18-19シーズンも前半戦が終了しました。
各チーム、前半戦をどの様に戦ったのか?
毎年恒例のスタッツ分析を行って見たいと思います。
今回は西地区から琉球ゴールデンキングスをPickUpしてご紹介します。
【チームスタッツ】
※スタッツは執筆時点のものとなります
※Opp = 相手チーム
スタッツ | 数値 | リーグ順位 |
---|---|---|
3FG% | 38.05% | 3位 |
FT% | 78.17% | 1位 |
2FG% | 50.05% | 8位 |
PitP% | 48.10% | 15位 |
OppPitP% | 53.79% | 10位 |
SCP% | 13.98% | 12位 |
OppSCP% | 19.18% | 1位 |
FBP% | 11.13% | 16位 |
OppFBP% | 11.90% | 12位 |
2pt割合 | 60.07% | 14位 |
Opp2pt割合 | 59.42% | 14位 |
3pt割合 | 31.19% | 5位 |
Opp3pt割合 | 30.27% | 5位 |
FT獲得率 | 22.44% | 14位 |
OppFT獲得率 | 26.11% | 7位 |
eFG% | 52.59% | 4位 |
OppeFG% | 46.18% | 18位 |
OppPts | 64.63 | 18位 |
OR% | 31.15% | 4位 |
OppOR% | 25.38% | 16位 |
DR% | 72.81% | 5位 |
OppDR% | 71.37% | 9位 |
OFFRTG | 111.08 | 4位 |
DFFRTG | 97.9 | 16位 |
NETRtg | 13.18 | 3位 |
TORtg | 14.55 | 11位 |
TS% | 55.78% | 5位 |
OppTS% | 49.28% | 16位 |
PACE | 69.38 | 17位 |
AST% | 70.14% | 4位 |
OppAST% | 65.53% | 12位 |
HOMEeFG% | 50.47% | 10位 |
HOMETS% | 53.05% | 12位 |
AWAYeFG | 54.39% | 2位 |
AWAYTS% | 58.08% | 2位 |
TOV% | 14.55% | 11位 |
OppTOV% | 15.33% | 13位 |
POSESSION | 70.09 | 17位 |
攻撃成功回数 | 80.22 | 16位 |
【個人スタッツ】
PIE | PER | |
---|---|---|
ジョシュ・スコット | 27.80% | 25.7618 |
ジェフ・エアーズ | 22.80% | 21.5909 |
古川 孝敏 | 9.40% | 10.6564 |
並里 成 | 17.90% | 18.9236 |
岸本 隆一 | 7.70% | 11.9889 |
田代 直希 | 5.00% | 9.9004 |
アイラ・ブラウン | 7.10% | 13.1150 |
橋本 竜馬 | 3.90% | 9.5687 |
須田 侑太郎 | 3.90% | 11.3112 |
寒竹 隼人 | 0.80% | 17.4107 |
石崎 巧 | 0.60% | 5.0839 |
金城 茂之 | 0.20% | 1.8252 |
【数字で見る注目選手】
ジョシュスコット 選手
20分の出場でPIEは27%
出場1分辺りの効率性PERは堂々の25オーバー。(出場試合数や15調整は行なっていません)
2pt6割超とペイントアタックさせると右に出る者は無いスタッツです。
並里選手とのコンビは正にメイルマン。
数字には現れていませんがスクリーンアシストも多く献身性の高さも大きな魅力です。
今季絶望という悲しい報せを受け非常に残念ですが、間違いなくチームの大黒柱でした。
【琉球ゴールデンキングススタッツ分析】
アドバンスドスタッツから読み解ける特徴を幾つかご紹介
■敢えて言うならDFチーム!セカンドチャンスも許さない!
対戦したチームのeFG(実質シュート決定率)はリーグ最少の46%。最もシュートを落とさせているチームです。DR獲得率もリーグ4位、攻撃回数自体も与えません。
対戦チームのSCP割合がリーグ最多なのでリバウンドが弱いのでは?と思われがちですが、裏を返せばそれだけ一投目のシュートを落とさせているという事でこの数値は必然と言えるでしょう。
■3ガードで平面勝負??蓋を開ければセットで崩す!
