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【濃厚クオーターレビュー】2節宇都宮ブレックスVS川崎ブレイブサンダース

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Bリーグ
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今季からの新しい試み。
これまで行っていた濃厚マッチレビューの簡易版。
GAMEの勝負を分けたクオーターを徹底レビューしていきたいと思います。
今回は、CSリベンジマッチ!
宇都宮ブレックスVS川崎ブレイブサンダースです!
※長くなりますので選手敬称略

※スタッツの計算式は BasketBallReference  参照

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Game1 3Q

この試合では鍵を握った3Qについて徹底解説していきます

Game1 2Qのあらすじ

宇都宮は竹内・フィーラー。フォトゥの3ビッグで開始。
得点が決まれば2−3ゾーンを展開する。マンツーマンでは積極的にスイッチしながらマークを修正する
川崎はヒースのマークマンがピックに入るとブリッツ(ボールマンへダブルチーム)へつき、オフェンスでは4outオフェンスでキックアウト3を中心に展開。
宇都宮はブリッツを掻い潜り3、フィーラーのミスマッチをついていく攻撃で9−0のランで逆転したのちにon2へ戻しながらオフェンスリバウンドを狙っていく。
川崎はオープンの3が決まらず苦しい展開。オフィシャルタイムアウト後にはスターターに戻しスコアを再開。
川崎は宇都宮の藤井に対する強烈なマンマークに手を焼き、ジャニングがガードポジションとして攻めるもなかなかスコアできない。
互いに我慢の時間で29−30と1点さで前半を締め括る

Game1 3Q開始

宇都宮は、比江島・遠藤・フォトゥ・スコット・鵤
川崎は、ファジーカス・ヒース・藤井・前田・ジャニング
がオンコート。宇都宮ボールでスタート。

宇都宮の1stオフェンスは、比江島のAIカットからフォトゥとのエンプティサイドHO+PnR。ファジーカスのディフェンスが深めのドロップ(下がりながら2on1を守る)だったところを見抜きオープン3を放つも外れる。
返す川崎の1stオフェンス。ジャニングがハンドリングしながらシンプルなHorns。ヒースのスクリーンを使ったため逆側のファジーカスはポップアウト。マークマンのフォトゥがヒースに対するバンプ(体を当てて進行を止める)を狙いに行った瞬間にジャニングがファジーカスへキックアウトするも3が不発。ファウルを受けてBLOBからは藤井・ヒース・ジャニングのSpanish PnR。ヒースが飛び込んでくることを読んだスコットは一目散にペイントへ戻る。しかしヒースはロールせず藤井のマークマンである鵤をスクリーンで抑えることに専念。空いた藤井が見事宇都宮の裏を描き3を決めた。
残り9:22 29−33

残り8:15宇都宮のBLOB。鵤とフォトゥのSlot PnR。鵤の3がないと見るや、前田がアンダーを、ファジーカスがドロップDFを選択。しかしフォトゥはそのアンダーを読み、迂回に時間がかかるよう前田に対しスクリーンをかけ鵤のオープンを作り出すことに成功。まさに先程のオフェンスの仕返しと言わんばかり。
演出された3を決め残り8:04 32−33
返すオフェンスはその前田を撃たせるも外れ、逆にスコットのトランジションを許し残り7:34 で34−33と宇都宮逆転。

絶対にスコアしたい川崎は残り7:27、藤井が右拳を突き上げ、その後人差し指を天に指すサインをコール。Hornsのビッグマン2枚(ファジーカス・ヒースの順)のスクリーンに使うHorns double Pick を展開。
スコットがコンテインした瞬間に、ヒースがファジーカスのマークマンであるフォトゥをスクリーン。ファジーカスは藤井のマークマンであった遠藤をガッチリスクリーンすることで本来スコットが戻るべきであったヒースに戻れず、藤井との速度のミスマッチを強制的に作られてしまう。藤井がそのままドライブしスコットからフリースローファウルを受けた。2本ともしっかり決め 34−35と再逆転。

返す宇都宮オフェンスも技あり。
まず遠藤がローポストのフォトゥへパス。藤井がWチームした瞬間にヒットバック。ここで逆サイドのコーナーにいた遠藤がゴールへカットすることでコーナーのスペースが開く。そこへすかさずスコットのフレアスクリーンを得た比江島が走り込み遠藤からパスを受けオープン3(3/4)を決め7:05に 37−35の2点差とした。

残り7:00 川崎のオフェンスは先程と同様にHorns double Pick。
いつもの動きで、さも当然のように宇都宮のスイッチを誘いファジーカスと遠藤のミスマッチが完成。昨年から再三このムーブにやられている宇都宮はファジーカスにボールが入る瞬間にコーナーの遠藤がWチーム。
嫌がったファジーカスが左手側にドライブした瞬間スコットがWチーム。川崎の流れを作るファジーカス選手に対し都合3人がマークした状態になり流石のファジーカスもTOVを喫してしまう。残り6:44 37−35

