Game2 4Q
点差的には2Qの点差がそのまま試合に直結したゲームでしたので迷いましたが、ゲーム展開的に激アツだった4Qを解説したいと思います
Game2 3Qあらすじ
宇都宮は、開始早々フィーラーが3ファウル、鵤も3ファウルとファウルトラブルに陥る。
宇都宮は、比江島・テーブスのハイピック or スコット・フォトゥのPunch(Post attack)を中心に組み立てるも、ダンカンのショー(DFとファジーカスのディープドロップDFに苦しみなかなかスコアが叶わずチームファウルが3分で5つたまる苦しい展開。
逆に川崎は戦略ジャニングが3本、忘れた頃に 藤ーカスが連続でスコアし残り5分で15点さをつけるも、宇都宮伝家の宝刀ブリッツ(ボールマンを2人でコフィンに追い詰める)DFやハードヘッジが決まり連続TOVを奪いながら2menゲーム(PnR・HO・DHOなど駆使するオフェンス)で粘り強く加点。
53−39 6点差で最終Qへ。
Game2 4Q
宇都宮:渡邊・鵤・フィーラー・スコット・竹内 のビッグラインナップがコートイン
川崎:篠山・ヒース・アギラール・増田・前田の全員が3を打てるラインナップ。
川崎ボールで開始。篠山がボールをコントロールしHorns Ramから開始。Ram時点でスコットと竹内がスイッチ。ヒースがピック、アギラールはそのままポップアウト。ショー&アンダーで対応したところ、スコットがロールマンのヒースのケアに入った瞬間に篠山がアギラールへキックアウト。3が決まり布陣の狙い通りとなる。
返す宇都宮の攻撃は、昨日と同様にこのラインナップでミスマッチになるフィーラーvs増田を突いていく。スコットはその隙に鵤のマークマンである篠山へフレアスクリーンをかけキックアウト3を演出。
残り9:24 56−62と6点差へ戻す。
次のポゼッションでは、トランジションのDragで渡邊とフィーラーのスイッチが起こり、増田vs渡邊のミスマッチをお返しとばかりに突いていく川崎。篠山へキックアウトしこちらはペリメタ2を演出。
残り9:05 またしても6点差とする。
ここを起点としたい川崎は残り8:35 再びDragスクリーンから、渡邊・フィーラーのスイッチを作り出し、マッチアップメイクしたが、2度は術中には嵌まらない宇都宮。フィジカルが強い鵤と渡辺がスイッチしPunchさせず事なきを得る。
流れを得たい川崎はSLOBから篠山がトップのHornsを選択。
ヒースとのピックで渡辺・スコットのスイッチが引き出されてしまったものの、ロールマンのヒースを竹内がすかさずピックアップし、アギラールに渡邊がつくDive Switchを展開。事なきを得たかに見えたが、
フィーラーがロールマン(ヒース)のケアに気を取られた一瞬を篠山は見逃さない。コーナーの増田へキックアウト。見事3を沈め8点さへ戻すが今季はトランジションチームの宇都宮。すかさず鵤が敵陣深く切り込み、フィーラーへキックアウト3。
なんとインバウンズから4秒で3をアテンプト。5点差へ戻す。
残り7:30 リーグ1スイッチを起こさせる川崎は、安定の篠山Horns(Ram)をコール。先程と同じくスイッチ+ダイブスイッチで対応を試みるも、今回はアギラールvs渡邊のミスマッチを突きスコア。
またしても点差は7へ。
その返しの宇都宮オフェンス。川崎はフィーラーvs増田のミスマッチを嫌った川崎はフィーラーのDFをアギラールへ変更。増田は竹内のマークマンとなった。
そのディフェンスが奏功しスティールから増田の1マン速攻の形を作った。
残り6:25 篠山は左手を水平に突き出すサインをコール。自身はサイドレーンへドリブルドラッグしヒースとのPnR。スイッチが怒らないと判断した篠山は早々に増田へサイドチェンジ。アギラールとのピックで鵤vsアギラールのスイッチを作り出すと、待ってましたとウィングへボールを落としてからフェイスガードの裏を通すようにパス。
入った瞬間にトップから竹内が、逆サイドコーナーから渡邊が同時にヘルプ。トリプルチームをかけるがファウルオンとなってしまいバスケットカウントを献上。フリースローは外し9点差。
宇都宮はここで動く。竹内・渡邊を下げビッグラインナップを取りやめ、比江島・遠藤をコートへ送り出す。