今季の琉球の鋭い補強を知り、思い描いたのはスモールラインナップでのトランジションバスケットでした。
アーリーカップ時点ではその気配をさせていたものの、開幕してみるとスローペースなハーフコートバスケットを中心に展開しています。
Pace値は東京の次に少なくリーグ17番目、付随してposessionも同順、総得点に対するFbp(速攻による得点)割合は11%と1ゲーム約3-4回水準です。
【琉球ゴールデンキングス戦術分析】
■琉球と言えばHorns!並里選手の真骨頂!
琉球はHornsのイメージが強く有りますが、特に今季は顕著です。大袈裟ではなく毎分レベルで見られます。
並里選手の突破力とパスセンスを存分に生かし、いい意味でやりたい放題してもらう為には最高の形でしょう。
しかも川崎や栃木、大阪が使う物に比べると非常にシンプルです
琉球ゴールデンキングス#セットオフェス紹介
horns doublehigh→clearout説明不要な、いつもの感#琉球ゴールデンキングス pic.twitter.com/wVn2kn8OVA
— しんたろう (@MaMakin007) December 9, 2018
琉球ゴールデンキングス#セットオフェンス紹介
hornsdoublehighこちらはオーソドックスなhornsセット。琉球はhornsに入る前にはビッグマン同士のスクリーンからwedgeroll気味に入る決まりがあるように感じます#琉球ゴールデンキングス pic.twitter.com/nNjl4GaB2N
— しんたろう (@MaMakin007) November 27, 2018
■多種多用なセットで外を射抜く!
3ptの割合が増大している琉球、キックアウト→キャッチアップ3をファーストオプションにしつつ、理にかなった美しいセットを展開します。
一部ですがご紹介↓↓
再掲
琉球ゴールデンキングス#セットオフェンス紹介Hornshigh→pindown→キャンセル→Floppy
スコット選手のスクリーンと、アキ選手がアンダーしてディナイした所をフレアした古川選手技あり!#琉球ゴールデンキングス pic.twitter.com/mgoFjehbWO
— しんたろう (@MaMakin007) November 22, 2018
琉球ゴールデンキングス#セットオフェンス紹介
hornsHO→away→sliceこちらも琉球の定番セットオフェンス。
ストロングサイドのコーナーをsliceさせる事で、広大なスペースでHOさせる事が出来ます。全てが理にかなった美しいセット!#琉球ゴールデンキングス pic.twitter.com/ULR8Rnlek2— しんたろう (@MaMakin007) November 27, 2018
突発的
琉球ゴールデンキングス#セットオフェンス紹介
chicagoaction→spainPnR琉球定番のSLOBセット。今回は古川選手の3ptがファーストオプションの様です!#琉球ゴールデンキングス pic.twitter.com/aAMGo7JMbd
— しんたろう (@MaMakin007) November 20, 2018
セットの巧みさもさる事ながら、意外にも大部分を個々の選手判断に任されている所も強さの一つです。
【まとめ】
攻守に渡り高い水準でまとまっており…という所ですが今正に 緊急事態 が発生しています。
PT30min前後でタイムマネジメントしていたHCと選手にとっては悔しい結果としか言いようがありませんが、不運な故障離脱によって戦略やセットを練り直す必要に迫られています。後半戦、どのようなディフェンスを敷くのか。琉球ゴールデンキングスの大きな見所です
補足:横浜戦をみる限りでは、high pick→spainやfloppyを主軸?↓↓↓
#琉球ゴールデンキングス#セットオフェンス紹介
HornsToFlare→spainPnR指を4本立てるサインが出たらこのセットのようです!要チェックや!! pic.twitter.com/AcRJXan769
— しんたろう (@MaMakin007) January 1, 2019
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