Bリーグ開幕シーズンが終了しました。
チャンピオンシップの只中ではありますが、今シーズンの総括として
チームスタッツのランキングを基本スタッツとアドバンスドスタッツ を交えて簡単な説明と共にご紹介したいと思います。
※スタッツの計算式は BasketBallReference 参照
赤文字のチームはリーグ上位8位以内
黒文字のチームはリーグ中位9〜12位
青文字のチームはリーグ下位13〜18位
平均得点(pts)
1試合における平均得点。PACEスタッツに大きく左右される数値であるため、チームのオフェンス力の指針としては若干信憑性が足りない。
1位川崎 84.28 pts
2位三河 82.27 pts
3位千葉 82.25 pts
4位東京 81.40 pts
5位栃木 80.48 pts
6位新潟 77.73 pts
7位名古屋 77.32 pts
8位三遠 76.35 pts
9位富山 75.89 pts
10位琉球 75.60 pts
11位滋賀 74.85 pts
12位渋谷 74.80 pts
13位京都 74.78 pts
14位大阪 74.70 pts
15位北海道 73.68 pts
16位横浜 72.82 pts
17位秋田 70.40 pts
18位仙台 67.53 pts
平均 76.51 pts
2PT平均成功数(本)
一試合平均2pt成功数
1位栃木 25.03 本
2位三河 24.85 本
3位川崎 24.20 本
4位北海道 22.63 本
5位富山 22.50本
6位横浜 22.13 本
7位東京 21.93 本
8位三遠 21.85 本
9位新潟 21.80 本
10位京都 21.75 本
11位琉球 21.25 本
12位仙台 21.02 本
13位千葉 20.82 本
14位渋谷 20.25 本
15位滋賀 20.08 本
16位名古屋 20.05 本
17位大阪 19.83 本
18位秋田 18.77 本
平均 21.71 本
3PT平均成功数(本)
一試合平均3pt成功数
1位千葉 9.45 本
2位名古屋 8.12 本
3位滋賀 8.05 本
4位東京 7.93 本
5位渋谷 7.90 本
6位大阪 7.87 本
7位秋田 7.58 本
8位川崎 7.30 本
9位三遠 7.23 本
10位琉球 6.90 本
11位新潟 6.80 本
12位三河 6.75 本
13位京都 6.32 本
14位富山 6.02 本
15位栃木 5.95 本
16位横浜 5.80 本
17位仙台 5.42 本
18位北海道 5.42 本
平均 7.04 本
FG%
FieldGoal%。
2ptと3ptシュート決定数を2ptと3ptシュートの試投数で割り算した、チームのシュート決定率。
基本的に3ptシュートのほうが難易度が高いため3pt試投数が多いチームほど数値が下がる傾向にあり、数値と得点の相関が見えない事が多い。
1位川崎 48.42%
2位三河 47.99%
3位千葉 46.07%
4位三遠 45.14%
5位東京 44.63%
6位栃木 44.19%
7位京都 44.06%
8位北海道 44.06%
9位横浜 43.78%
10位滋賀 43.22%
11位新潟 43.00%
12位名古屋42.66%
13位渋谷 42.54%
14位琉球 42.53%
15位秋田 42.47%
16位大阪 42.26%
17位富山 41.52%
18位仙台 39.27%
平均 43.77%
3PTFG%
今シーズンのチーム3pt決定率
1位三河 37.82%
2位川崎 36.74%
3位大阪 35.78%
4位千葉 35.55%
5位東京 35.21%
6位三遠 34.47%
7位秋田 34.24%
8位京都 33.90%
9位北海道 33.85%
10位滋賀 33.82%
11位名古屋 33.49%
12位新潟 33.33%
13位渋谷 33.01%
14位琉球 32.88%
15位栃木 32.10%
16位横浜 31.49%
17位富山 31.47%
18位仙台 27.17%
平均 33.69%
今シーズンのチーム2pt決定率
2位千葉 53.22%
3位三河 51.77%
4位三遠 50.29%
5位東京 49.42%
6位横浜 48.77%
7位滋賀 48.63%
8位栃木 48.53%
9位京都 48.26%
10位名古屋 47.97%
11位渋谷 47.95%
12位北海道 47.48%
