Bリーグ2シーズン目の開幕を間近に控え、世界一早いBリーグチームレビューを目指して
スタッツ&アドバンスドスタッツを元に新チームを分析してみたいと思います!
今回は、昨シーズン勝率第6位 三遠NEOPHOENIX
【全選手アベレージスタッツ】
所属する全選手の基本スタッツとアドバンスドスタッツをエクセルリンクとして一覧表示します。(非常に見辛いのでスマートフォンの方は横画面推奨です)
※eFG% 実質フィールドゴール%と呼ばれるアドバンスドスタッツ。3ptMadeを1.5本の成功として計算するスタッツ
※TS% フリースローの決定率も考慮した、1本のシュート当たり1点以上を獲得する確率
※PER 出場1分当たりの効率性指標。非常に難解な計算式であるためPER記事を参照ください
三遠ネオフェニックス在籍選手アベレージスタッツ(Excelリンク)
チーム平均
3pt平均 23%
2pt平均 53.21%
FT平均 76.17%
eFG平均 48.77%
TS平均 51.54%
PER平均 13.52
【昨シーズンチームスタッツ】
PTS 76.35 (リーグ8位)
3FGM 7.23
3FGA 20.98
3FG% 34.47%(リーグ6位)
2FGM 21.85(リーグ8位)
2FGA 7.23(リーグ9位)
2FG% 50.29%(リーグ4位)
FTM 10.95
FTA 15.53(リーグ14位)
FT% 70.49%リーグ13位)
OR 9.03
DR 28.98
TR 38.02(リーグ12位)
TO 11.48(リーグ7位)
AS 14.26(リーグ7位)
ST 4.733(リーグ18位)
EFF 85.05(リーグ6位)
FT獲得率 24.11%(リーグ14位)
OppFT獲得率 25.64%(リーグ12位)
eFG% 50.75%(リーグ5位)
OppeFG% 49.25%(リーグ9位)
OR% 24.021%(リーグ18位)
DR% 72.442%(リーグ5位)
OFFRTG 92.44(リーグ5位)
DFFRTG 89.56(リーグ6位)
TORtg 13.90(リーグ8位)
TS% 53.68%(リーグ4位)
PACE 73.56(リーグ5位)
AST% 39.89%(リーグ6位)
TO% 13.90%(リーグ9位)
OppTO% 13.90%(リーグ10位)
POSESSION 82.60(リーグ17位)
【超個人的注目選手】
田渡 修人
昨年末までは、確率50%を超える3ptシュートを放つ脅威のシューター。
3pt41.2% オフェンス効率性(ORtg)はチーム唯一の100pts↑。アシストリバウンド共に平均2本を獲得します。
基本はキャッチアップですが、3ptを囮にドライブ&ペリメータのプルアップも見せてくれます。
【超個人的総評】
昨季の三遠は、on2の時間帯にはパッシングモーションオフェンスを、
on1の時間帯ではチルドレス選手のハイピックからドライブを中心に高効率に得点を上げ
攻守共にリーグ上位という安定したスタッツでポストシーズンへ進出しました。
今季はオフェンスの要チルドレス、並里佑、川満寿史,オルーアシャオルの4選手が離脱。
代わりに、スターターPGであり、アシストリバウンドもこなす川嶋勇人を京都から獲得。若干薄かったナチュラルPGの層を厚くしています。
さらに後述のカルティエマーティン選手SF起用によりインサイドを強化するために比留木謙司選手を富山から、秋田からはゴール下の要スコットモリソン選手を獲得。
そして注目の新外国籍カルティエマーティン選手が加入しました。
この選手はワシントン・ウィザーズやアトランタ・ホークスなどで3シーズンの出場経験がありNBAファンの中にはご存知の方もいると思います。
マーティン選手はナチュラルポジションがSFでありながらポストアップも上手く、プルアップやフェイドアウェイでのスコアリングが可能です。
チルドレス選手のようにステップワークで躱す選手ではありませんが、緩急のついたドライブと非常に美しいシュートフォーム/ボール軌道で3pt〜ペリメータジャンパーを次々と沈めていく選手です。
(NBAキャリアスタッツ 5.1pts 1.9reb 0.5ast eFG49%)
(昨季スタッツ 11.9 pts 3.6reb 1.6ast 3FG34%)
昨シーズンの弱点であったオフェンスリバウンド(OR獲得率リーグ最下位)とそれに伴う低POSESSION(リーグ17位)に対する補強は特にありませんでした。
しかしながら得点効率性が高いフォワードを確実に獲得し、鈴木選手を中心としたパッシングゲームとの2本立て戦略を継続することでチームケミストリー熟成を図ります。
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