Game2 4Q
川崎後半の追い上げ、そしてラスト4Qを徹底レビューして聞きたいと思います。
Game2 3Qあらすじ
川崎は3Bigsの布陣で挑む。
琉球はスターターにもどしての後半戦。
川崎はチームで作ったワイドオープン3が3連続で決まらず、伝家の宝刀スイッチ戦略はエバンスに素早くスイッチバックされ狙えず苦しい立ち上がり。
方や琉球も、得意のインサイドへのパスをスティール、または3BigsのインサイドDFに苦しみ得点が奪えない。
早い段階でアギラールが4ファウルになってしまいベンチへ下がると、今度は琉球が小寺さんを加えた3bigsで攻めるも、川崎は藤井をエバンスに付けるという奇策を使ったが、これが見事的中。
エバンスのフラストレーションを溜め、オフェンスファウルを引き出しベンチへ下げさせた。
開始5分は守り合いの展開であったが、残り5分を切ると互いに5ファウルとなり、フリースローを絡めた点の取り合いで53-53の同点で最終クオーターを迎える
Game2 4Q
川崎:藤井・増田・ファジーカス・アギラール・前田
琉球:岸本・ダーラム・エバンス・田代・牧
のラインナップで開幕。
琉球ボールでスタート。1stオフェンスは、セットが上手く伝わっていなかったのか、ゴール下での田代とエバンスのコミュニケーションが上手く行かない隙にピックでTOVを喫してしまう。
ボールが移って川崎の1stオフェンス。
Horns からコーナーの藤井へMiami(DHO+PnR)を選択するも岸本のオンボールディフェンスの前に停滞。何とかピックをかけるも、ピックの位置自体が高かったため、ファジーカスのロールがペイントに到達する前にエバンスと岸本にDrop&オーバーで対応されてしまい苦しいショットを余儀なくされる。
今度こそ琉球1stオフェンス。
田代がサインをコールし、エバンスにアーリーシールを指示。いい位置でぼるを受けるもファジーカス・増田のWチームに合い失敗。
SLOBから、エバンスに2枚のSliceスクリーンをしかけローポストで持たせスクリナーをダウンスクリーンでStSするセットを繰り出すがアギラールが見事なスティールからトランジションも牧が抑える。
どちらも無得点のまま1分が経過。
返しの琉球オフェンスでは、既に30分近いPTで疲労がたまっているであろうファジーカスを攻めるよう田代が指示。 ダーラムのPunchからオープンのミドルを放つも外れる。
さらに返しの川崎は増田vs岸本のミスマッチを攻撃。
ファジーカスのORからフリースローを得ると、
琉球はクーリー・並里を投入。
きっちり2本決め、残り8:26でようやくスコアが動く。
53-55。
スコアが欲しい琉球桶谷HCは実に美しいセットを並里に与えコートに送り出した。
Hornsから ハイポストのエバンスにクーリーがピックを仕掛けるElbow Getで始まりそこからコーナーの田代へMiami。
田代・クーリーのPnRに合わせて並里が45Cutしディフェンスをインサイドへ集中させる。川崎はDiveSwitchで藤井↔増田で受け渡すもコーナーの牧が空いた状態に。藤井のクローズアウトに合わせて牧がカウンタードライブ。合わせたクーリーへのロブを狙うもTOVになってしまった。TOVからの速攻を川崎もTOV。
琉球、BLOBからエバンスのPunchに合わせて、クーリーがファジーカスをシールし1on1を演出するもアギラール渾身のDFで防ぐ。
残り7:38、川崎はこのQ初めて見せる5outMotionオフェンスを展開。フジーカス+増田の45Cutでペイントを果敢に攻めるがコーナーからヘルプしたエバンスが藤井をブロック。
またしてもスコアはできず。
琉球は返しのSLOBから、エバンスと増田のマッチアップをメイクするもエバンス痛恨のオフェンスファウル。早すぎる4ファウルで一度ベンチへ下がりダーラムがコートへ。
川崎も篠山がオンコート
攻撃権を得た川崎は、Horns ram からのSpanishPnRする
(増田がアギラールへ一度スクリーンしPnRから増田が再度Ripスクリナーになる)セットを使うが、Spanish = PnRというセオリーの裏を突きアギラールがポップアウト。Dropしたクーリーを増田が見事に抑え、オープンを作るも牧が見事なスイッチを見せコンテスト。
アギラールの3を落とさせた。
残り6:48で53-55。琉球に至ってはまだスコアしていない。
しかし困ったときには並里・クーリーのEmpty Side PnR。
