Bリーグ5年目20-21シーズンが終了し、恒例のBリーグアワードショー
が行われ、トレイ・ジョーンズ(群馬クレインサンダーズ)がB2レギュラーシーズンMVP賞を受賞しました。
今回もある3つのスタッツを使って別の角度から隠れた(?)MVPを探してみたいと思います。
※本企画は、トレイ・ジョーンズ選手のMVPを貶める意図は全くございません。
※B2では、スタッツのインフレが激しかったため30試合出場の制限をかけさせて頂きました。
B1編はこちら↓
【スタッツその1:VPS】
Value Point Systemの略称で
平く言えば、公式BOXスコアのEFFをより正確に計算した数値です。
例えばアシストの価値を高めたり、ターンオーバーを重くしたりなどしています。
この数字を使って、1試合平均のVPSを30試合出場選手の中からランキングしてみました。
ユージーン・フェルプス | 愛媛 | 35.1 |
テレンス・ウッドベリー | 香川 | 34.1 |
アンドリュー・ランダル | 山形 | 31.8 |
ジョーダン・グリン | 福岡 | 30.7 |
デクアン・ジョーンズ | 西宮 | 28.1 |
CS出場チームからはアンドリュー・ランダル選手とデクアン・ジョーンズ選手がランクイン。B1とは違い、突出した選手がCS不出場チームからランクインしています。
【スタッツその2:PIE】
https://stats.nba.com によると、
Player Impact Estimate
PIE measures a player’s overall statistical contribution against the total statistics in games they play in.
PIE yields results which are comparable to other advanced statistics (e.g. PER) using a simple formula.
訳:プレイヤーがプレイしているゲームの統計全体に対するプレイヤーの全体的な統計的貢献度を測定します。 PIEは、簡単な式を用いて他の高度な統計(例えばPER)に匹敵する結果をもたらす。
ということで、「ゲーム」の中で、平均してその選手がどれほどのポジティブスタッツをもたらしたか?
を計測している統計的な貢献度です。
ざっくりした計算式は
(選手が稼いだポジティブスタッツ ー 選手が記録したネガティブスタッツ)/(チーム全員が稼いだポジティブスタッツ ー チーム全員が記録したネガティブスタッツ)
となります。
30試合出場選手にこちらを当てはめた、TOP5はこちら
アンドリュー・ランダル | 山形 | 36.7% |
ジョーダン・グリン | 福岡 | 34.9% |
アイザック・バッツ | 越谷 | 28.1% |
スティーブン・ハート | 青森 | 28.1% |
テレンス・ウッドベリー | 香川 | 27.5% |
23pts 8reb 4ast 1.4stl でファウルも1~2、TOVも出場時間に対して2.4とミスも少ない モンスタースタッツを記録したアンドリュー・ランダル選手が堂々の1位。チームの純粋なポジティブスタッツの実に36%を稼ぎ出しており、CS出場の立役者と言えるでしょう。
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