今シーズンのスケジュールも約半分を消化しました。後半戦に向けて
Bリーグ公式から発表されているスタッツやアドバンスドスタッツを中心にでチームの現状を分析していきたいと思います。
※各スタッツの計算式は BasketBallReference 参照
二回目の分析となります、現在中地区2位川三遠ネオフェニックス
今回はPart2ということで、前回のブログ
と関連が強い内容となっています。前回紹介した内容については省略している部分もありますので比較しながら見てみてください
身長
1 大石慎之介 28 G 174
2 ロバート・ドジャー 31 F 206
7 ジョシュ・チルドレス 33 F 203
平均身長187.7cm。リチャードロビー選手が退団し、ジョシュチルドレス選手が入団
【上位スタッツ】
1試合平均得点:76.2pts B1全体8位 B1平均76.19pts
B1全体5位 B1平均7.21本
平均3pFG%:36.46% 全体3位 B1平均:33.8%
シュート決定率:
45.61%
全体4位
B1平均:43.77%
対戦相手のeFG%:47.32% 全体3位
B1平均:49.42%
1試合平均Efficiency(ポジティブスタッツ – ネガティブスタッツ):
84.8
B1全体7位 B1平均:83.93
1試合平均TO数:11.76
回 B1全体6位 B1平均:12.02
1試合平均アシスト数:14.55
回 B1全体5位 B1平均:13.21
DR獲得率(全ディフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合):73.85% B1全体4位 B1平均:69.90%
ORtg(100ポゼッション当たりの失点):92.77pts
B1全体7位 B1平均:90.21pts
NetRtg (Ortg-Drtgの差分):2.9 B1全体7位 B1平均:-0.19
TORtg:14.31回
B1全体8位 B1平均:14.25回
eFG%(3Pの価値を高めFG%へ反映させた、実質シュート決定率):51.85%
B1全体4位 B1平均:49.28%
TS%(フリースローを含めた、チームのの得点機会に対する得点率)
:54.13% B1全体5位 B1平均:52.58%
AS%(チームのシュート成功数に対する、アシストの割合):41.16% B1全体5位
B1平均:37.12%
ホームゲームeFG%: 52.71%
B1全体4位 B1平均:49.19%
ホームゲームTS%:55.01
% B1全体4位 B1平均:52.60%
アウェイゲームeFG%:
51.03% B1全体7位 B1平均:49.63%
アウェイゲームTS%:
53.50% B1全体7位 B1平均:52.60%
【下位スタッツ】
リーグ下位6位以内にランクされているスタッツ
B1全体16位 B1平均:16.10回
1試合平均スティール数:4.7回 B1全体17位 B1平均:6.54回
フリースロー決定率:67.74% B1全体16位 B1平均:72.16%
平均観客動員数:2289人
B1全体13位 B1平均:2725人
【ランクアップスタッツ】
~15試合の時点から、3ランク以上上昇したスタッツ
平均観客動員数
:B1全体13位
B1全体10位
【ランクダウンスタッツ】
~15試合の時点から、3ランク以上下降したスタッツ
1試合平均FT試投数:全体11位→ B1全体16位
1試合平均リバウンド数:全体7位→ 全体11位
:
B1全体3位→ B1全体9位
【スタッツで観る注目選手】
ロバート・ドジャー
16.7pts 8.3reb 1.7ast 0.8stl 1.0blk
USG30% TS58% オンコート時のファーストオプション&ポイントリーダーで、オフェンスの印象が強いですが、インサイド、アウトサイド関わらないディフェンスが持ち味の選手で、個人のDrtgはチーム最小を記録しています。
田渡修人
10.4pts 2.8reb 1.8ast 0.7stl 0.1blk
日本人選手唯一の2桁得点選手。持ち味はリーグNo1の決定率を誇る3ptで平均50%を誇っています。
リーグトップクラスのシュート確率(eFG65%)と効率性から個人のORtgはチーム最多106pts
【スタッツで観るチームの特徴】
前半戦の三遠ネオフェニックスは、攻守共に高い次元でバランスが良く、個々の能力も去ることながらチームOFF・DFFを展開するチームと言えます。
今季中盤戦にかけては若干オフェンシブチームへと転換しているきらいがあります。
オフェンスではチルドレス選手オフコート・オンコートの状況に応じてパターンを変えています。
オフコート時には、ドリブルからパスの展開を主体としたチームオフェンスを持ち味としています。
【1/21 京都戦第3Q残り4:52】
ウイング岡田選手からトップ太田選手へエントリー→太田選手はアンダーから右のウィングへ走った鈴木選手へパス→ペイント中央で、ドジャー選手へ鹿野選手がフレックススクリーン→鹿野選手が太田選手のスクリーンを利用してトップへ行き、鈴木選手からパスを受ける→太田選手ノーチャージエリアでシール→鹿野選手がウイングで待つ岡田選手へパス→ボールを受けた岡田選手カウンタードリブルで左エルボーからペイントへ侵入→カバーディフェンスを確認して岡田選手からコースを開けるためにショートコーナーへ開いた太田選手へパス→太田選手シュート
【1/21 京都戦第4Q残り7:50】
左ウィングの並里選手とドジャー選手のハンドオフスクリーン→並里選手エンドラインへドライブ→左エルボーの田渡選手へパス→田渡選手はアシャオル選手のスクリーンを利用してドライブ→ポップしてフリーになったアシャオル選手へパス→アシャオル選手ドライブからショートフックシュート
チルドレス選手がオンコートの際には、トップや左ウィングからのペネトレイト→カバーディフェンスに対するユーロステップからファールをもらいつつシュートを放つパターンが増えています。このパターンの増加に伴い、オフェンシブスタッツの上昇が見られています。
ディフェンスにおいても、チームディフェンス主体でありディナイディフェンスはほとんど見られません。3Pラインのコンテストとドライブを警戒したディフェンスを展開しています。
その戦術のなかでドライブを警戒しカバーリングを重視するあまり、広いスペースでのピックアンドロールやペリメータでのビッグマンのポップへ対応しきれていないシーンも見受けられ若干もったいない失点があります。(1/21京都戦では、佐藤選手のペリメータジャンパーや、コッツァー選手のロールプレイなど)
その他の不安要素としてはチルドレス選手のFT63.8%がありますが、点数としては±1.5ptsの差でしかなく大勢に影響はないでしょう
激戦の中地区において2位の順位をキープしている三遠ですが、NetRtgを基準に考えると勝率6割は超えてくることはほぼ間違いなく、ポストシーズンを完全に射程に捉えているチームと言って間違いはないでしょう。
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