今回もBリーグ公式から発表されているスタッツやアドバンスドスタッツを元に、ハッスルプレイやオフボールの動きなど数字に表れないものは考えず、数字のみでチームを分析していきたいと思います。
※各スタッツの計算式は BasketBallReference 参照

第7回は、愛知県豊橋市をホームタウンとする、中地区所属三遠ネオフェニックス
phoenix


ホームアリーナは豊橋市総合体育館  公式サイトはこちら 

現在のロスター 
#  年齢 pos   身長 
1 大石慎之介 28 G 174
2 ロバート・ドジャー 30 F 206
3 大口真洋 40 G 172
5 オルー・アシャオル 28 F 200
8 太田敦也 32 C 206
9 川満寿史 25 F 188
11 岡田慎吾 33 G 188
15 鈴木達也 25 G 169
20 リチャード・ロビー 31 F 198
45 鹿野洵生 28 G/F 191
47 並里祐 29 G 170
73 田渡修人 26 G 185

平均身長は187.2cm。ロスターは故障離脱なく12人。今シーズン新加入はロバート・ドジャー、オルー・アシャオル、鈴木達也、リチャード・ロビー、鹿野洵生の6選手。ロスターの半分が新加入となっています。個人的にはあのデリックローズと同級生のロバート・ドジャー選手に期待しています。

【上位スタッツ】
平均3pt成功数:8.00本 中地区2位 B1全体4位 B1平均:7.2本
3Pt決定率:35.22% 中地区2位   B1全体5位 B1平均33.3%
対戦相手のeFG%(対戦相手の平均eFG%)  45.84% 中地区1位 B1全体1位 B1平均:49.08%
DR獲得率(全ディフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合):75.56% 中地区1位 B1全体2位 B1平均70.0%
ORtg(100ポゼッション当たりの失点):91.78pts 中地区4位  B1全体7位 B1平均:89.07pts
DRtg(100ポゼッション当たりの失点):88.41 中地区2位 B1全体8位   B1平均:89.3
eFG%(3Pの価値を高めFG%へ反映させた、実質シュート決定率):51.43% 中地区3位  B1全体5位 B1平均:48.89% 
PACE(オフェンス回数):74.42回 中地区2位 B1全体3位 B1平均:72.1
AS%(チームのシュート成功数に対する、アシストの割合):42.78% 中地区3位 B1全体4位  B1平均:36.5% 

【下位スタッツ】
平均スティール数:4.93本 中地区6位 B1全体17位 B1平均:6.6本
OR獲得率(全オフェンスリバウンドシチュエーションにおいての獲得割合) 22.91% 中地区6位 B1全体18位 B1平均29.48%


【スタッツで観る注目選手】 
ロバート・ドジャー
dozier

パワーフォワードポジション。平均15.3ptsはチーム最多。リバウンド平均9.5本、USG30%はエースとして堂々のファーストオプションです。近代バスケットらしいストレッチ4(シュート範囲が広く走れるPF)としてインサイドプレーヤーでありながら3P決定率36%を誇ります。数字で見た場合ドジャー選手の特徴はむしろディフェンスにあり、オンコート時のDRtgはチームNo2で、ペイント内のディフェンスにおいてチームを支えています。

田渡修人
tawatari

シューティングガードポジション。平均10.7ptsはチームNo3ながら、その特徴は驚異の決定率にあります。3pFG49%(!!)2pFG54%FT92%とNBAでの名シューターの条件と言われている33%,50%,90%を凌駕するスタッツを残しています。オンコート時のORtgはチーム平均を15Ptsも引き上げており、その名前の通り正確なシュートを量産しています。

【スタッツで観るチームの特徴
これまでの三遠は、目立った弱点もなく、一定の選手への得点の偏りがない素晴らしいボールシェアを行っているチームと言えるでしょう。
三遠のオフェンス戦術は基本的にセットプレーを使いボールを回していくスタイルをとっています。メインのパターンは3種類ほどで、まずはウイングのプレーヤーから始まります。
(パターン1)エルボー付近のインサイドプレーヤーにパスし、ハンドオフからスクリーンを使いペイントへカットインそのままスクリナーと2menゲームor同じプレーヤーとピック&ポップでペネトレイト→シュートが難しければ逆サイドのコーナーへパス3Porポップしたプレーヤーへパス3P。 
(パターン2) 
エルボー付近のインサイドプレーヤーにパスし、ハンドオフ→逆サイドからウイングの選手がトップへ走りハンドオフしつつハンドオフしたプレイヤーがスクリナーとなってピック&ポップからペネトレイト→切り込めなかった場合ローポストからインサイドプレイヤーがエルボー付近まで上がりピック&ロール。
(パターン3) 
エルボー付近のインサイドプレーヤーにパスし、ハンドオフ→同じサイドのコーナーの選手がトップに走りその選手へハンドオフ→ボールを渡した選手と逆サイドの選手がスタッガースクリーンとなりピック&ポップ&ロールを行う。
これらの一連のプレーの中でよりフリーな選択を行っています。
ディフェンスについては、シュートチェックが特徴です。基本的なことですがハンズアップが徹底されており、相手の目線をさえぎるようなシュートチェックを全員が行っています。そのためスティールやブロックは少ないですが、対戦相手のeFG%を押し下げる効果がはっきり表れています(外させたシュートに対するDR獲得率もリーグトップクラス)。
チームとしての目立った弱点はありませんが、スポットではインサイドのパワープレーに対応しきれていない部分が見受けられるため、(三河栃木などの)強力なインサイド陣へどういった対応を行うかが今後のカギとなりそうです。

2 Replies to “【数字で観るBリーグ】第七節終了!三遠ネオフェニックス を分析してみた”

  1. 三遠ほんと良いチームですよね。試合を見た勝手な印象で「全員で攻撃していて強いな〜」と思っていたのですが、こうやって分析していただくと、その印象の通りしっかりと全員でオフェンス、ディフェンスしているんだなと改めて感心しました。
    それにしても弱点はインサイドのパワープレーですか…。
    渋谷に打ち破れるのか心配だなぁ〜笑

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