13位新潟 47.27%
14位秋田 47.03%
15位琉球 47.01%
16位大阪 45.52%
17位富山 45.39%
18位仙台 44.35%
FT獲得率
2位京都 27.16%
3位新潟 27.09%
4位東京 26.95%
5位横浜 26.10%
6位栃木 26.05%
7位千葉 26.03%
8位名古屋 25.90%
9位三河 25.77%
10位北海道 24.87%
11位富山 24.81%
12位琉球 24.45%
13位大阪 24.38%
14位三遠 24.11%
15位秋田 23.82%
16位渋谷 22.80%
17位滋賀 22.45%
18位仙台 19.71%
平均FTA(本)
FreeThrowAttempt
1試合平均フリースロー 試投数
1位川崎 18.5 本
2位栃木 18.26 本
3位東京 18.03 本
4位新潟 18.01 本
5位京都 17.30 本
6位千葉 17.10 本
7位名古屋 17.1 本
8位富山 17.04 本
9位三河 16.96 本
10位横浜 16.65 本
11位琉球 16.18 本
12位大阪 15.98 本
13位北海道 15.83 本
14位三遠 15.53 本
15位渋谷 15.08 本
16位秋田 14.78 本
17位滋賀 14.61 本
18位仙台 13.26 本
平均 16.46 本
FT%
FreeThrow%
今シーズンのフリースロー決定率
成功数/試投数。平均が70%以下になってしまうと、2ptシュートよりも得点期待値が下がってしまうため要注意です。
1位北海道 76.84%
2位琉球 76.62%
3位新潟 76.23%
4位東京 76.16%
5位川崎 75.59%
6位名古屋 75.24%
7位富山 75.20%
8位三河 72.59%
9位滋賀 72.06%
10位千葉 71.73%
11位大阪 71.53%
12位京都 71.29%
13位三遠 70.49%
14位渋谷 70.28%
15位仙台 69.72%
16位栃木 68.80%
17位秋田 68.43%
18位横浜 66.97%
平均 72.54%
平均アシスト数
1試合平均アシスト数。
1位川崎 17.71 本
2位栃木 16.48 本
3位北海道 16.08 本
4位千葉 15.316本
5位渋谷 14.51本
6位三河 14.46本
7位三遠 14.26本
8位富山 13.36本
9位東京 13.05本
10位滋賀 12.95本
11位琉球 12.85本
12位大阪 12.61本
13位京都 12.53本
14位横浜 12.50本
15位新潟 12.13本
16位秋田 12.05本
17位名古屋 11.78本
18位仙台 10.50本
平均 13.62
AST%
Assist%
すべてのシュート成功に対するアシストの割合。
この数値が大きいチームは、パッシングオフェンス主体であることを表し、小さいチームは1on1を主体とするチームであることがわかります 。
1位北海道 46.14%
2位川崎 44.90%
3位栃木 42.44%
4位渋谷 41.91%
5位千葉 40.71%
6位三遠 39.89%
7位滋賀 37.63%
8位富山 37.27%
9位三河 37.19%
10位秋田 36.84%
11位琉球 36.60%
12位大阪 36.49%
13位横浜 35.62%
14位京都 35.30%
15位東京 34.69%
16位新潟 33.38%
17位名古屋 33.17%
18位仙台 32.67%
平均 37.94%
OR(オフェンスリバウンド)獲得率
全オフェンスリバウンドシチュエーションにおけるオフェンスリバウンド獲得割合。フリースローのシチュエーションがあるため、味方のシュート本数ではなく、味方のオフェンスリバウンド本数と対戦相手のディフェンスリバウンド本数より算出
1位栃木 38.18%
2位三河 35.83%
3位渋谷 32.55%
4位富山 31.81%
5位川崎 31.75%
6位千葉 31.70%
7位秋田 31.58%
8位大阪 30.29%
9位仙台 29.24%
10位北海道 29.05%
11位京都 28.57%
12位東京 27.82%
13位横浜 27.02%
14位琉球 26.96%
15位滋賀 26.14%
16位名古屋 26.05%
17位新潟 26.00%
18位三遠 24.02%