ディナイとヘッジなどボールマンプレッシャーをかける布陣へ変更しディフェンスのギアを上げさせる。
残り5:25 川崎ベンチも動く。ビッグラインナップ解除を見て、ヒースと増田を下げジャニングとファジーカス、藤井をコートイン。
今度は川崎がon3の状態を作り出す。
残り5:00 オフィシャルタイムアウトを睨んだ藤井は指を狐の形にするサイン(Horns を表すベターなハンドサイン)をコール。
ファジーカスに対してスイッチを引き出し、突いていくも比江島とスコットのWチームでシュートを防ぎプレー継続。
残り4:19 ようやくオフィシャルタイムアウトが行われた。
66−73 川崎リード
川崎のATOは、ジャニングがRipスクリナーとなる形のSpanish PnRを使うが、スコット選手がブリッツを仕掛けボールマンを追いかけてしまったためにRipが不発となった。
返す宇都宮のATOは遠藤選手の3を1stオプションに見据えたHorns Wheel。3自体は不発であったがテーブス・スコットのハイピックでスイッチによるミスマッチを引き出し、さらにスコット選手にマークと視線が集中した隙にローポストのフィーラーがシール。ハイローからand1.フリースローも決め、最小4点差とした。
残り3:36 川崎はファジーカスのBlind the Pigから藤井がSplit。
コーナーの比江島をヘルプに引き出したためコーナーへキックアウト。
そこでスコットがコーナーへX out ローテーションするとコーナーの長谷川は比江島がクローズアウトすることを見越してアギラールへエクストラパス。3ポイントを演出した。69−76
残り3:15 宇都宮も美しいモーションオフェンスを披露する。
テーブス・フォトゥのピックに合わせ、遠藤が45cut。ジャニングを引き連れるとともに本来の目的はLow Tagに入っている長谷川へのフレアスクリーン。そのスクリーンによってオープンとなった比江島が見事3を決め全く譲らない。72−76
互いにボールを奪い合う激しい展開の中、残り1:23、比江島のスティールからスコットのトランジションでついに同点に追いつくと、川崎佐藤HCはタイムアウトを要求。
残り1:17 川崎のATO。いつものHornsに見せかけた、ジャニングへのSlice STS で3を狙うも外れる。
引き続き宇都宮のATO。Horns Strongから比江島・スコットのchaseへ移行。しかしヒースのブリッツの網にかかり痛恨のTOV。
宇都宮ファウルで川崎のSOB。ここで佐藤HCは最後のオフェンスのためにタイムアウトを使わないという選択を行う。
EOGセットは無いという意味を表すため、宇都宮も対応を模索する。
藤ーカスのPnRに対して、ショットクロックを考え宇都宮はスイッチを選択。ファジーカスのローポストへボールを入れ、ドリブルをした瞬間にスコットがWチーム。 しかしその瞬間に空いたヒースがしっかりとリバウンドポジションに入る。苦しいワンフットフェイダウェイを打たせるもヒースのプットバックから見事スコア。
残り10.4秒2点差を追う宇都宮はタイムアウトを要求。
宇都宮のEOG。やはり最後は比江島を選択。比江島のドライブとスリップ気味のスコットのランによってアウトナンバーに成功するも、まさかのパスミスによりゲームセット。
ある意味劇的な幕切れとなった。
Game2 スタッツ
詳しい用語につきましては下記用語集をご参照ください
宇都宮 | 川崎 | |||
3FG% | ☆ | 44.40% | 42.10% | |
FT% | 75.00% | 77.80% | ☆ | |
2FG% | ☆ | 56.10% | 50.00% | |
PitP% | 44.74% | 51.28% | ☆ | |
SCP% | ☆ | 17.11% | 10.26% | |
SCP Rtg | ☆ | 1.18 | 0.80 | |
FBP% | 11.84% | 12.82% | ☆ | |
2ptA% | ☆ | 65.58% | 59.77% | |
3ptA% | ☆ | 28.79% | 28.39% | |
2pt割合 | ☆ | 60.53% | 51.28% | |
