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注目の一戦!広島ドラゴンフライズvs島根スサノオマジック【ざっくりマッチレビュー】

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Bリーグ
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2021年11月06・07第6節が行われました。
今季補強の面でリーグを沸かせた2チームが初めて激突しました。
結果としては島根の連勝となりましたが、その2試合で何が起きたのか

これまでの濃厚マッチレビュー濃厚クオーターレビューよりもあっさりと2試合について分析していいきたいと思います

長くなりますので、選手敬称略とさせて頂きます。

広島の分析記事はこちら

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GAME1 1Q

Game1は何といっても1Q。 22−38というとんでもないスコアが発生し、その点差がそのままゲームエンドに繋がったこのクオーターをざっくり解説いたします。

※取り上げこそしませんでしたが、島根阿部選手のエースキラーぶりも良かったゲームでした

スタッツ

広島
2PFG% 66.6%(8/12)
3PFG% 25%(3/5)
FT% 60%(3/5)
リバウンド(Off-Def-TO) 1-2-3
AST 8本
TOV 1本
STL 0回

島根
2PFG% 90%(9/10)
3PFG% 75%(6/8)
FT% 100%(2/2)
リバウンド(Off-Def-TO) 0-7-7
AST 10本
TOV 0本
STL 1回

誰だ!The献身なんて言ったのは!?トラビス選手大暴れ

このクオーターを語る上で外せない選手が15得点をもぎ取ったリードトラビス選手。
私は忘れていました、彼が今年ニックスのサマーリーグ に招聘されるような選手であることを。

この試合島根は「トラビスで行く」ということが共通認識であったようだ。
それを裏付ける1stオフェンス。セットはHorns Stack Out。 エルボーのニックケイが同じくエルボーのトラビスにスクリーンをかけハイポストに送り出し安藤からパスを受けエチェニケとの1on1。
鋭いドライブで2点をもぎ取ると、残り8:44。先ほどと同じHornsStack Outからトラビスにボールを渡すと、なんとPGの安藤がスクリナーになるPnPが開始される。
先程のドライブを見たこともあり当然のようにアンダーするエチェニケ。今季3pt%を恐ろしくあげているトラビスが見逃すはずもなく、作られたギャップからオープン3を決めると、ポール・ヘナレHCは勿論、PGの安藤もトラビスを1stオプションに決定。
残り7:40のリバウンドからコーストトゥコーストも含めトラビスがボールを運びサインを出すポゼッションが増え始める。
残り6:20にはトランジションのDragスクリーンから、ヘッジするエチェニケを待ち受ける形で、シャローペイントでバックシールを仕掛け、手堅くゴールしたを攻めるIQも見せる。この時点で9得点。
その後はヘッジDF(ショーDFとも呼ばれる)攻略の旗頭としてゴールしたへロールし続け3を1本しか落とさない決定率で15得点をマークした

崩された広島のハードヘッジディフェンス!

広島と言えば(実は島根も)記事のも書きましたが強烈なヘッジディフェンス(スクリナーDFがボールマンへ一歩詰めてドライブを阻害するPnRディフェンス形式)。
ですが島根はそのディフェンスをいとも簡単に崩してしまう。
残り5:47島根は安藤+ニックケイのハイピック。ニックメイヨが通常どおりハードヘッジをすると、
どうしてもニックケイが空いてしまう。そのヘルプに入るのは基本的にコーナーの選手。
今回は意図的に左コーナー側にニックケイを走らせる。するとヘルプに入るのは左コーナーDFの朝山正悟。
つまり朝山が守っていた選手がフリーになる。その選手はリーグで最もオープンにしてはならない男金丸晃輔。金丸は作戦通りトップ方向へリフトしとの距離を取ることでロングクローズアウトさせる。
狙い通り金丸へキックアウト。オープン3を沈めた。

残り5:05 安藤+トラビスのSlot PnR。ランコースを作るためにミドルレーン側にスクリーンをセットするトラビス。ヘッジするCJ。するとヘルプに入るのは右コーナーの辻。流石にミスマッチである。
トラビスは思い切りゴールしたでシールし辻を弾き飛ばしながらダンクシュートを決めた。
この辻がいる右サイドへランさせる動きもチーム戦略である。
この日島根はハードヘッジの泣き所である、コーナーからのLow Tagを徹底して攻め立てていた。

※因みに残り4:50から広島はon3戦略を取りコーナーのミスマッチを対策していた。

ダンカースポットで流れを変える男CJ!

残り4:50 エチェニケ選手に変わりCJ選手が投入されました。
この選手はダンカースポットローポストからゴール裏のデッドローまたはダンカーズポットという場所に布陣することが多い選手ですが、交代から1stポゼッションはセットが上手くいかず辻とのハイピックに委ねられる。メイヨがゴール下右サイドに移動しCJへのランコースをスペーシングすると待ってましたとばかりにCJがダイブ。辻からパスを受けスコア。
続くポゼッションではトランジションからCJのアーリーシールを狙い、トラビスからファウルを奪う。
残り3:39には青木のサインプレー。CJにローポストへクロススクリーンを仕掛けStSに見せかけてケネディがボールを受ける。ドライブしたケネディに対しCJのマークマンであるニックケイがヘルプに出ると、ダンカースポットで準備していたCJにパス、ダンクショットにつなげた。
続くオフェンスでもメイヨの1on1からトラビスのヘルプを引き出しダンカースポットで準備していたCJにパス、イージーショットにつなげた。
さらに続くオフェンスではメイヨのバックダウンに対しCJにやられているトラビスがヘルプに行けない。そうなるとメイヨがスコアするなど味方への相乗効果も高めていた。

圧巻の3連続3pt!

残り1分半でOnFireを見せたのは、説明不要の金丸晃輔。
残り1:28。北川+ニックケイのハイピックに見せかけてロールマンのニックケイが金丸へダウンスクリーン(Indiana)青木がスタントするもフェイクでかわし1本目の3。
2本目はトランジションから、ケネディと2on1の状況で冷静にパスを受けドライブ→プルアップ3。
3本目は1本目と狙いは同じ。Horns Chicagoから金丸へハンドオフするが金丸は打たずにコーナーの北川とDHO。そこからトラビスとハイピックに見せかけてまたしてもロールマンのトラビスが金丸へダウンスクリーン。船生のディナイをフレアで躱し3本目を決めた。
先のCJによる広島への流れを完全に断ち切った。

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