クーリーのORからテイクフリースロー。
なんと2本落とし残り6:29未だ琉球無得点。
残り6:12 川崎のBLOBから、藤井・ヒース・篠山のSpanishが開始されるも、RipスクリナーDFとハンドラーDFがスイッチするという理想的な対応で守るも、アギラールとのPnRリジェクトでAnd1を獲得。ここで岸本がコートへ。
残り5:49 53-58 点差が5点。
返す琉球はお返しだと言わんばかりの岸本はPnRリジェクトでコートを割り、増田のヘルプの上からフローターを決め、琉球は今Q初得点を得る。
残り5:34 55-58
返しのオフェンスで全く崩せない川崎はショットクロック2.8秒のところでなんとタイムアウト。
オフィシャルタイムアウトを前に立て直しを図る。
残り5:10注目のATO。BLOBパサーはアギラール。篠山とヒースが同時に外へ開き、藤井のRipを使い増田がカットイン。レイアップを決め見事1秒でスコア。
対する琉球は今季のシグネチャセット、Inverted OverUnderで岸本選手のオープン3を放つも外れてしまう
先ほどのBLOBの悔しさからか、牧がスクリナーのアギラールに対し過剰な接触を行ってしまいファウル。チームファウル5つを数えフリースローを献上してしまうとここでオフィシャルタイムアウト。
残り4:40 55-60。
フリースローを1本決め55-61とする。
琉球のATO。Horns Stack Outから4ファールのアギラールをダーラムが攻める。篠山のヘルプDFからフリースローを獲得。
2本決め残り4:22 57-61
川崎のATOは定番のHorns double Fist。篠山が2枚のスクリーンを使い攻めるも並里がアンダーで対応。サイドチェンジし藤井・アギラールのPnRを展開。ダーラムがスイッチしタフなミドルを打たせるも
スコア。残り3:55 57-63とする
琉球は同じセットでアギラールを攻める。今回は篠山とPeal Switchし事なきを得るも、ミスマッチにWチームする川崎。サイドチェンジした今村にローテーションするも見事ディープ3を決め反撃の狼煙を上げる残り3:33 60ー63
ここでもHorns double Fistを使う川崎。スイッチを誘いミスマッチを作るも不発。DRから琉球岸本がトランジション3を決め同点とする。先ほどタイムアウトを消費した川崎はオンコートでの修正を指示。
篠山は冷静に指を狐、続いて1本立てて回すサインを出し、
Horns RamからSpanishPnRへつなげるセットをコール。篠山がドライブしショットを打つも外れ、琉球はアウトナンバーの状態を作りながらトランジション。ダーラムのレイアップがなんと外れ川崎ボールに。
逆速攻の形となったところに並里が藤井へファール2ショットを与える。
クーリー・並里をアウト。小寺さんとエバンスがコートへ。
それをみた川崎はすかさずヒースとファジーカスをコートへ入れ同じくBig3で対抗する。
しっかり2本決め残り2:23 63-65
琉球は明確にアギラールを攻める。小寺さんとの45StepUpで悠々とスコアし同点に。
残り2:12 65-65
流れを渡さない藤井。Horns Double Fistを岸本の視線の動きを見逃さずリジェクトしそのままANd1。すかさず集まりディフェンスの確認をする琉球。1ショットも決めて残り1:57 65-68。
繰り返される琉球の45Fist。今回は川崎がDFを収縮させると、トップ岸本へキックアウト。ワイドオープン3は外れる。
川崎は藤井に託すも決まらない。
アーリーオフェンスから岸本・小寺さんのDrag+キックアウト→キックアウトで今村がオープンになるも3が入らない。
互いに我慢しながら残り1分を迎える。
こういった展開でゲームを作るのは篠山。
再三のHorns Double Fistからアンダーする岸本を見てファジーカスとリピック。Dropするエバンスとギャップを作りながら冷静にミッドレンジを決める。65-70となったところで琉球がタイムアウト。
残り0:49
琉球のATO。SLOBを選択。
小寺さんへクロススクリーンで体格のサイドへ逃がしそこへパスをだす。岸本がトップ付近でダーラムのスクリーンを受け、小寺さんからアンドリューボーガットさながらの股下ハンドオフを受けコーナー3を放つも外れてしまう。