ペリメタ割合 | ☆ | 15.79% | 0.00% | |
3pt割合 | ☆ | 31.58% | 30.77% | |
FT割合 | 7.89% | 17.95% | ☆ | |
FT獲得率 | 13.56% | 30.51% | ☆ | |
eFG% | ☆ | 59.32% | 54.24% | |
ORB% | ☆ | 37.93% | 33.33% | |
OFFRtg | 114.30 | 117.31 | ☆ | |
TS% | ☆ | 60.78% | 58.28% | |
pace | 66.49 | 66.49 | ||
AST% | 52.14% | 64.03% | ☆ | |
HOMEeFG% | 59.32% | ☆ | ||
HOMETS% | 60.78% | ☆ | ||
AWAYeFG | ☆ | 54.24% | ||
AWAYTS% | ☆ | 58.28% | ||
TOV% | ☆ | 24.06% | 16.54% | |
POSSESSION | 66.49 | 66.49 | ||
Shot Chances | ☆ | 78.52 | 77.92 | |
攻撃成功回数 | 62.52 | 66.92 | ☆ | |
AST/ TOV | 1.13 | 2.09 | ☆ | |
TOM | ☆ | 1.125 | 1.111 | |
VPS | ☆ | 107.42 | 106.58 | |
P % | ☆ | 46.62% | 42.11% | |
LiveTOV% | ☆ | 13.54% | 12.03% | |
DeadTOV% | ☆ | 10.53% | 4.51% | |
PfT% | ☆ | 28.95% | 26.92% | |
PfTRtg | ☆ | 2.00 | 1.31 | |
FTD% | 5.63% | 11.84% | ☆ | |
HOMEFT% | 75.00% | ☆ | ||
AWAYFT% | ☆ | 77.80% |
宇都宮 | 川崎 | |||
Opp2ptFG% | ☆ | 50.00% | 56.10% | |
Opp3ptFG% | ☆ | 42.10% | 44.40% | |
OppPitP% | 51.28% | 44.74% | ☆ | |
OppSCP% | ☆ | 10.26% | 17.11% | |
OPPSCP Rtg | ☆ | 0.80 | 1.18 | |
OppFBP% | 12.82% | 11.84% | ☆ | |
Opp2ptA% | ☆ | 59.77% | 65.58% | |
Opp3ptA% | ☆ | 28.39% | 28.79% | |
Opp2pt割合 | ☆ | 51.28% | 60.53% | |
Oppペリメタ割合 | ☆ | 0.00% | 15.79% | |
Opp3pt割合 | ☆ | 30.77% | 31.58% | |
OppFT割合 | 17.95% | 7.89% | ☆ | |
OppFT獲得率 | 30.51% | 13.56% | ☆ | |
OppeFG% | ☆ | 54.24% | 59.32% | |
DRB% | 66.67% | 62.07% | ☆ | |
DFFRtg | 117.31 | 114.30 | ☆ | |
OppTS% | ☆ | 58.28% | 60.78% | |
OppAST% | 64.03% | 52.14% | ☆ | |
HOppeFG% | ☆ | 54.24% | ||
HOppTS% | ☆ | 58.28% | ||
AOppeFG | 59.32% | ☆ | ||
AOppTS% | 60.78% | ☆ | ||
OppTOV% | ☆ | 16.54% | 24.06% | |
OppAST/ TOV | 2.09 | 1.13 | ☆ | |
TDM | ☆ | 1.11 | 1.13 | |
OppPfT% | ☆ | 26.92% | 28.95% | |
OppFTD% | 11.84% | 5.63% | ☆ |
コメント