19-20シーズン我らがサンロッカーズ渋谷における序盤戦の山場。
アルバルク東京戦をスタッツ・戦略両面から分析してみたいと思います。

第1ゲーム(11月24日)
85-67 アルバルク東京勝利

■スタッツ分析

まずは定番の4factorから。

  eFG% FT獲得率 OR% TOV%
渋谷 42.14% 17.14% 20.45% 9.55%
東京 64.66% 17.24% 39.13% 27.25%

ディーンオリバー氏の重み付けを参照すると、
eFG% 10pt
TOV% 5pts
OR% 4pts
FT獲得率 2pts

eFG20%差をつけて東京が圧倒、2ptに限定すると67%と驚異的な決定率でした。
後述の渋谷DF戦略によりOR%も20%近く差をつけています。
TOVの本数差が13本あった渋谷ですが挽回できず。

その他に気になったスタッツとしては、
アルバルク東京の3ptによる得点割合が24%で今季二番目に低く、ペリメタ得点割合は14%と比較的高い数値でした。
シュートの試投割合も2ptが64%、3ptが28%と2ptに大きく偏っていました。
対する渋谷の3pt試投割合も27%で今季2番目に低く、2pt勝負になっていました。因みに渋谷は速攻による得点割合も17%を記録し今季2番目に早いペースで行われたゲームとなりました。

■戦略分析

「ハイピックを中心としたアルバルク最強の4out戦術に対し、ディフェンスの渋谷がどのように対抗するのか?」
ここが今節最大の注目ポイントでした。

アルバルク東京の基本戦術は↓の動画のようになります。田中(安藤)選手とカーク選手のハイピックから2メンゲームですが、今季はドライブによってヘルプディフェンスを釣り出すことで、空いたトップ・両コーナーへキックアウトし3ptを狙うムーブが主戦術です。

 

それに対しサンロッカーズ渋谷は、ロールマンDF(サイズ選手)がハードヘッジを行いボールマンの動きを止め、ドライブからの展開をとにかくストップする戦略を取りました。しかしサイズ選手がヘッジを行うと、どうしてもロールマン(カーク選手)のマークが遅れてしまいます。その場合は他のビッグマンDF(ケリー選手)がヘルプに入り、他のSG・SFの選手がボールが渡った(渡りそうな)選手にローテーションします。↓参考

 

序盤こそ機能していた渋谷のDFですが、後半からローテーションに綻びが見え始めた所をアルバルクは見逃しませんでした。一瞬フリーになるカーク選手にボールを出し、そこからアウトナンバーを生かしながらイージーに得点を決め始めます。渋谷としてはこの展開はある程度許容していたもののDFの動きが鈍り始めた上にカーク選手の高いIQに翻弄されてしまいました。↓参考

 

 

さらにアルバルクは後半ポールマンDFの強度を上げました。PnRには基本に忠実なドロップ&オーバーとカーク選手の強力なリムプロテクトによって渋谷にスコアを許さず、ボールプレッシャーでターンオーバーも奪い始め万事休す

 

■第1ゲームまとめ

「アルバルクがサンロッカーズのDFを攻略し、サンロッカーズはアルバルクのDFを崩せなかった」
ゲームでした。渋谷はTOVを20個も奪っているにも関わらず、TOVからの得点が22点である事を見ても分かります。

明暗が分かれた試合でしたが、第2ゲームはどうだったのか?次のページで分析していきます。

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