2017 年5月19〜20日にかけてセミファイナル 川崎ブレイブサンダースVSアルバルク東京の試合が行われました。
結果としては、第3ゲームまでもつれながらも川崎ブレイブサンダースが勝利しました。
シリーズを通じて、どのスタッツが勝利に結びついたのか各ゲーム総合して比較していきたいと思います。
VS
【1ゲーム各チームスタッツ】
3FG成功数 川崎:6 東京:11
3FG試投数 川崎: 20 東京:26
3FG% 川崎:30.00% 東京:42.30%
2FG成功数 川崎:27 東京:17
2FG試投数 川崎:43 東京:40
2FG% 川崎:62.8% 東京:42.50%
FT成功数 川崎:12 東京:9
FTA 川崎:16 東京:14
FT% 川崎:75% 東京:64.30%
OR数 川崎:9 東京:10
DR数 川崎:30 東京:23
TR数 川崎:39 東京:33
TO数 川崎:14 東京:13
AS数 川崎:15 東京:11
STL数 川崎:9 東京:11
EFF 川崎:103 東京:75
FG% 川崎:52.38% 東京:42.42%
FT獲得率 川崎:25.40% 東京:21.21%
eFG% 川崎: 57.14% 東京:50.76%
OR% 川崎:28.13% 東京:25.00%
DR% 川崎:75.00% 東京:71.88%
シュートミス数 川崎:34 東京:43
OFFRTG 川崎:100.1430615 東京:89.39073159
DFFRTG 川崎:89.39073159 東京:100.1430615
NETRTG 川崎:10.75232992 東京:-10.75232992
TOVRtg 川崎:16.69051025 東京:15.29051988
eFG% 川崎:57.14% 東京:50.76%
TS% 川崎:60.10% 東京:52.76%
PACE 川崎:74.88 東京:75.02
AST% 川崎:37.61% 東京:32.33%
TOV% 川崎: 16.66% 東京:15.27%
POSESSION 川崎:83.88 東京:85.02
【2ゲーム各チームスタッツ】
3FG成功数 川崎:4 東京:11
3FG試投数 川崎: 15 東京:26
3FG% 川崎:26.70% 東京:42.30%
2FG成功数 川崎:24 東京:17
2FG試投数 川崎:43 東京:40
2FG% 川崎:55.80% 東京:42.50%
FT成功数 川崎:17 東京:9
FTA 川崎:22 東京:14
FT% 川崎:77.30% 東京:64.30%
OR数 川崎:3 東京:10
DR数 川崎:34 東京:23
TR数 川崎:37 東京:33
TO数 川崎:11 東京:13
AS数 川崎:7 東京:11
STL数 川崎:4 東京:11
EFF 川崎:82 東京:75
FG% 川崎:48.28% 東京:42.42%
FT獲得率 川崎:37.93% 東京:21.21%
OR% 川崎:9.38% 東京:25.00%
DR% 川崎:82.93% 東京:71.88%
シュートミス数 川崎:35 東京:43
OFFRTG 川崎:98.1391792 東京:89.39073159
DFFRTG 川崎:95.24972524 東京:100.1430615
NETRTG 川崎:2.889453958 東京:-10.75232992
TOVRtg 川崎:14.01988274 東京:15.29051988
eFG% 川崎:51.72% 東京:50.76%
TS% 川崎:57.07% 東京:52.76%
PACE 川崎:75.46 東京:75.02
AST% 川崎:18.69% 東京:32.33%
TOV% 川崎:13.98% 東京:15.27%
POSESSION 川崎: 78.46 東京:85.02
【3ゲーム各チームスタッツ】
3FG成功数 川崎:0 東京:2
3FG試投数 川崎:2 東京:6
3FG% 川崎:0.00% 東京:33%
2FG成功数 川崎:10 東京:6
2FG試投数 川崎:15 東京:10
2FG% 川崎:66.70% 東京:60.00%
FT成功数 川崎:6 東京:0
FTA 川崎:7 東京:0
FT% 川崎:85.70% 東京:0.00%
OR数 川崎:2 東京:2
DR数 川崎:5 東京:6
TR数 川崎:7 東京:8
TO数 川崎:1 東京:4
AS数 川崎:6 東京:2
STL数 川崎:2 東京:1
EFF 川崎:32 東京:18
FG% 川崎:58.82% 東京:50.00%
FT獲得率 川崎:41.18% 東京:0.00%
OR% 川崎:25.00% 東京:28.57%%
DR% 川崎:71.43% 東京:75.00%
シュートミス数 川崎:8 東京:8
OFFRTG 川崎:123.750595 東京:90
DFFRTG 川崎:90 東京:123.750595
NETRTG 川崎:33.75059495 東京:-33.75059495
TOVRtg 川崎:4.759638267 東京:20
eFG% 川崎:58.82% 東京:56.25%
TS% 川崎:64.97% 東京:56.25%
PACE 川崎:19.01 東京:18
AST% 川崎:46.12% 東京:25.00%
TOV% 川崎:4.74% 東京:20.00%
POSESSION 川崎:21.01 東京:21.01
【勝負の鍵を握ったスタッツ】
3ゲームを通して、注目したいスタッツをピックアップします
まずはeFG%に注目したいと思います。2ゲーム共に川崎が上回っていますがこれは、5割以上6割近い2ptFG%を記録した川崎と5割を超えることができなかった東京の差異が如実に現れています。
アルバルク東京の特徴でもあったペネトレイションも精細を欠き、そもそもペイントエリアでのオフェンス絶対数自体が少なくなってしまい(NBAでは効率が悪いとされる)ペリメータジャンプショットを多用していました。
続いて注目するスタッツは、FT獲得率とその決定率についてです。そもそもの獲得率というのは、全シュートのうち何本がフリースローであったかを示す数値です。FTはそもそも最も得点期待値が高いシュートなので、その獲得率と決定率の勝敗に対するウェイトが大きくなります。
このシリーズでは3ゲーム目では獲得率40%も差が出ています(東京0%)。決定率については、川崎70%後半に対し 東京は50%台後半と水を開けられてしまいました。
最後に注目するスタッツはアシストの割合です。川崎が勝利した1ゲームと3ゲームについては3割後半から4割半ばと非常にボールが回ったいいシュートメイクができていました。付随してeFG%も向上しています。反対に2ゲーム目は川崎のピック&ロールに対応した東京が川崎のアシスト割合を前日の半分以下に抑えて勝利しています。
東京も、リバウンド獲得率やターンオーバーの少なさでは川崎を上回っており、つまりボールポゼッションでは上回っていたものの得点に結びつけられていませんでした。
逆に言えばペネトレイションに対する川崎のディフェンスがよかったとも言うことができるでしょう。
ホームコートのアドバンテージもあり、若干川崎有利な状況ではありましたが見応えのある好ゲームであったと思います
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