残り5:31 川崎のTOVからマイボールにした宇都宮は遠藤がボールハンドラー。Horns Flipからフォトゥ・遠藤のPnRに対してヒースが安定のハードショー(一歩以上前に出てボールマンを止める)を繰り出す。瞬間にもう一人のエルボーであるスコットにパスを出しside to sideから鵤とのピック。インサイドにシールしたスコットへのパス。鵤へHitback し3を決め川崎はタイムアウトを要求。残り5:17 40−35。

注目の川崎ATO。ジャニングがハンドルしながら Hornsセットの瞬間に宇都宮得意のブリッツ。TOVを誘うも持ち直し空いたコーナーへパスし前田が3を打つも外れる。
そしてまたしてもトランジションスコット。アーリーシールを見せて42−35と点差を広げる。

返すオフェンスでファジーカスがミスマッチからベビーフックを決めるもなんとインバウンズからのタッチダウンパスをフォトゥが受けまたしても川崎はトランジションから失点。
残り4:30に44−37と再び7点差へ

さらに残り4:00に9点差とすると宇都宮はスコットに変えフィーラーを投入。少しでもスコットを休ませる。

流れが悪い川崎は宇都宮のディナイDFにかかり2連続TOVを喫し、今度は比江島・遠藤のトランジションで11点差とすると、川崎に3Qのうちに2度目のタイムアウトを使わせる。

川崎のATOはコーナーのジャニングを使ったMiamiをコール(HO+StepUpPnR)から比江島をアギラールへスイッチさせるとそのミスマッチを突くためにウィングからアングルチェンジパスを試みるも比江島渾身のスティール。そこからまたしてもトランジションでフォトゥがスコア。3回連続のTOVを喫した川崎はこの日最大の13点差を空けられてしまう。
残り3:15 50−37

残り3:07 宇都宮は比江島を下げ渡邊を投入。それをみた佐藤HCはジャニングを下げヒースを投入し3ビッグの布陣を引く。安齋HCはすかさず竹内を投入し対抗する。

川崎有利を取れるファジーカスvs竹内のPunchを狙うが、竹内のブロックショットで牽制する。
攻めては渡邊とのPnRでスイッチを誘発し篠山とのマッチアップメイクをすると当然のようにPunch。フリースローファウルを得る。
1本沈め、残り2:00 51−37

安齋HCはここでゾーンDFを敷く駆け引きを迫るが、川崎は冷静にオーバーロード(ゾーンの片側に人数をかける)してアウトナンバーを作ったアギラールがコーナー3を決め反撃の狼煙としたい。
残り1:37 51−40

残り0:28に宇都宮がHorns awayからFlexに繋げる得意のオフェンスを展開し3を外すと、藤井がブザービーター3を決めなんとか8点差で3Qを締めるも、結果としてはこのクオーターの点差を覆すことはできず宇都宮の勝利となった。 

Game1 スタッツ


詳しい用語につきましては下記用語集をご参照ください

スタッツ用語集リンク

オフェンス宇都宮川崎
3FG%27.30%26.90%
FT%86.70%69.20%
2FG%58.97%65.52%
PitP%51.95%52.94%
SCP%5.19%11.76%
SCP Rtg1.001.14
FBP%23.38%2.94%
2ptA%57.69%47.76%
3ptA%32.54%42.82%
2pt割合59.74%55.88%
ペリメタ割合7.79%2.94%
3pt割合23.38%30.88%
FT割合16.88%13.24%
FT獲得率24.59%23.64%
eFG%52.46%53.64%
ORB%13.33%23.33%
OFFRtg105.2092.90
TS%56.95%55.99%
pace73.2073.20
AST%53.37%63.05%
HOMEeFG%52.46%
HOMETS%56.95%
AWAYeFG53.64%
AWAYTS%55.99%
TOV%16.39%25.96%
POSSESSION73.2073.20
Shot Chances79.6079.72
攻撃成功回数67.6060.72
AST/ TOV1.581.05
TOM1.5000.286
VPS104.56101.44
P %39.62%35.52%
LiveTOV%9.56%16.39%
DeadTOV%6.83%9.56%
PfT%20.78%17.65%
PfTRtg0.841.00
FTD%9.76%9.42%
HOMEFT%86.70%
AWAYFT%69.20%
ディフェンス宇都宮川崎
Opp2ptFG%65.52%58.97%
Opp3ptFG%26.90%27.30%
OppPitP%52.94%51.95%
OppSCP%11.76%5.19%
OPPSCP Rtg1.141.00
OppFBP%2.94%23.38%
Opp2ptA%47.76%57.69%
Opp3ptA%42.82%32.54%
Opp2pt割合55.88%59.74%
Oppペリメタ割合2.94%7.79%
Opp3pt割合30.88%23.38%
OppFT割合13.24%16.88%
OppFT獲得率23.64%24.59%
OppeFG%53.64%52.46%
DRB%76.67%86.67%
DFFRtg92.90105.20
OppTS%55.99%56.95%
OppAST%63.05%53.37%
HOppeFG%53.64%
HOppTS%55.99%
AOppeFG52.46%
AOppTS%56.95%
OppTOV%25.96%16.39%
OppAST/ TOV1.051.58
TDM0.291.50
OppPfT%17.65%20.78%
OppFTD%9.42%9.76%

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