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【数字で見るBリーグ】B2影のMVPを探してみよう!’21

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Bリーグ
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【スタッツその3:PER】

正式名称PlayerEfficiencyRatingの略称で公式発表された個人スタッツを元に、統計データと合わせて計算しその選手の効率性を導き出すための指標です。

ESPNの元記者であるJohn Hollinger氏が提唱。後にメンフィスグリズリーズのバイスプレジデントに抜擢され、このPERを用いてグリズリーズを再建。プレーオフ常連チームに押し上げました。

さて、このPERの特徴ですがなんと言っても出場1分あたりのプレイの効率性を数値化できる点にあります。

つまり、スターターでバリバリ30分出場するエース選手と、2ndユニットで10分出場する若手の選手を同じ土俵で比べる事ができます。

計算方法は、基本的にはEFFと同様にポジティブスタッツ(得点アシストリバウンド)からネガティヴスタッツを減算し、そこに各スタッツ係数とリーグ平均値、チームの攻撃回数をかけ合わせます。

計算式は複雑を極めており(しかもリーグ平均を15にするための係数調整が必要)ますので、こちらをご覧ください。

因みに、WikiPediaによるとPER値によってランク分け(?)がなされています

殿堂レベルのシーズン35.0+
圧倒的 MVP 候補30.0–35.0
手堅い MVP 候補27.5–30.0
MVP ボーダーライン25.0–27.5
オールスター出場確実22.5–25.0
オールスター出場ボーダーライン20.0–22.5
オフェンスセカンドオプション18.0–20.0
オフェンスサードオプション16.5–18.0


Bリーグにおける30試合以上の全選手に当てはめた(係数調整済み)TOP5選手がこちらです。

レイナルド・ガルシア・サモラ佐賀37.7
ジェラルド・ビバリー福岡31.4
ユージーン・フェルプス愛媛31.0
ルブライアン・ナッシュ仙台30.9
マーク・トラソリーニ茨城30.9

レイナルド・ガルシア・サモラ選手が何かの計算間違いかと思える効率性で第1位を獲得しました。下記係数調整の恩恵も多少受けているものと思われます。

このスタッツの弱点は、
①対人ディフェンス力の評価ができていない
②ビッグマン有利
③キャッチ&シューターに不利
ということで、②と③についてはBリーグでは顕著に現れるためリバウンドやアシスト、スティール、FGミスの係数を特に調整して平均15にしています。

【まとめ】

3スタッツ共通でランクインしている選手が存在せず、
勝率上位3チームの群馬・西宮・茨城において2名しかランクインしておらず、
選考に非常に苦しむ結果となりました。

効率性指標のPERではマーク・トラソリーニ選手が5位、ジャスティンキーナン選手が6位(30.5)、チェハーレス・タプスコット選手が8位(30.0)、トレイジョーンズ選手が10位(29.3)、デクアン・ジョーンズ選手11位(28.6)と上位チーム選手も入賞しています。

貢献度指標のVPS やPIE は比較的選手に偏りが出るスタッツなので、寧ろこちらにランクインしていないことが3チームの強みとも言えそうです。

地区優勝またはそれに準じる勝率チームから選考する世界的な慣例に則り選考した結果、
BleagueAnalytics的MVPは

茨城ロボッツ マークトラソリーニ選手とさせていただきます。

アンケートを取りたいくらいに選考が難しかった20−21シーズンでした。

出場試合が少ないながら、高い効率性を見せた注目選手は

マット・ボンズ西宮35.629試合出場
マーベル・ハリス熊本31.719試合出場

の2選手となります。
投稿日現在長崎に移籍したマットボンズ選手ですが、流石のスカウティングと言えるでしょう

最後に恒例の日本国籍選手ランキングもご紹介します。
スターターではないですが、高い効率性を見せる期待の若手、野崎零也選手とB1でも活躍した道原紀晃選手に注目です

マイケル・パーカー群馬28.2
野崎零也群馬19.0
平尾充庸茨城19.0
道原紀晃西宮18.5
兒玉貴通香川18.0
福澤晃平茨城17.6
杉本慶FE名古屋17.6
佐々木隆成熊本17.3
畠山俊樹越谷16.7
ファイ・サンバ熊本16.6

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