今回は、一早い大幅補強でワクワクが止まらない広島ドラゴンフライズです。
※スタッツの計算式は BasketBallReference 参照
所属選手 & 19-20シーズンスタッツ
※eFG%・・・3ptMadeを1.5倍の価値置き直して計算した、実質シュート決定率
※ORB%・・・オフェンスリバウンドシチュエーションにおいて、獲得できた割合
※DRB%・・・ディフェンスリバウンドシチュエーションにおいて、獲得できた割合
※TS%・・・フリースローも加味した実質シュート決定率。選手が１点取る確率
※得点期待値・・・その選手でオフェンスが終了した(TOV/FT含む)際に獲得できる得点
※USG%・・・その選手で攻撃が終わった割合（数値が高い＝エースの選手）
| 選手 | PPG | 3FG% | FT% | 2FG% | eFG% | TS% | ORB% | DRB% | USG% | 得点期待値 |
| グレゴリー・エチェニケ | 17.1 | 0.0% | 74.1% | 62.2% | 62.0% | 66.5% | 9.7% | 18.9% | 18.8% | 1.15 |
| トーマス・ケネディ | 16.3 | 38.5% | 83.0% | 50.4% | 53.5% | 56.0% | 1.7% | 10.1% | 19.3% | 1.01 |
| アイザイア・マーフィー | 9.5 | 31.0% | 68.2% | 44.3% | 45.1% | 48.5% | 0.8% | 6.7% | 14.7% | 0.82 |
| 朝山 正悟 | 8.7 | 40.1% | 87.0% | 47.6% | 54.1% | 57.4% | 0.8% | 5.5% | 11.1% | 0.99 |
| 柳川 幹也 | 1.2 | 30.0% | 0.0% | 50.0% | 45.8% | 45.8% | 0.1% | 0.3% | 0.5% | 0.58 |
| 寺嶋 良 | 8.1 | 31.3% | 80.9% | 48.1% | 47.8% | 51.8% | 1.3% | 5.2% | 11.8% | 0.89 |
| 辻 直人 | 9.1 | 35.0% | 80.6% | 50.0% | 51.9% | 55.8% | 1.0% | 3.3% | 11.8% | 0.97 |
| 青木 保憲 | 1.7 | 35.0% | 91.7% | 47.1% | 49.1% | 54.0% | 0.1% | 0.7% | 1.6% | 0.85 |
| チャールズ・ジャクソン | 15.6 | 0.0% | 56.8% | 66.0% | 65.9% | 65.6% | 9.9% | 16.1% | 16.5% | 1.11 |
| ニック・メイヨ | 21.5 | 41.8% | 82.2% | 56.0% | 57.5% | 60.9% | 6.1% | 15.3% | 22.0% | 1.11 |
| 船生 誠也 | 3.8 | 39.7% | 76.1% | 44.1% | 50.0% | 54.3% | 1.6% | 3.3% | 5.1% | 0.83 |
| 総合 | 112.6 | 133.2% | ||||||||
| 平均 | 10.24 | 29.3% | 71.0% | 51.4% | 53.0% | 56.1% | 3.0% | 7.8% | 12.6% | 0.94 |
３FG％が29%と低く見えますが、3５％を超える選手が6人を擁し、０％の選手を除くと平均35%と強力な3ptチームに変貌します。
試投0本0%の柳川選手を除くとFT%が78%まで上昇します。
エース級選手を補強した関係でUSG%が133%となっており、選手のタイムマネジメントがカギになります。
超個人的注目選手
◼︎朝山 正悟
広島で７年目を迎えるベテランでありながら、55試合出場・33試合スターターの鉄人。
得点期待値は日本人選手トップの0.99。3ptを5/7や6/6で決めるゲームもあり、決定率は堂々の40%。辻選手の加入によりプレイタイムの減少は予想されるものの、ベンチから朝山選手が出てくる恐ろしさは拭えません。
◼︎カイル・ミリング
選手ではなくHCの登場。実は日本の実業団でのプレイ経験を持つアメリカ出身のHC。
公式サイト（http://www.kylemilling.com/）
によると、
「統計目標として、ディフェンス指標、リバウンド数、平均アシスト数の3つ領域を重視する。この3つの指標は選手の才能に依存した数字ではなく、チームの勝利に対する執念、アグレッシブな姿勢、選手のプライドが表れている。」
という哲学を持っており、
昨季は横浜のDFFRTGを109点から102点まで急上昇させた実績を持ちます。
後述の通り、ディフェンスとリバウンドに苦しんだ広島にとって完璧な人選ではないでしょうか。
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