スポンサーリンク

【数字で見るBリーグ】19−20前半戦終了サンロッカーズ渋谷を分析してみた

スポンサーリンク
スポンサーリンク

【スタッツ分析】

■サンロッカーズはディフェンスのチームと言ったな?今季はオフェンスのチームだ!

今季の渋谷は確かに、ハードなボールプレッシャーDFからTOVを奪い(OppTOV%リーグ3位)得点する派手なシーンが多いです。相手にDFでダメージを与えていることは事実ですが数字の上では効率的なDFは出来ていません(DFFRtgリーグ10位)。理由については後述します。

それよりも寧ろ攻撃効率(OFFRtg)が昨季よりも急上昇しています(102→113)

理由は何と言ってもオフェンスリバウンドです。その原動力は欧州からやってきたリバウンドマシーン、チャールズジャクソン(平均5本)選手とセバスチャンサイズ選手(平均4本)そしてむーさんの秘蔵っ子渡辺竜之佑選手(平均1.5本)です。彼らだけで約11本得点換算10点分(SCPRtg0.97*11本)の活躍を見せており、攻撃を成功させた回数もリーグ1位を維持しています。

■タフすぎるオールコートディフェンス!

今季1番の変化はリーグ唯一、40分間オールコートで相手ガード陣にプレッシャーをかけるDFシステムでしょう。

他方もない運動量で高い位置からプレッシャー、PnRはダブルチームに近いハードヘッジでとにかく相手ボールマンにプレッシャーをかけ続けペースを乱します。数字には出ませんが、ガードを疲弊させ、パスをずらす事でキャッチアップシュートが打ちづらく3ptのアテンプト自体を大きく減らしています(試投、得点共にリーグ最小)

このDFは経験者であれば理解できると思いますが、持久力、脚力共に大きな負担を伴います。

徹底したタイムシェアで消耗を抑えると共に、元NBA選手やスペイン代表選手にこのDFを遂行させる事ができる伊佐勉HCの手腕こそ渋谷のDFを支えている大きな要因です。

■対渋谷戦は、DFシステムの穴を突きフリースローで接戦に持ち込め!

渋谷のDF効率の低さについて最も大きな原因はフリースローによる失点にあります。敗戦した滋賀戦では31%北海道戦では実に36%もFTによって奪われています。プレッシャーDFの弊害か5ファールボーナススローも多い傾向にあります。

先述のハードヘッジDFはギャンブル要素が高く、突破されると数的不利になります。まずはこのDFをパス又はドライブで崩し、オープンショットやヘルプDFからファウルを受ける事が第一手です。(渋谷のDR獲得率が低い事も、崩された後の展開が一因となっているでしょう)

↓はドライブや意図しないスイッチを誘発させ突破するパターン

↓はパスで攻略するパターン

フリースローから得点を重ねつつ接戦で第4Qを迎えると、主力のPTを伸ばさざるを得ません。タイムシェアを難しくさせれば失速とファールが嵩む悪循環になるでしょう。

実際にゲーム自体が、5点差以内の場合は敗戦が多く、OTにもつれた2ゲーム共に敗れています。

つづきます

コメント

タイトルとURLをコピーしました