今回もBリーグ公式から発表されているスタッツやアドバンスドスタッツを元に、ハッスルプレイやオフボールの動きなど数字に表れないものは考えず、数字のみでチームを分析していきたいと思います。
※各スタッツの計算式は
BasketBallReference 参照


第12回は、神奈川県横浜市をホームタウンとする、中地区所属横浜ビー・コルセアーズ
becol


ホームアリーナは横浜国際プール  公式サイトはこちら

現在のロスター 
# 年齢 pos 身長 

0 細谷将司 27 G 173
1 川村卓也 30 G 193
2 高島一貴 32 F 190
3 蒲谷正之 34 G 183
4 ジェフリー・パーマー 31 F 203
5 湊谷安玲久司朱 28 F 190
7 堀川竜一 37 F 191
10 ファイ・パプ月瑠 29 C 200
13 山田謙治 33 G 180
25 竹田謙 38 G/F 188
33 喜久山貴一 24 G 178
42 ジェイソン・ウォッシュバーン 26 C 208

平均身長は189.8cm。蒲谷選手もケガから復帰し、ロスターに変更はなく12人。
新加入は細谷将司川村卓也ジェイソン・ウォッシュバーン、竹田謙、ファイ・パプ月瑠、湊谷安玲久司朱、ジェフリー・パーマー、高島一貴の8選手
 

【上位スタッツ】
1試合平均得点:76.44pts 中地区3位 B1全体6位 B1平均74.41pts 
1試合平均FT試投数  17.00本 中地区3位 B1全体6位 B1平均:15.50本
1試合平均TO数:12.00 本  中地区2位 B1全体6位 B1平均:12.30本
TORtg(100ポゼッション当たりのターンオーバー数):14.25回 中地区2位 B1全体6位 B1平均:14.75回
平均観客動員数 :3124人 中地区2位 B1全体6位 B1平均:2824人
PACE(オフェンス回数):673.44回 中地区3位 B1全体4位 B1平均:72.26

【下位スタッツ】
1試合平均失点:74.38pts 中地区5位 B1全体17位 B1平均74.38pts
平均3pt成功数:5.75本 中地区6位 B1全体17位 B1平均:7.18本
3Pt決定率:31.94% 東地区5位   B1全体14位 B1平均33.3%
対戦相手のeFG%(対戦相手の平均eFG%)  51.08% 東地区5位 B1全体17位 B1平均:48.38%
1試合平均スティール数:5.44本 中地区4位   B1全体16位 B1平均6.60本
フリースロー決定率:65.07% 中地区6位   B1全体18位 B1平均72.73%
DRtg(100ポゼッション当たりの失点):95.01 中地区5位 B1全体17位   B1平均:89.43
AS%(チームのシュート成功数に対する、アシストの割合):32.33% 中地区5位 B1全体14位  B1平均:36.82% 

【スタッツで観る注目選手】 
川村卓也
kawamura
シューティングガードポジション。オフェンスマシーンの異名を持ち、17pts3Pt33%2pt55%FT79%AST3.4FO5のスタッツはエースとして堂々の成績です。
ジェイソンウォッシュバーン選手と二人でチーム得点の60%(45得点)を稼ぎ出しています。

細谷将司
hosoya

ポイントガードポジション。平均得点は11ptsと先の川村選手と比べると低いですが、その効率性は高くTS60%はチームNo2。シュートを打てば決められる選手と言えるでしょう。実はオフェンスに対する影響力(個人のORtg)はチームNo1で、細谷選手がオンコートの際に最も得点が入っています。


【スタッツで観るチームの特徴
第八節終了時点での横浜は、PACEの回転が速いオフェンスを武器に得点を積み重ねていく攻撃重視のチームであると言えます。そのオフェンスの特徴はペイントエリアへのアタックです。とにかくカッティングやペネトレイト、ローポスト1on1得点パターンの殆どがペイントエリアへの攻撃に集中しています。
基本的なオフェンスパターンを11/19対富山戦1Q残り6分のプレイからご紹介します。
細谷選手がトップでエントリー→右ミドルレーンのショートコーナーでウォッシュバーン選手と川村選手がスタック。反対のエルボーではパーマー選手がシール、ローポストでは高島選手がゴールに向かう体制→高島選手が右ローポストに動く→連動して川村選手がダウンスクリーンを使い右ウイングへ→細谷選手がパーマー選手へパス→パーマー選手からアウトサイドスクリーンを受けに左のミドルレーンをカットイン→パーマー選手が1on1→その隙に川村選手がウォッシュバーン選手のスクリーンを使いカールカットでペイント方向へ→パーマー選手から川村選手がパスを受けてミドルシュート。
…こういったウィークサイドからカールカットで繰り返しゴールへアタックするセットを多く使っています。
逆に3ptシュートはその半分以上が(主にスクリーンを複数使ってのセットから)細谷川村両選手のアテンプトになっています。

しかしながら、数字を見てみるとPACEが速いため得点は多いですが、eFG%やTS%がリーグ中位となってしまっているため、実質的なオフェンス能力であるORtgは、平均得点が高くはない(PACEが遅い)渋谷や名古屋といったチームとほぼ同等という結果になってしまいました。バスケットにおけるT・F・Tの3P、FTが低く特にFTに関してはファイ・パブ瑠選手(FT20%)がハックされてしまうシーンも見受けられるなど苦しい展開が続いています。
ディフェンス面においても、 対戦相手のFG%や、DRtgにみられるように思わしくない数値を残しています。その原因は主に連携不足で、例えばオンボールスクリーンに対してショー&アンダーをかけようとした場合にショーディフェンスがソフトショー気味になりアンダーしている味方と重なる場面が見られたり、
1on1で抜かれそうになった際のカバーリングに若干その傾向が見られます。
バスケットのチームケミストリーはオフェンスよりもディフェンス面で現れることが多いため新加入選手が多いチームにおいてはやむを得ない部分もありシーズン中盤以降は改善されていくものと思われます。個々の選手のディフェンスに対する意識は高く平均失点を4点下げることが出来ればプレイオフ進出の可能性は十分にあるチームだと言えるでしょう。

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