今回は、新たな船出となった宇都宮ブレックスを分析します!
※スタッツの計算式は BasketBallReference 参照
所属選手 & 19-20シーズンスタッツ
※eFG%・・・3ptMadeを1.5倍の価値置き直して計算した、実質シュート決定率
※ORB%・・・オフェンスリバウンドシチュエーションにおいて、獲得できた割合
※DRB%・・・ディフェンスリバウンドシチュエーションにおいて、獲得できた割合
※TS%・・・フリースローも加味した実質シュート決定率。選手が1点取る確率
※得点期待値・・・その選手でオフェンスが終了した(TOV/FT含む)際に獲得できる得点。1を超える選手は貴重。
※USG%・・・その選手で攻撃が終わった割合(数値が高い=エースの選手)
選手 | PPG | 3FG% | FT% | 2FG% | eFG% | TS% | ORB% | DRB% | USG% | 得点期待値 |
遠藤 祐亮 | 7.1 | 37.6% | 62.10% | 34.8% | 46.7% | 47.4% | 0.6% | 3.7% | 9.9% | 0.83 |
テーブス 海 | 6 | 29.3% | 67.80% | 42.2% | 42.8% | 46.2% | 0.7% | 4.3% | 9.3% | 0.78 |
比江島 慎 | 8.4 | 34.2% | 74.40% | 56.7% | 54.6% | 56.4% | 1.1% | 2.0% | 7.1% | 1.01 |
渡邉 裕規 | 5.6 | 33.3% | 88.70% | 39.7% | 47.5% | 52.2% | 0.9% | 1.6% | 7.0% | 0.94 |
鵤 誠司 | 5.2 | 27.9% | 72.70% | 50.3% | 46.5% | 48.2% | 0.8% | 3.4% | 7.5% | 0.82 |
竹内 公輔 | 4.1 | 28.6% | 71.90% | 56.5% | 55.4% | 58.6% | 4.2% | 7.0% | 4.7% | 1.05 |
喜多川 修平 | 4.1 | 35.9% | 80.00% | 37.5% | 46.9% | 50.1% | 0.5% | 2.0% | 5.1% | 0.97 |
田臥 勇太 | 0.5 | 0.0% | 50.0% | 43.8% | 43.8% | 0.0% | 0.1% | 0.4% | 0.70 | |
荒谷 裕秀 | 1.4 | 33.3% | 50.00% | 33.3% | 37.5% | 40.0% | 0.0% | 0.1% | 0.4% | 0.62 |
ジョシュ・スコット | 11.8 | 0.0% | 63.30% | 63.4% | 63.1% | 65.0% | 8.8% | 14.4% | 12.1% | 1.17 |
アイザック・フォトゥ | 9 | 32.5% | 61.3% | 62.6% | 59.5% | 60.8% | 10.3% | 11.7% | 21.6% | 1.02 |
チェイス・フィーラー | 10 | 37.6% | 77.0% | 71.5% | 63.2% | 34.6% | 5.7% | 14.3% | 20.4% | 1.13 |
ブランドン・ジャワト | 16.7 | 30.1% | 70.8% | 60.24% | 53.21% | 57.81% | 3.03% | 12.70% | 19.28% | 1.05 |
総合 | 213.1212972 | 33.73% | 69.60% | 36.68% | 77.26% | 124.6% | ||||
平均 | 16.39 | 27.7% | 70.0% | 50.7% | 50.8% | 50.9% | 2.8% | 5.9% | 9.6% | 0.93 |
■2pt60%超三人衆をはじめ、比江島選手、竹内選手とともに5名が得点期待値1を超える。
■オフェンスリバウンド獲得率やディフェンスリバウンド獲得率は補完している
超個人的注目選手
◼︎チェイス・フィーラー選手
スペイン、オランダ、ベルギー、ギリシャと欧州を渡り歩いたジャーニーマンではあるものの
ベルギーリーグでは二度のチャンピオンとオールディフェンシブチーム。
オランダリーグでも二度のチャンピオンとプレイオフMVP。
ギリシャリーグでもオールスターに選出されるなど輝かしい経歴を持つ。
特に目立つのは遠藤選手と同等の決定率を持つ3FG%.、
驚異の2FG71.5%(!!!)
あのジョシュスコット選手と同等の得点期待値と、何気に14.3%の個人DR獲得率も光ります。
左のSlotからWingの3ptが得意で、PnPからキャッチアップ3をしっかり決めることができます。さらにその3をデコイにカウンタードライブから、バックボードをうまく使ったレイアップが得意技。
ディフェンスもヘルプに入るスピードが早く、宇都宮のシステムにも早い段階で合致できそうです。
◼︎アイザック・フォトゥ選手
直近ではフランスリーグで活躍するニュージーランド代表選手。
2019年のワールドカップでは日本代表との対戦経験もあり
その際には、スターター出場で2pt60%,3pt50%,23得点10リバウンド,+/- は36(!!)と大暴れされてしまった選手。
FT61%がきになるものの、2pt62.5%は驚異。
さらに特筆すべきは、個人のOR獲得率10%とオフェンスリバウンド獲得能力が高い点である。
ローポストからのポストアップゲームが得意で、明快なインサイドプレイヤー。ピンハンドの使い方が秀逸で、抜きたい方向の相手側面に、上腕をつっかえ棒の要領で差し込みそれを支点にしてにしてフロントターンを使います。そこから巧みなピボットでターンを繰り返しフックショットでスコアします。
ディフェンスについても、ドロップディフェンダーでありながら、アグレッシブにボールマンにプレッシャーをかけつつ、ロールマンをケアできる、所謂一人で2人を守れるディフェンダーである。
◼︎ブランドン・ジャワト選手
インドネシアリーグで活躍した3番選手。
ハワイ大学時代はアイザック・フォトゥ選手ともチームメイトでした。
eFG53% 昨季は3pt30%と奮いませんでしたが、18-19季には38%を記録しており、ポテンシャルは非常に高い選手です。
プレイスタイルは非常にスキルフル。
特に、ボールを受けた後の1歩目の突き出しが早く、突き出し後にそのまま侵入するか、ヘジテーションからステップワークで侵入。
1歩目のドライブを警戒してDFが下がったら、ステップバック3を決めてきます。
3ptを決めた後のギターを弾くようなセレブリティポーズも楽しみです。
コメント