平均 29.70%
ORtg(pts)
OffensiveRating
100ポゼッション当たりの得点数 。1ポゼッションは、マイボールになってからのオフェンスのことを表し、オフェンスリバウンドを獲得した場合も1ポゼッションと換算する。オフェンスはターンオーバーで終わる場こともあるため、ターンオーバーが少なく、シュート成功率が高いチームは数値が高くなる傾向があります。
100ポゼッションを基準にすることにより、1試合のポゼッション数が多い(速攻主体)チームとポゼッション数が少ない(ハーフコートオフェンス主体)チームを同列で比較することが出来るため、平均得点数よりも実際のオフェンス力を反映した数値と言えます。
1位川崎 99.82 pts
2位三河 98.08 pts
3位東京 97.58 pts
4位千葉 97.03 pts
5位三遠 92.44 pts
6位名古屋 91.80 pts
7位新潟 91.76 pts
8位栃木 91.38 pts
9位滋賀 89.82 pts
10位京都 89.66 pts
11位琉球 88.28 pts
12位渋谷 88.27 pts
13位横浜 88.15 pts
14位北海道 87.95 pts
15位大阪 87.91 pts
16位秋田 86.09 pts
17位富山 85.76 pts
18位仙台 78.84 pts
平均 90.59 pts
eFG%
effectiveFieldGoal%(実質シュート成功率)
FG%でも記述しましたが、3ptシュートを多用するチームはFG%が低く印象付けられてしまうことを是正するために近年生まれた指標 。3ptシュートの成功は2ptシュートの成功よりも1.5倍の価値をもつことを通常のFG%に上乗せした数値
詳しくは、 敬愛する佐々木クリスさんの記事 を是非読んで見てください。
1位川崎 54.04%
2位千葉 53.26%
3位三河 53.11%
4位三遠 50.75%
5位東京 50.56%
6位滋賀 49.40%
7位京都 49.02%
8位名古屋 48.80%
9位秋田 48.58%
10位渋谷 48.5%
11位栃木 48.43%
12位横浜 48.33%
13位北海道 48.31%
14位大阪 48.26%
15位新潟 48.11%
16位琉球 47.75%
17位富山 45.90%
18位仙台 43.29%
平均 49.13%
TS%
TrueShooting
2pt3ptとFTも加味した得点効率の指標で、FTを含めた全得点機会に対する得点確率。この数値が大きいチームはシュートセレクションがいいことがわかり、逆に低いチームは難しい態勢でのシュートや囲まれながらの無理なシュートが多い傾向にあります。
1位川崎 57.72%
2位千葉 56.29%
3位三河 56.23%
4位東京 54.51%
5位三遠 53.68%
6位名古屋 52.68%
7位京都 52.56%
8位滋賀 52.43%
9位新潟 52.34%
10位北海道 52.28%
11位琉球 51.68%
12位栃木 51.61%
13位大阪 51.57%
14位渋谷 51.48%
15位秋田 51.46%
16位横浜 51.31%
17位富山 49.90%
18位仙台 46.24%
平均 52.55%
PACE(回)
ディフェンスからマイボールになってから、1本シュートを打つorターンオーバーで攻撃が終わるまでの1試合の純粋な攻撃回数(オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスは含まない)。
この数値が大きいチームは速攻主体、小さいチームはハーフコートオフェンスが主体であることがわかり、チームのスタイルを表します。
そのためチームの優劣や勝率とは直接相関はない数値と言えます。
1位富山 75.53 回
2位琉球 75.19 回
3位新潟 74.44 回
4位名古屋 73.96 回
5位三遠 73.56 回
6位仙台 73.28 回
7位滋賀 73.29 回
8位北海道 73.17 回
9位川崎 73.08 回
10位大阪 72.92 回
11位千葉 72.83 回
12位東京 72.60 回
13位栃木 72.50 回
14位京都 72.40 回
15位横浜 72.27 回
16位渋谷 71.90 回
17位三河 70.87 回
18位秋田 70.42 回
平均 73.02 回
Posession(回)
