GAME3 3Q
3Qにおけるセットオフェンス内訳は以下の通り。
■セットフェンス内訳
[千葉]
ピック&ロールエントリー4回
Spain系1回
ハンドオフエントリー3回
Horns系1回
Swing系1回
AI系1回
オフボールスクリーンエントリー1回
アーリー・ディレイ系1回
Jets Special 0回
StS系 1回
[宇都宮]
PnRエントリー1回
Spain系0回
ハンドオフエントリー1回
Horns系4回
Swing系0回
AI系0回
オフボールスクリーンエントリー0回
アーリー・ディレイ系0回
StS系1回
両チームスターターに戻した後半戦。
千葉ボールで開始。原へのChicagoアクションから始まるが、スクリーンの意思疎通が取れずオフェンスが停滞。原が苦しいドライブを強いられる。
宇都宮はHorns(Flex → 41PnP → Chop)を使いながらロシターのミスマッチを攻めるがスコアできず。ロースコアな展開を予想させる。
残り9:00 3ファウルを犯した遠藤と比江島を交代。
その比江島を使うために指でOKマークとフックのような形を作るサインでプレイコール。コーナーの比江島を二枚のダウンスクリーンでトップに上げ、パスを受けた比江島に対し2枚目のスクリナーであったロシターがピックをかける。逆サイドへ展開した後に、鵤・スコットのPnR。ダンカンのコンテイン(ビッグマンが平行移動しながらボールマンを止める)の隙にスコットへポケットパスしTakeFT.
宇都宮のマンマークが激しく、全くペイントエリアに進入できない時間帯が続く千葉。
その間にEmptySide(コーナーに味方が存在しない状態)でのサイドPnRからロシターがロールイン。トランジションからロシターのレイアップが連続で決まり41−38と3点リードされた段階で大野HCはタイムアウト要求。
ショーター・エドワーズがイン
残り6:36 千葉のATO. ショーターに2枚のピックをかけるセットを遂行するも、スコットのDropディフェンス(PnRに対して下がりながら2人を守る)に阻まれる。
ショーターへピークがついている場合にはスイッチを、日本人選手(今回は比江島)がついている場合にはDropを選択する宇都宮。
速攻へのストップファウルにより富樫が3ファウルを喫し西村へ交代。
件のポゼッションがアンスポになるが比江島がFTを1本落とし、その後のSLOBセットからキックアウト3を打つも入らず、シュートタッチに苦しむ。
焦りを見せる比江島はスイッチしたエドワーズへのファウルを取られてしまう。(その瞬間にロシターが1番に声をかけ励ましていた)
残り5:12 ショーターのパンチで42-40 宇都宮2点リード
ここから数分間は
宇都宮のDrop → (Late)Switch vs 千葉のクイックショー → スタント → ヘルプバック
という構図の守り合いの展開。
安斎HCはピークに替え、ギブスを投入しビッグラインナップ戦略を取るも、ロシターをショーターが1on1で抑える献身的なDFを見せ4点以上の差が開かない。
ギブスが拾ったディフェンスリバウンドをダンカンがスティールし、エドワーズがルーズボール獲得And1を見舞うと、宇都宮が切り替えのタイムアウトを要求。残り2:17 44-46千葉2点リード。
宇都宮のATOはHorns(Wheel)から遠藤がトップへ飛び出すもエドワーズがスイッチし3が打てない。
リードする千葉はショーターが自陣ゴール下から一直線にゴールへアタックしスコア。
宇都宮もサイドピックから作られたコーナー3を遠藤が決め1点差に戻し47-48.
まさかの同点(50-50)で4Qへ突入することとなった
GAME3 4Q
■セットフェンス内訳
[千葉]
ピック&ロールエントリー4回
Spain系1回
ハンドオフエントリー3回
Horns系1回
Swing系1回
AI系1回
オフボールスクリーンエントリー1回
アーリー・ディレイ系1回
Jets Special 0回
StS系 1回
[宇都宮]
PnRエントリー1回
Spain系0回
ハンドオフエントリー1回
Horns系4回
Swing系0回
AI系0回
オフボールスクリーンエントリー0回
アーリー・ディレイ系0回
StS系1回
勝者を決める最終クオーター。
千葉は、西村・田口・ダンカン・エドワーズ・ショーター
宇都宮は、テーブス・比江島・遠藤・スコット・ギブス
宇都宮ボールで開始。
Horns(Ram Side)から, 逆サイド展開+Kansas(45バックドア+コーナーからハンドオフに向かう)でファウルオン。ELOBからHorns、比江島のドライブでTakeFT。宇都宮らしいオフェンスが帰ってくる
対する千葉もHornsからエルボーへのパスをディフレクションされた時点でセットを変更。ZipperからSpainへ展開しスイッチによるミスマッチを作るもスコア出来なかったが、その後のポゼッションでショーターとエドワーズのハイピックからスコットのスイッチを引き出し速度のミスマッチを突きながらレイアップを決め4Q初得点。
宇都宮はDrop気味のディフェンスから1Qのようなクイックショー+(Late)Switchに変更。
反対に千葉が、深めのDropDFへ変更した。
ダンカンがオフェンスリバウンドから、4人に囲まれながらもTakeFTしたタイミングで富樫・フリッピン・サイズをコートへ送り出す。
宇都宮も併せてピーク・遠藤・ロシターをコートへ。
残り7:19 54-52宇都宮リード。
富樫がオンコートして最初のオフェンスはやはり、右目を指さすサイン。ジェッツスペシャルであったが、途中でキャンセルし富樫・エドワーズのピック&サイズのスリップ+エドワーズのクリアアウト(ペイントのDFを抑えてヘルプに行かせない)により、富樫のイージーレイアップを演出した。
このオフェンスから富樫、そしてエドワーズが輝き始める。
