バスケットボールで常識とされている様々なことを検証していくこのシリーズ(?)
前回のリバウンド編に引き続き今回はターンオーバーについて検証していきたいと思います。

ターンオーバーは何故悪いのかということから少しお話ししたいと思います。

バスケットは、基本的には点を取り合うスポーツです。もっと深い言葉で表現すると、ポゼッションつまり攻撃権を取り合うスポーツです。

これは昔から言われているシュートを打たせないということに通じるもので、シュートを打たれた場合攻撃権を行使されたとみなされるからです。

なので、シュートまで持っていけないプレー(ミスやオーバータイムなどのバイオレーション)は攻撃権の行使すら危ぶむプレーということで諸悪の根源のような表現をされています。

ではこのターンオーバーは本当に勝敗に大きく関わるのか、そしてそれを挽回することは出来ないのか。今回Bリーグのスタッツを使って検証してみたいと思います。

パターン1:相手よりもターンオーバー率が高いチームが勝利した試合数

パターン2:相手よりもターンオーバー率が高いチームが敗北した試合数

パターン3:相手よりもターンオーバー率が低いチームが勝利した試合数

パターン4:相手よりもターンオーバー率が低いチームが敗北した試合数

番外:相手よりもターンオーバー率が高いゲームで勝利した場合の+パーセンテージ平均

※ターンオーバー率とは、チームの総ポゼッション数に対してターンオーバーで攻撃が終了した割合を表します

 

では早速結果を見ていきましょう。

 

 

相手よりもターンオーバー率が高いチームが勝利した試合数は91試合!

相手よりもターンオーバー率が高いチームが敗北した試合数は132試合!

相手よりもターンオーバー率が低いチームが勝利した試合数は198試合!

相手よりもターンオーバー率が低いチームが敗北した試合数は119試合!

番外:相手よりもターンオーバー率が高いゲームで勝利した場合の+パーセンテージ平均:3.71%!

 

ターンオーバーを相手より少なく戦ったら勝率は6割
しかし相手よりもターンオーバーが多かったとしても132試合しか負けていない

という結果から、

ターンオーバーは「勝利」に関して重要なファクターではあるが、もし相手よりも高くとも「敗北」には関連しない

ということが今回わかりました。
個人的な見解としては、各チームのTO率平均を見るとターンオーバーをしないチームが強いのではなく、強いチームはターンオーバーをしないのではないかと思っています。

 

ここまででお気付きの方も多いと思いますが、このスタッツと計測方法には2つの欠陥があります。

1つ目はライブターンオーバーとバイオレーションターンオーバーが等価に1回として計算されていること。

2つ目はゲーム序盤のターンオーバーと接戦の終盤におけるターンオーバーが等価に1回として計算されていること。

です。残念ながらスタッツではこれらの区別がなく特に2つ目は機械的に判断できないので省かざるを得ませんでした。

ターンオーバーは決して諸悪というわけではなく、チームの成熟度が高いチームは少なくなり必然的に強く勝てるチームになっていくということで今回のターンオーバー編は締めさせてもらいたいと思います。

 

次回はチーム力の指標と言われているアシストについて検証をして見たいと思います。

 

最後に、検証データを公開しますので興味があれば見てみてください↓↓

16-17シーズン全試合ターンオーバー

 

 

 

 

 

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