Bリーグ初年度のシーズンが終了しました。最終節の様子を、チーム平均スタッツと比較しながら分析していきたいと思います。
今節のサンロッカーズ渋谷は敵地で中地区1位の川崎ブレイブサンダースと対戦しました。
BoxScoreはこちら 第1戦 第2戦
サンロッカーズ渋谷 ロスター
# pos 身長
川崎ブレイブサンダース ロスター
# pos 身長
43 永吉佑也 F/C 198
対川崎戦2試合の平均値と比較しています。
1試合平均得点:82.0pts 今季平均:74.8pts
3pt決定率:35.7% 今季平均:33.0%
2pt決定数: 22.5本 今季平均:20.2本
2pt試投数:48.5本 今季平均:42.2本
FT成功数:14.5本 今季平均:10.6本
FT試投数:24.5本 今季平均:15.08本
ファウルオン数:19.5回 今季平均:16.5回
効率性(ポジティブ数値-ネガティブ数値):86 今季平均:84
FG%:42.6% 今季平均:45.4%
OR獲得率(全オフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合):33.66%今季平均:32.56%
DR獲得率全ディフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合):72.31% 今季平均:72.21%
ORtg(100ポゼッションあたりの得点):91.72pts 今季平均:88.27pts
TO%(全オフェンスポゼッションに対するターンオーバー率):10.44% 今季平均:14.25%
【今季平均を下回ったスタッツ】
対川崎戦2試合の平均値と比較しています。
2pt決定率:46.39% 今季平均:47.95%
平均スティール数:7.0本 今季平均:7.83333本
OppTO%(対戦チームのオフェンスに対するターンオーバー率):13.69% 今季平均:15.66%
【今節のサンロッカーズまとめ】
今節のサンロッカーズ渋谷は、FTスタッツ、アシストの割合を大きく下げてしまったものの、ターンオーバーの改善、リバウンドスタッツの向上が見られました。
今回は12点のリードを追いつかれてしまった、第1戦4Qについてみていきたいと思います。
トップのRT選手からエントリー→①伊藤選手へパス→②RT選手が伊藤選手へオンボールスクリーン→③サクレ選手が広瀬選手へバックスクリーン→④広瀬選手がコーナーへ→⑤篠山選手がセンターラインへ寄り、アキ選手もセンターへ寄る
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①伊藤選手はスクリーンを使い、左ミドルレーンへドライブ→②ライアン選手がショウディフェンス→③藤井選手はアンダーを通り伊藤選手へ追いつく→④RT選手はポップし3ptラインへ→⑤ディフェンスがずれた瞬間に伊藤選手がRT選手へパス→⑥野本選手がRT選手へカバーリング→⑦広瀬選手はコーナーへバックカット
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①RT選手はノーマークの広瀬選手へパス→②スパングラー選手が3ptに対してコンテスト→③広瀬選手はシュートフェイクし、ペイントへドリブルペネトレイト→④野本選手、藤井選手、栗原選手がカーバーリングに入りディフェンスが収縮
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ディフェンスが収縮したところで広瀬選手は伊藤選手へパス
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①藤井選手が伊藤選手のマークへ走る→②伊藤選手がカウンタードリブルでペネトレイト→③広瀬選手がリプレース、栗原選手がスイッチ→④スパングラー選手がアキ選手へカバー→⑤野本選手がカバーリング
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①伊藤選手が右ウィングへVカット→②アイラ選手がハイポストフラッシュ→③トップのベンドラメ選手はハイポストのアイラ選手へパス→④アキ選手が左サイドから右サイドへベースラインカット
①伊藤選手がベンドラメ選手へパス→②アイラ選手がオンボールスクリーン→③アキ選手がベースラインへバックカット→④ローポストでシールしているサクレ選手へベンドラメ選手からパス→⑤野本選手がミスマッチのため、ファジーカス選手がダブルチーム
サクレ選手が強引にショット
細かく1play単位で見ていくと実はズレ、ワイドオープンを作れていることがわかります。
例え川崎のディフェンスといえども、コミュニケーションと対川崎用の修正で攻略は十分に可能だと言えるでしょう。
なんと、CS5/13日が今年10回目の川崎戦となります。日本で一番川崎ブレイブサンダースを知るチームとして今年一番のアップセットを見せてくれると信じています。
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