今シーズンのスケジュールも約半分を消化しました。後半戦に向けて
Bリーグ公式から発表されているスタッツやアドバンスドスタッツを中心にでチームの現状を分析していきたいと思います。
※各スタッツの計算式は BasketBallReference 参照
二回目の分析となります、現在西地区4位琉球ゴールデンキングス
今回はPart2ということで、前回のブログ
と関連が強い内容となっています。前回紹介した内容については省略している部分もありますので比較しながら見てみてください
身長
7 レイショーン・テリー 32 F 202
平均身長189.2cm。 11月にレイショーン・テリー選手が加入
【上位スタッツ】
平均観客動員数:3392人 B1全体4位 B1平均:2725人
PACE(マイボールから、シュートを1本打つまでの攻撃回数):76.43回 B1全体1位 B1平均:72.91
リーグ下位6位以内にランクされているスタッツ
3pt決定率:30.66%
B1全体16位 B1平均:33.80%1試合平均TO数:13.34回 B1全体16位 B1平均:12.02
OR獲得率(全オフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合):25.94% B1全体17位 B1平均:29.99%
TORtg(100ポゼッション当たりのターンオーバー数):15.38回 B1全体14位 B1平均:14.25回
eFG%(3Pの価値を高めFG%へ反映させた、実質シュート決定率):46.74% B1全体16位 B1平均:49.28%
TS%(フリースローを含めた、チームのの得点機会に対する得点率):51.04% B1全体14位 B1平均:52.58%
AS%(チームのシュート成功数に対する、アシストの割合):34.13% B1全体13位 B1平均:37.12%
ホームゲームeFG%:45.80% B1全体16位 B1平均:49.19%
~15試合の時点から、3ランク以上上昇したスタッツ
DR獲得率(全ディフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合) :B1全体14位→ B1全体11位
~15試合の時点から、3ランク以上下降したスタッツ
1試合平均失点:B1全体9位 → B1全体12位
TORtg(100ポゼッション当たりのターンオーバー数):B1全体10位 → B1全体14位
AS%(チームのシュート成功数に対する、アシストの割合):B1全体9位 → B1全体13位
【スタッツで観る注目選手】

喜多川修平
12.9pts 2.6reb 0.6ast 0.7stl 0.2blk
3pt37%,2pt47%は平均以上をキープしつつ、FTは90%リーグNo2。
リバウンドもガードの選手ながら三本近く獲得するなど、オフェンスリーダとして活躍しています。

ラモント・ハミルトン
12.9pts 6.7reb 3.0ast 0.9stl 0.9blk
得点能力やリバウンド能力はビッグマンの平均的な数値ですが、アシストやディフェンスなど献身的なプレーが目立つ選手で個人DRtgはチーム最小を記録しています。
【スタッツで観るチームの特徴】
トップの岸本選手からエントリー→後続のマクヘンリー選手へパス→岸本選手は右のコーナー喜多川選手へダウンスクリーン→同時に波多野選手と選手が左コーナーでオフボールスクリーン→喜多川選手がベースラインへカット→スクリナーの岸本選手は→エルボーのマクヘンリー選手へ向かいハンドオフ&スクリーン→五十嵐選手がスクリーンにかかり、ガードナー選手がカバー→マクヘンリー選手は空いた右のミドルレーンへロールプレイ→岸本選手がマクヘンリー選手へパスフェイク→ガードナー選手がフェイクにかかったことを確認してジャンプシュート
【第4Q残り6:24】
渡辺選手が右のウィングでボールキープ→テリー選手が田代選手へダウンスクリーン→田代選手がトップヘ走り、渡辺選手からボールを受ける→スクリナーのテリー選手がオンボールスクリーンへ→渡辺選手がコーナーへ走る田代選手がピックを使いドリブル→田代選手がロールしたテリー選手へパス→マクヘンリー選手が右のローポスト、渡辺選手が右のミドルポストへ入りディフェンスを撹乱→両選手へディフェンスの意識が向いた瞬間にテリー選手がペネトレイト&フローターシュート
これらのプレーのようにダウンスクリーンからトップへボールを動かし、ペイントを広く開けてアタックをするプレーが起点となっています。
気になる数値としては、3p決定率とターンオーバーとが挙げられます。ターンオーバーについては、先にもあるようにオフェンスがスピーディーで同じ場所にとどまることが殆どありません。つまりパスのチャンスは一瞬しかなく意思の疎通が少しでも乱れてしまうとパスミスにつながってしまいます。裏を返せばそれらの意思疎通が取れれば理想的なパスバスケットが実現できるとも言えるためチームケミストリーとパサーの広い視野が確保できれば効率的なバスケットを行うことができるでしょう。
3p決定率については、もしリーグ平均値まで戻すことができれば1試合換算約2本 ORtg換算で2~3pの上昇につながります。そうするとNetRtgも約3ptsとなり統計上勝率6割に届くチームへと成長すしワイルドカード圏内に入ることができるのではないでしょうか。
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