Bリーグもストーブリーグに入りました。今こそ色々な角度からスタッツを見ていきたいと思います。
遡る事2007年 NBAヒューストンロケッツのGMダレルモーレーが発見提唱した、3ptとゴール下での得点を重視するシステムは、現在「ペース&スペースオフェンス」として世界中を席巻しています。
DFも当然、3ptとゴール下にシフトしています
しかし、今季のミルウォーキーバックスのような外にコンテストしないチームの躍進が見られたように、果たしてBリーグでは3ptを打たせたチームとそうでないとチームとで勝敗やDF効率性に差が見られたのか検証していきます
■3ptを打たせたチーム
対戦チームのショットアテンプトにおいて、3ptアテンプトの割合が高い上位4チームはこちら
ライジングゼファー福岡 33.78%
琉球ゴールデンキングス 32.74%
富山グラウジーズ 32.6%
滋賀レイクスターズ 30.99%
■3ptを塞いだチーム
ではその逆で対戦チームの3ptアテンプトの割合が低い上位4チームはこちら
三遠ネオフェニックス 22.71%
アルバルク東京 25.75%
大阪エヴェッサ 26.52%
サンロッカーズ渋谷 27.19%
■被3ptFG%とDRtgを比較
対戦したチームの3ptFG%平均を見る事で相手3ptに対する戦略差による決定率の違いを比較します。
DRtg(100回攻撃を受けて何点取られてしまうか)も合わせて比較する事で、戦略によるDF効率性と他の要因との比較を行います。
打たせたチーム
Opp3ptFG% | DRtg | |
福岡 | 35.89% | 109.02(5位) |
琉球 | 32.09% | 99.44(17位) |
富山 | 36.38% | 111.53(3位) |
滋賀 | 34.72% | 107.77(6位) |
防いだチーム
Opp3ptFG% | DRtg | |
三遠 | 32.79% | 107.36(9位) |
東京 | 33.39% | 99.65(16位) |
大阪 | 33.81% | 102.91(14位) |
渋谷 | 35.62% | 106.45(11位) |
どうでしょうか、3ptを打たせているチームの方が全体的に被3ptFG%も高く、DRtgランキングも高い(点を取られている)事がわかります。
これだけを見るとセオリー通り外を打たせないDFが効果的に見えます。
しかし見逃せないチームが2つ。
琉球ゴールデンキングス
三遠ネオフェニックス
3を打たせているがDFが固いキングスと逆に3を防いでいるにも関わらずDF中位に甘んじているフェニックス
この2チームの差はどこにあるのか掘り下げてみます
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