマン選手スイッチ→張本選手のマークマン(遥天選手)がバーレル選手へカバーリング→この動きを見て右ウィングでフリーになった張本選手へパス→張本選手カウンタードリブル→バーレル選手がしっかりチャップマン選手をシールしコースを空ける→張本選手そのままイージーレイアップ

など、多くのプレーがP&R→1on1のながれで発生しています。名古屋はオンボールスクリーンを使ったプレーの場合ボールマンがシュートを打つパターンが元々多く、それの対策をなされた後の連携が序盤戦よりもスムーズになっています。

ディフェンスでは、相変わらずの豊富な運動量からのディナイ。ピック系のディフェンスには徹底した素早いファイトオーバー(アンダーした場合は素早くスイッチ) を行います。中盤戦で大きく変わった点はシュートチェックがかなり厳しくなっています。イージーにシュートを打たせていないため相手のシュート成功率を半分以下に抑えこんでいます。

チームスタッツとして気なる数値はやはりアシストの低さでしょう。パーセンテージは上昇中ではあるものの、ディフェンシブチームである栃木、東京との対戦で、ボールマンをしっかり抑えられてしまった時に対応を迫られてしまいます。
バスケットのプレイオフにおいては、ディフェンスとパッシングオフェンスが強いチームが勝利するという統計的なデータが存在します。まだ若く伸びしろが大きい名古屋のチームケミストリーに期待したいです。

Bリーグ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
bleague_analyticsをフォローする
スポンサーリンク
B.League Analytics

コメント

タイトルとURLをコピーしました