スポンサーリンク

【数字で見るBリーグ】W杯日本代表vsフィンランド代表濃厚マッチレビュー!

スポンサーリンク
AkatsukiJapan
スポンサーリンク

W杯歴史的な1勝から一夜開けました。NBAオールスター・マルカネンとしんたろう激推しのミロ・リトルきゅんを擁するフィンランドとの激戦の中で何が起こっていたのか?
セットオフェンス、ディフェンスシステム、そしてスタッツから読み解いていきたいと思います。
※妄想考察を多分に含みますのでご了承ください

まずは、対戦国分析記事からご覧いただけるとより楽しめると思います

用語はこちらから

スポンサーリンク

1Q 妄想考察

敬称略でいきます

日本のスターターはドイツ戦と同じく富樫・原・馬場・渡邊・ジョシュホーキンソン(以後鷹大)の5名。
対するフィンランドはサラン・ンカムア・マクスフニ・ヤンツネン・マルカネン。
(読み方は怪しいです)

日本ボールで試合開始。1stセットは日本馴染みのハンドオフから逆サイド展開+カット+ピックを繰り返す日本仕様のマッカビアクションとでも言うべき(?)オフェンスを選択。フィンランドのクイックショーDFに合わせて原へキックアウトするもターンオーバhiーとなってしまう。
対してフィンランドはこちらも18番のシグネチャーセットでるUCLAシリーズ(と勝手に呼んでいる)セットからはいる。狙い通りのUCLAカットからスコアを狙うが、そこは読んでいた渡邊がブロックショット。

均衡を破ったのはフィンランド。残り9:03. BLOB(ベースラインアウトオブバウンズ)からセカンドチャンス3を決められてしまうが、マルカネンのハンドリングからウィングへの安易なパスを馬場がスティール。そのままダンクで初得点を奪い2−3とするとその後トランジションからミスマッチとみるや渡邊がペイントショットを見舞い4-3と逆転。
返す攻撃でフィンランドはHornsセットから、マルカネンのUCLAカット。渡邊がスクリーンにかかった隙にイージーな2点を奪い再逆転. 4-5

残り8分には、日本がこれもおなじみとなっている、右サイドでガードがダウンスクリーンするZoom(Chicago)アクション(ダウンスクリーン+ハンドオフ)から逆サイドへ展開し、先程のダウンスクリナーへMiamiアクション(ハンドオフ+PnR)を仕掛けるセットを展開。ンカムアがクイックショーを見せた瞬間にダイブする鷹大へパスし、コーナーからヘルプするマルカネン(フィンランドはコーナーからのヘルプDFがリムプロテクトするDF戦略を使う)からAnd1を奪い序盤戦は一進一退の攻防となる。

膠着した流れを変えたい日本は残り5:41に、良いアタックはできているもののプルアップ3を2本連続で外している富樫を休ませるために河村へ交代。
同時にフィンランドも19歳のリトルをコートへ。個人的に見たかった河村VSリトルが早くも実現する。

残り4:08、オフェンスにおいて、逆サイドへ渡った後のオフェンスが止まってしまうシチュエーションをおそらく懸念したホーバスHCは、DF好調であった原を一度下げ、河村以外の起点を作るべく比江島を投入。

この采配が当たることとなる。

交代直後には河村のドライブに呼応したリプレイス(日本代表はPnRが始まると、逆サイドのウィングがトップにスペーシングする傾向がある)からキックアウトを受けなんと3ポイントのANd1から4点プレイを創出。13−5。返しのフィンランドはポストアップからスプリットアクション+カッティング+スタガースクリーン(段違いに2枚のスクリーンをたててユーザーとDFのギャップを最大化する)を使いながらスコアし13−7とされたものの、今度は渡邊+鷹大でのピックから鷹大へパスを預け、そのままダウンスクリーンし河村+渡邊+鷹大のZoomアクションを仕替えるとスイッチDFされたためコーナーにいた比江島がレシーバとしてウィングまで上がり、河村のドライブを加速した状態でクリエイトしようとHit Back(ワンツーパス)で河村へ返すとトップスピードでダウンヒルした河村がスコア。
コンボガードの利点を活用して15−7と8点差へと開く。

ここで突き放したい日本はこの日好調の比江島に渡邊+川真田両名で2High PnR(2枚のスクリーンを立てたPnR)1するセットを選択。ポップアウトする渡邊に川真田はフレアスクリーンをたてながらダイブ。スイッチを引き出した瞬間に比江島がドライブ。それに呼応するかのように川真田はクリアアウト(ビッグマンが自身のマークマンを抑えることでドライブコースを演出する)で比江島のレイアップを演出。さらには、河村+鷹大PnRからウイングからトップにリプレイスする比江島に預ける形で得点を量産。フリースロー5本を含め2桁得点をあげた。
フィンランドは、日本の(バックコート3人+1人の前がかりな)プレスDFに苦しみ、22−15とリードで1Qを終えた

