※執筆時点では開幕前ということで何卒お許しください(2022/10/4追記)
今回は、怪我から復帰しフルメンバーとなった琉球ゴールデンキングスを分析します!
※スタッツの計算式は BasketBallReference 参照
所属選手 & 21-22シーズンスタッツ
※eFG%・・・3ptMadeを1.5倍の価値置き直して計算した、実質シュート決定率
※TS%・・・フリースローも加味した実質シュート決定率。選手が1点取る確率
※得点期待値・・・その選手でオフェンスが終了した(TOV/FT含む)際に獲得できる得点。1を超える選手は貴重。
※USG%・・・その選手で攻撃が終わった割合(数値が高い=エースの選手)
選手 | MINPG | PPG | 3FG% | FT% | 2FG% | eFG% | TS% | USG% | 得点期待値 | FTD% |
アレン・ダーラム | 24.2 | 14.9 | 32.3 | 77.7 | 57.26% | 56.22% | 61.16% | 15.05% | 1.081 | 15.27% |
ジャック・クーリー | 23.5 | 13.1 | 0 | 68.2 | 60.13% | 59.74% | 62.08% | 12.56% | 1.096 | 14.15% |
松脇圭志 | 21.6 | 7.3 | 34.3 | 72.4 | 51.59% | 51.46% | 52.44% | 9.59% | 0.917 | 3.27% |
コー・フリッピン | 20.5 | 7.5 | 32.7 | 52.9 | 49.17% | 49.14% | 50.22% | 9.32% | 0.846 | 8.09% |
小野寺祥太 | 13.2 | 3.5 | 39.2 | 83.3 | 45.16% | 52.84% | 55.42% | 3.62% | 0.957 | 6.97% |
岸本隆一 | 21.6 | 9.5 | 38.4 | 85.3 | 46.22% | 54.43% | 56.93% | 10.81% | 0.995 | 6.52% |
今村佳太 | 25.5 | 10.5 | 37.1 | 71.6 | 41.63% | 49.63% | 51.09% | 13.24% | 0.915 | 5.12% |
牧隼利 | 21.9 | 5.5 | 37.1 | 71.4 | 56.72% | 56.20% | 57.63% | 3.44% | 0.987 | 4.30% |
ジョシュ・ダンカン | 24.9 | 13.2 | 50.6 | 81.7 | 58.39% | 62.09% | 65.91% | 13.30% | 1.156 | 12.79% |
松本礼太 | 9 | 1.9 | 21.7 | 66.7 | 35.29% | 33.75% | 35.09% | 0.97% | 0.613 | 3.19% |
田代直希 | 23 | 6.3 | 38.7 | 77.8 | 52.63% | 56.00% | 58.38% | 1.44% | 0.901 | 7.34% |
渡邉 飛勇 | DNP | |||||||||
ジェイ・ワシントン | 13 | 1.56 | 13 | 100 | 60.00% | 30.00% | 33.52% | 0.53% | 0.541 | 4.21% |
合計 | 94.76 | 94% | ||||||||
平均 | 7.90 | 36.7% | 74.2% | 53.9% | 54.32% | 57.04% | 0.92 | 7.60% |
超個人的注目選手
◼︎田代 直希選手
20-21季には3pt試投も決定率も上昇し決定率は41%を記録。ドライブに磨きをかけ、ペイントエリアでのショットが激増しています。2pt175本のうち141本がペイントでのショットで、そのうち81本決めています。eFG%はキャリアハイの57%。そしてアシストとなったポゼッションの割合もキャリアハイを更新しました。
怪我により10試合の出場となった21-22季も、3pt決定率は38.7%、ペイントエリア内決定率は57.1%、アシストポゼッション割合はさらに伸びており健康状態さえ良好であれば、キャリアハイのシーズンをおくることでしょう
■コー・フリッピン
正PGであった並里選手の移籍により、スターターPGになることが予想されるフリッピン選手。
(実際プレシーズンではスターターであった。)
21-22季はプレイのインパクトに比べ得点期待値は意外に低く、オフェンスでは効率が高いとは言いにくいものの、その真髄はディフェンスにあります。相手の起点を自由にさせないことによってクロックを削り、時にはエースキラーとしてオプションを崩すことで琉球のペースを作ってくれることでしょう。
■今村佳太
忘れもしない18-19季チャンピオンシップ。当時最強を誇っていたアルバルク東京を相手に特別指定選手でありながら2桁得点をあげ度肝を抜かれた選手でした。
21-22季には、スターターに定着しUSG13%(その選手で攻撃が終わったポゼッションの割合が13%)はなんとジャッククーリー選手よりも多い数値。押しも押されぬ日本人エースへ成長しました。
今村選手のAllen Iverson カットから繰り出される「K.Iカット」はあまりにも有名。
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