残り5:05 富樫・エドワーズのSlotPnRからロシターと鵤がスイッチすると、あらかじめPnRの瞬間にサイズがゴール下からスペースアウトしていたためヘルプが存在しないペイントエリアに鋭くエドワーズがロールイン。絶妙なパスを受けTakeFT。
残り4:42 宇都宮のTOVから富樫のトランジション レイアップ。
残り4:00 ショーターとエドワーズのPnRで宇都宮がスイッチした瞬間にロールしたエドワーズへポケットパスしそのままスコア。
高い攻撃効率でオフェンスされたところで安斎HCがタイムアウト。
4outにしてペイントを空けていく戦略を取り始めた千葉へのディフェンス修正を図る。残り3:47 58-61 千葉3点リード。
宇都宮ATOのHornsだが、サイズがエルボーのギブスへボールを入れさせない。セットを崩しモーションオフェンスに変更するも比江島がミドルを外しリバウンドファール。
返しの千葉オフェンスに対しては、明らかに千葉のペイントアタックを意識したDropディフェンスへ変更。千葉のタフ3を誘い見事守り切る。
宇都宮はここから比江島を中心にオフェンスを組み立て始める。
残り3:00 シンプルなロシターとのハンドオフからサイズのショーを引き出しリトリートで躱すも、フリッピンの戻りが速く攻めきれない。
ここでギブスがリバウンドファウルによりチームファウル5が点灯。エドワーズのフリースローとなったが2本失投するという運にも助けられる。安斎HCはスコットをコートへ送り出す
残り2:35 Horns(Wheel)から二枚のスクリーンを使ってコーナーの比江島をトップに送り出し、スコットのPnR。これ自体は止められたものの、パンチからステップインショットを決める。60-61。
残り1:53 今回も右コーナーの比江島に対して2枚スクリーンを立てトップへ向かわせるセットを選択するも、比江島痛恨のオフェンスファウルにより退場となってしまい、ピークがコートへ。
残りの3:00から、全くペイントを攻めきれない宇都宮は
残り1:19 鵤に対してロシター・スコットと矢継ぎ早にボールピックするも、オーバー・ドロップ・スタントを巧みに使い分ける千葉のディフェンスに対して3ptラインから中へ入れない。
逆サイドへ展開し、遠藤・ロシターのハンドオフを試みるも、読み切っているショーターのディナイに阻まれ、ロシターのタフな3ptを打たされてしまう。
1分を切った時点でマイボールにした千葉はショーターがサインを出し味方へ指示。ショットクロックをぎりぎりまで使いエドワーズとのハイピックを仕掛ける。ピークのアンダーに対してリピックをかけるもピークがショーターに食らいつく。タフなペリメタを打たせ外させるも、ここでギブスがいない状況が裏目に出てしまう。ダンカースポットからリバウンドポジションに入ったサイズにチップインを許してしまい残り0:38で60-65と千葉に5点のリードを許した段階で安斎HCがタイムアウトを使う。
ATOではバックコートを選択。鵤に対するDoubleDrag(トランジションの中で、ボールマンの背後からピックをかける)から、ロールせずにウィングの遠藤に2枚スクリーンをしかけThrowBackの形を作りトップでパスを受けた遠藤がオープン3を放つもエアーボール。
宇都宮が前から当たってくること、そしてファールゲームを仕掛けられると予想し富樫をコートへ。
残り0:28 ショーターへファールゲームを仕掛ける。それからのフリースロー6本をショーターが悉く決め続け、ファイナル優勝を決定づけた
最終スタッツ
スタッツ用語につきましては用語集をご参照ください
宇都宮 | 千葉 | |||
3FG% | 19.20% | 33.30% | ☆ | |
FT% | ☆ | 75.00% | 70.60% | |
2FG% | ☆ | 54.29% | 51.35% | |
PitP% | ☆ | 58.06% | 39.44% | |
SCP% | ☆ | 16.13% | 11.27% | |
SCP Rtg | ☆ | 1.11 | 0.80 | |
FBP% | ☆ | 12.90% | 11.27% | |
2ptA% | 52.81% | 56.51% | ☆ | |
3ptA% | ☆ | 39.23% | 32.07% | |
2pt割合 | ☆ | 61.29% | 53.52% | |
ペリメタ割合 | 3.23% | 14.08% | ☆ | |
3pt割合 | 24.19% | 29.58% | ☆ | |
FT割合 | 14.52% | 16.90% | ☆ | |
FT獲得率 | 19.67% | 29.31% | ☆ | |
eFG% | 43.44% | 50.86% | ☆ | |
ORB% | 25.00% | 29.41% | ☆ | |
OFFRTG | 99.49 | 113.94 | ☆ | |
TS% | 46.77% | 54.22% | ☆ | |
pace | 62.32 | 62.32 | ||
AST% | 40.98% | 50.78% | ☆ | |
TOV% | 11.23% | 11.23% | ||
POSSESSION | 62.32 | 62.32 | ||
Shot Chances | ☆ | 71.96 | 69.40 | |
攻撃成功回数 | ☆ | 66.28 | 65.48 | |
AST/ TOV | 1.71 | 2.43 | ☆ | |
TOM | ☆ | 4.000 | 2.667 | |
VPS | 95.26 | 108.38 | ☆ | |
P % | 38.51% | 41.72% | ☆ | |
LiveTOV% | ☆ | 4.81% | 3.21% | |
DeadTOV% | 6.42% | 8.02% | ☆ | |
PfT% | 8.06% | 12.68% | ☆ | |
PfTRtg | 0.71 | 1.29 | ☆ | |
FTD% | 7.97% | 11.42% | ☆ |
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