2Q 妄想考察

ビハインドで迎えたフィンランドは、そのカッティングオフェンスの真髄を見せ始める。

1stセットは、Hornsから左コーナーのマルカネンにボールを預けるZoomアクションに見せかけてマルカネンがカッティング、ダウンスクリナーのサリンがポップアウトしつつ、ハンドラーとハンドオフ。そこに合わせてヴァルトネンがダウンスクリーンを受けながらカールカット。イージーな2メンゲームでスコアすると、残り9:04にはFloppyアクションから、スクリーンユーザーにDF2人がひきつけられてしまった瞬間にスリップインし ヴァルトネンがイージー2。
さらには、日本代表が本来のハンドラーではない原がボールプッシュした隙を見逃さずWチームからターンオーバーを奪い原がショットファウルしてしまった瞬間にホーバスHCはタイムアウト要求。
ディフェンスを修正する。
ベンチでは、
・富永が交代
・オフボールスクリーンはスイッチをしないこと。
・走ってペネトレイトをし続けること(?)
を確認
フィンランドにフリースローを決められ1分15秒で22-21と1点差まで詰め寄られてしまう。
返すATOでは、富樫→渡邊→鷹大の順にDragスクリーンを行い、 鷹大 が先にロールした渡邊にダウンスクリーンしトップへ逃がす得意の形。しかしスカウティング済みのフィンランドはスイッチでしっかりと対応。セカンドオプションは右コーナーから富樫→富永→渡邊のWeaving(ハンドオフを目まぐるしく繰り返す)から渡邊のペネトレイションに見せかけて、鷹大が富永にフレアスクリーンを立てる、Flip Flareへ移行。ここに対してもフィンランドはスイッチで見事対応するも富永が上回りこのクオーター最初の得点を決め25-21。

しかし慌てないフィンランドはHornsからマルカネンにサリンがRipスクリーンからUCLAカットへつなぐ。富永のバンプによってパスこそ渡らなかったものの、制限区域でシールを許しハイローパス
からイージーなスコア。
さらに続くポゼッションでも同じくHornsからまたしてもマルカネンのUCLAへつなぐが、インサイドへ日本DFが寄ったことを確かめると即座にポップアウトし3ポイントを放つ。運よく外れはしたもののリバウンド争いで富永がファウル。SLOB(サイドラインアウトオブバウンズ)となったところでフィンランドはリトルを投入。同時に日本も河村を投入。
SLOBからはフィンランド得意のBlockerMover(ハイポストとローポストのスクリナーを使い選手が時計周りに動きつづけるアクション)を使うもスコアならず。

残り7:00ホーバスHCはカッティングオフェンスへの回答として、2-3ゾーンのカードを切る。
フィンランドは、ハイポストに2人入ってしまうなどセットが混乱。日本はタフなミッドレンジを選択させることに成功する。
返すオフェンスで河村がHornsのサインをコール。エルボーで鷹大がStackoutし左ウィングでそのままハンドオフ。左のコーナーにいた吉井がベースラインカットしエンプティーサイドを作る。
吉井に付くマルカネンが戦略通りにコーナー富樫へのヘルプが入った瞬間に、吉井・富永が渡邊に2枚のスクリーンを立て渡邊をコーナーに走らせる、所謂Hammerセットを展開。渡邊のワイドオープンショットは惜しくも外れてしまう。
このオフェンスが効くとみるや、6:15にも全く同じエントリーから今度は富永を打たせるHammerセット。今度は見事に3を決めて28-24とリードを守る。

残り5:30、フィンランドはこの日2度目となるポストアップからのセットをコール。
逆サイドのコーナーを2枚のスクリーンでずれを作りながら、ポストとのハンドオフを狙いつつ逆サイドへ展開。リトルのオープン3で28-27再び1点差とする。
さらに残り4:37同じくポストアップのセットを選択。鷹大がヘルプポジションに入った瞬間をねらいマルカネンがウィングへ吉井をひきつけヘルプを消すと、トップのヤントネンにキックアウト。ワイドオープン3を決められ28-30と遂に逆転を許す。

ここでホーバスHCはタイムアウトをコール。
ベンチでは、
・西田を投入
・西田のボールプッシュをスクリーンや中継をすることで助けること
・オープンのときには、カッティングを継続(?)
・富永が乗ってきているのでPnRする(?)
・河村のところがミスマッチになったときにはスイッチする
という声がきこえていた。

エンドインバウンズから富永が2ファウルにり、比江島と交代。
のこり3:30には、リトル・ヴァルトネン・ ンカムア のFlipFlareにDFが集中しペイントが空いた瞬間、ヤントネンのカットにリトルがノールックパスで合わせイージースコア。
点差を6点にひろげられてしまう。
オフェンスでもフィンランドのクイックショーDFにクリエイトできず苦しむが、ショーDF+コーナーのTagディフェンスという定石の隙をみて、Tag DiveしFTを獲得。我慢の時間帯をしのいでいく。

残り2:58、ホーバスHCはフィンランドのタイムアウト明けに合わせて2-3ゾーンの奇襲を仕掛け、ATOを崩しにかかるとこれが成功。

のこり1:10 フィンランドはまたしてもポストアップからのStaggerスクリーンプレイが行われいている間に1on1を試行しみごとスコア。続いて日本のターンオーバーからマルカネンの豪快なダンクで8点差とし、じわじわと点差を広げる。

のこり30秒には再三の日本のゾーンに対して、Knife Drive(ストレッチさせて、ギャップをドライブする)を繰り返し、アウトナンバーに対応できなくなった瞬間にンカムアがオープン3を決めゾーンを攻略。

36-46と10点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました