バックトゥバックが期待された22-23シーズンであったが、なんとJBL時代の12-13シーズン以来10年振りにポストシーズン進出を逃した宇都宮ブレックス。(流行り病シーズンは東2位でフィニッシュ)
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ll`7´ _,r”二ニヽ. l キレちまったよ・・・・・・
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人、 `゙’゙::. イ
と言わんばかりの補強を敢行し、現在勝率75%と最高の前半戦を過ごしているブレックスを分析してみましょう
所属選手 スタッツ(14節時点)
※eFG%・・・3ptMadeを1.5倍の価値置き直して計算した、実質シュート決定率
※TS%・・・フリースローも加味した実質シュート決定率。選手が1点取る確率
※得点期待値・・・その選手でオフェンスが終了した(TOV/FT含む)際に獲得できる得点。1を超える選手は貴重。
※USG%・・・その選手で攻撃が終わった割合(数値が高い=エースの選手)
選手 | G | PPG | 2FG% | 3FG% | FT% | eFG% | TS% | TMORB% | TMDRB% | USG% | 得点期待値 |
ギャビン・エドワーズ#33PF | 14 | 10.2 | 56.7% | 31.3% | 72.5% | 53.5% | 58.9% | 11.1% | 8.6% | 8.3% | 0.98 |
田臥 勇太#0PG | 2 | 0.0 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.00 |
グラント・ジェレット#34PF | 21 | 8.3 | 51.9% | 23.9% | 56.7% | 45.7% | 47.0% | 19.4% | 17.7% | 11.5% | 0.87 |
四家 魁人#4PG | 15 | 1.1 | 12.5% | 30.0% | 62.5% | 30.6% | 37.2% | 0.8% | 1.1% | 1.7% | 0.54 |
D.J・ニュービル#25PG/SG | 21 | 15.3 | 59.5% | 32.4% | 52.5% | 53.7% | 54.2% | 7.1% | 15.4% | 19.6% | 0.94 |
遠藤 祐亮#9PG/SG | 21 | 7.1 | 46.9% | 38.9% | 64.3% | 55.5% | 56.3% | 3.6% | 4.0% | 8.6% | 0.99 |
村岸 航#14SF | 15 | 0.5 | 50.0% | 16.7% | 0.0% | 35.0% | 35.0% | 1.2% | 1.1% | 0.8% | 0.50 |
竹内 公輔#10C/PF | 19 | 2.4 | 55.0% | 23.5% | 84.6% | 45.9% | 52.7% | 8.7% | 7.2% | 3.1% | 0.82 |
渡邉 裕規#13PG | 19 | 3.9 | 15.4% | 39.3% | 80.0% | 50.7% | 52.0% | 2.8% | 2.3% | 4.3% | 0.97 |
高島 紳司#12SG | 19 | 4.9 | 56.0% | 34.4% | 52.9% | 53.3% | 4.0% | 3.3% | 5.5% | 0.98 | |
鵤 誠司#18PG | 19 | 5.3 | 47.5% | 17.5% | 55.6% | 36.7% | 38.3% | 4.8% | 7.9% | 8.7% | 0.66 |
比江島 慎#6SG | 21 | 12.3 | 49.6% | 37.9% | 75.4% | 52.7% | 56.3% | 7.1% | 6.7% | 15.3% | 0.96 |
アイザック・フォトゥ#42PF | 21 | 12.0 | 61.0% | 7.7% | 79.4% | 57.3% | 61.8% | 19.8% | 16.7% | 12.7% | 1.13 |
合計 | 83.42 | 100.1% | 10.35 | ||||||||
平均 | 6.42 | 43.2% | 31.5% | 43.9% | 46.4% | 7.0% | 7.1% | 7.7% | 0.80 |
超個人的注目選手
竹内 公輔
ブレックスを陰から支える縁の下の力持ちで、
ギャビン・エドワーズ選手が離脱してからの10試合を7勝3敗で終わることができた最大の功労者。
持ち味はディフェンスと献身性。
決して相手のシリンダーを犯すことなく、正規のバンピングで相手の体勢を崩させるディフェンスはまさに職人技。直近10試合では平均して30min近く出場しているにもかかわらず、ファウル数は平均で2.1回(!!!!)。
攻撃の際には離されて守られてしまうことが多いにも関わらず、自らもらいに行くのではなく、(自身のDFが離れる→竹内選手+味方vs味方のDFとなるため)スクリナーとして味方を生かすことにフォーカスしている。スクリーンアシストの数が公開されれば、時間当たりのレーティングが高くなることは間違いないでしょう。
比江島 慎
全国民が愛する日本のエース。33歳のベテランでありながらスタッツが向上している恐ろしい選手。
今回は比江島特集(?)ということで、なぜ比江島選手が愛されるのか考えてみました。
挫折を知る、エース
日本の期待を背負い、自信を胸に渡豪した18-19シーズン。出場は3試合に留まり、得点・アシスト・リバウンド・スティール・ブロックなどおおよそのスタッツはすべて0という俄には信じがたい結果で1月に解雇。
20-21シーズンのチャンピオンシップ決勝では無念のファウルアウトで優勝を逃すなど、メンタルが崩れてもおかしくない状況を幾度となく経験しながらも強くなって帰ってくる不屈の精神こそ最大の魅力でしょう。
チームファーストの精神
ベネズエラ戦で圧巻の3ポイントとブリッジスセレブレーションが独り歩きしている感はあるものの、その経緯を思い出してみると河村選手をはじめとした若手に1stオプションを譲り、彼らのオフェンスを助けるためにスペーシングを行っていたからこそ生まれたシチュエーションであることを忘れてはいけません。
宇都宮移籍後にアシストが伸びていることからもうかがい知ることができます。
CSで強い!プレイオフ・ヒエジー
最後はなんと言っても、チャンピオンシップで強さを見せてくれるところでしょう。
18-19:9.9pts→14.3pts
20-21:8.4pts→8.9pts
21-22:11.5→18.7pts
とCSに出場すればエースとして存在感がより強まっています。特に優勝した21-22シーズンのスタッツは圧巻でした。
少し気が早いですが、プレイオフ・ジミーならぬ「プレイオフ・ヒエジー」に期待が高まります。
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