Bリーグ公式から発表されているスタッツやアドバンスドスタッツを元に、ハッスルプレイやオフボールの動きなど数字に表れないものは考えず、数字のみでチームを分析していきたいと思います。
※各スタッツの計算式は BasketBallReference 参照
北海道札幌市をホームタウンとする、東地区所属レバンガ北海道
現在のロスター
# 年齢 pos 身長
上位8位以内にランクされているスタッツ
シュート決定率(FG%) :
43.54% B1全体7位 B1平均:43.77%1試合平均スティール数:7.4本 B1全体4位 B1平均:6.5本
フリースロー決定率:76.71% B1全体2位 B1平均:72.10%
1試合平均アシスト数:15.1本 B1全体4位 B1平均:13.2本
AS%(チームのシュート成功数に対する、アシストの割合):45.09% B1全体3位 B1平均:37.12%
【下位スタッツ】
下位6位以内にランクされているスタッツ
1試合平均得点:70.4pts B1全体16位 B1平均76.20pts
1試合平均失点:80.1pts B1全体16位 B1平均76.10pts
平均3pt成功数:4.9本 B1全体18位 B1平均:7.2本
3Pt決定率:30.95% B1全体15位 B1平均33.80%
対戦相手のeFG%(対戦相手の平均eFG%) : 51.65% B1全体17位 B1平均:49.42%
1試合平均リバウンド本数: 33.7本 B1全体18位 B1平均:38.4本
1試合平均TO数:13.7本 B1全体18位 B1平均:12.00本
OR獲得率(全オフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合) :26.04% B1全体16位 B1平均30.00%< br />DR獲得率(全ディフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合):67.13% B1全体15位 B1平均69.90%
ORtg(100ポゼッション当たりの失点):85.5pts B1全体14位 B1平均:90.2pts
DRtg(100ポゼッション当たりの失点):93.7pts B1全体16位 B1平均:90.4
TS%(フリースローを含めた、チームのの得点機会に対する得点率):50.12% B1全体12位 B1平均:52.58%
ホームゲームeFG%: 46.1% B1全体15位 B1平均:49.19%
【スタッツで観る注目選手】
ダニエル・ミラー
14pts 8.2reb 1.8ast 1.2stl 1.9blk
オフェンスでの活躍もありますが、オンコート時のディフェンスに対する影響力が大きくチーム最少のDRtgを維持しています。
【スタッツで観るチームの特徴】
現時点での北海道は、突出したプレーヤーはいないものの、ボールを動かしよりイージーな2ptシュートを選択する組織的なセットオフェンスを主体としたチームであると言えるでしょう(ホーンズセットからのスタートが多くみられます)。
攻撃においてはオフボールスクリーンやカッティングに対するパス供給が多くペイントとその付近で確実に得点を重ねています。
【ex:12/31対琉球戦第3Q残り7分25秒】
右のウィングからエントリー(桜井選手)→トップの松島選手がパスを受ける→右のエルボーでミラー選手がスクリーンをセット→
【ex:12/31対琉球戦第3Q残り4分10秒】
オフェンスの形や決定率についてはリーグでも上位に位置していますが、ディフェンスやターンオーバーの数値がリーグの中でも低迷しているところが気になります。
ディフェンスにおいてはヘルプディフェンスの遅れと、ブリッツした後の戻りやカバーリング不足が目立ちます。1点目のヘルプについては、特に二人のディフェンスの間をガードの選手にカットインされた際に遅れてしまいイージーに得点されたり、
2点目については特にソープ選手がブリッツした際に元々のスクリナーへのディフェンスの戻りが遅くオープンなビッグマン(ソープ選手がディフェンスしていた)へパスが通り失点してしまいます。ブリッツに行った場合、空いたビッグマンを他の選手がカバーする必要があるため相互に補うことが出来ればと思います。
今シーズンのレバンガはロスター7人という危機的な状況を経験し、そこから脱することが出来たチームです。元々はNBL時代からの強豪で地力は高いチームですので、ゾーンDの確認やディフェンスローテーションさえ修正ができれば今後存在感を増すことが出来るのではないでしょうか
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