ポゼッションとは、ボールを保有する権利のこと。シュートを決めるか、ディフェンスリバウンドを獲る、もしくはターンオーバーをする事でチーム間を移ります。
ペースは純粋な攻撃回数であることに対してポゼッションは、オフェンスリバウンドを獲りセカンドチャンスを作った場合にも1ポゼッションとしてカウントされます。
基本的にpaceと相関しますが、オフェンスリバウンド獲得率が高いチームも上位に入る傾向があります
1位栃木 88.07 回
2位富山 87.29 回
3位琉球 85.86 回
4位仙台 85.65 回
5位大阪 84.97 回
6位千葉 84.77 回
7位渋谷 84.74 回
8位新潟 84.71 回
9位川崎 84.44 回
10位名古屋 84.22 回
11位三河 83.88 回
12位北海道 83.78 回
13位東京 83.42 回
14位京都 83.41 回
15位滋賀 83.34 回
16位横浜 82.61 回
17位三遠 82.60 回
18位秋田 81.77 回
平均 84.42
HOMEeFG%
ホームゲームにおいての実質シュート成功率。
1位千葉 54.24%
2位川崎 53.98%
3位三河 51.89%
4位三遠 51.56%
5位京都 50.92%
6位滋賀 50.07%
7位東京 49.37%
8位栃木 49.12%
9位秋田 48.92%
10位名古屋 48.85%
11位渋谷 48.73%
12位北海道 48.56%
13位横浜 47.90%
14位大阪 47.74%
15位新潟 46.95%
16位琉球 46.89%
17位富山 45.71%
18位仙台 43.72%
平均 49.17%
HOMETS%
ホームゲームにおける、得点効率
1位川崎 57.78%
2位千葉 57.04%
3位三河 55.18%
4位三遠 54.60%
5位京都 54.41%
6位東京 53.30%
7位滋賀 53.18%
8位名古屋 52.63%
9位北海道 52.32%
10位栃木 52.18%
11位渋谷 52.02%
12位秋田 51.78%
13位大阪 51.50%
14位新潟 51.45%
15位横浜 51.15%
16位琉球 50.62%
17位富山 49.72%
18位仙台 46.81%
平均 52.65%
AWEYeFG%
アウェイゲームにおいての実質シュート成功率。
1位川崎 56.28%
2位三河 54.46%
3位東京 53.24%
4位横浜 51.84%
5位渋谷 51.80%
6位千葉 51.11%
7位三遠 51.03%
8位秋田 50.33%
9位新潟 49.53%
10位北海道 49.31%
11位栃木 48.93%
12位名古屋 48.19%
13位大阪 48.06%
14位琉球 47.87%
15位京都 46.15%
16位滋賀 45.91%
17位富山 45.59%
18位仙台 43.72%
平均 49.63%
AWEYTS%
アウェイゲームにおける得点効率
1位川崎 59.77%
2位東京 57.05%
3位三河 56.96%
4位横浜 54.30%
5位千葉 54.06%
6位渋谷 53.89%
7位三遠 53.50%
8位新潟 53.41%
9位北海道 53.04%
10位名古屋 52.70%
11位栃木 52.06%
12位琉球 52.01%
13位大阪 50.67%
14位秋田 50.33%
15位富山 49.17%
16位京都 48.68%
17位滋賀 48.39%
18位仙台 46.82%
平均 52.60%
【まとめ】
今シーズンのオフェンススタッツ上では、正に川崎強し!といったところでしょうか。
その川崎に、三河 東京 千葉が続きます。
eFG%で見てみると、同じプレーオフ進出チームであっても 1位の川崎と 4位三遠 5位東京では4%の差があり1試合のポゼッションが約85回で換算すると6点近い差になります。
上位間でこの差がついてしまっているということは、同じくチャンピオンシップを争う渋谷、栃木、琉球にとってはオフェンス面でかなり劣勢に立っていると言わざるを得ません。
しかし 前回の記事 でディフェンススタッツの重要性に触れていますので、チャンピオンシップを戦い抜く中でどういったスタッツが有効になるか見ていきたいと思います。
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