時間を使いたい藤井、ファウルゲームをしない琉球は岸本がスティール、ダーラムがなだれ込み2ショットを得る。残り0:16 2本決めて67-70となったところでタイムアウト。
ATOではファジーカスにはファウルせず、FT%が低いアギラールへファウル。
リバウンド確保にクーリー、ボールを運ぶ並里を投入し体制を整える琉球。
2本決められてタイムアウトを取るも、のこり11秒5点差は厳しく
69-73でゲームを終えた。
Game2 スタッツ
詳しい用語につきましては下記用語集をご参照ください
オフェンス | 琉球 | 川崎 | ||
3FG% | ☆ | 26.90% | 9.10% | |
FT% | 76.20% | 85.20% | ☆ | |
2FG% | 47.06% | 61.11% | ☆ | |
PitP% | 40.58% | 49.32% | ☆ | |
SCP% | ☆ | 17.39% | 15.07% | |
SCP Rtg | 0.86 | 1.22 | ☆ | |
FBP% | ☆ | 20.29% | 5.48% | |
2ptA% | 49.10% | 51.52% | ☆ | |
3ptA% | ☆ | 37.55% | 31.48% | |
2pt割合 | 46.38% | 60.27% | ☆ | |
ペリメタ割合 | 5.80% | 10.96% | ☆ | |
3pt割合 | ☆ | 30.43% | 8.22% | |
FT割合 | 23.19% | 31.51% | ☆ | |
FT獲得率 | 35.00% | 46.55% | ☆ | |
eFG% | ☆ | 44.17% | 43.10% | |
ORB% | ☆ | 35.90% | 25.00% | |
OFFRtg | 95.90 | 101.46 | ☆ | |
TS% | 49.83% | 52.23% | ☆ | |
pace | 71.95 | 71.95 | ||
AST% | ☆ | 43.42% | 39.02% | |
HOMEeFG% | 44.17% | ☆ | ||
HOMETS% | 49.83% | ☆ | ||
AWAYeFG | ☆ | 43.10% | ||
AWAYTS% | ☆ | 52.23% | ||
TOV% | ☆ | 23.63% | 18.07% | |
POSSESSION | 71.95 | 71.95 | ||
Shot Chances | ☆ | 86.24 | 82.88 | |
攻撃成功回数 | 69.24 | 69.88 | ☆ | |
AST/ TOV | 0.82 | 1.08 | ☆ | |
TOM | ☆ | 1.556 | 0.500 | |
VPS | ☆ | 110.29 | 107.34 | |
P % | 31.97% | 33.36% | ☆ | |
LiveTOV% | 11.12% | 12.51% | ☆ | |
DeadTOV% | ☆ | 12.51% | 5.56% | |
PfT% | ☆ | 28.99% | 16.44% | |
PfTRtg | ☆ | 1.54 | 0.71 | |
FTD% | 13.34% | 17.00% | ☆ | |
HOMEFT% | 76.20% | ☆ | ||
AWAYFT% | ☆ | 85.20% |
ディフェンス | 琉球 | 川崎 | ||
Opp2ptFG% | 61.11% | 47.06% | ☆ | |
Opp3ptFG% | ☆ | 9.10% | 26.90% | |
OppPitP% | 49.32% | 40.58% | ☆ | |
OppSCP% | ☆ | 15.07% | 17.39% | |
OPPSCP Rtg | 1.22 | 0.86 | ☆ | |
OppFBP% | ☆ | 5.48% | 20.29% | |
Opp2ptA% | 51.52% | 49.10% | ☆ | |
Opp3ptA% | ☆ | 31.48% | 37.55% | |
Opp2pt割合 | 60.27% | 46.38% | ☆ | |
Oppペリメタ割合 | 10.96% | 5.80% | ☆ | |
Opp3pt割合 | ☆ | 8.22% | 30.43% | |
OppFT割合 | 31.51% | 23.19% | ☆ | |
OppFT獲得率 | 46.55% | 35.00% | ☆ | |
OppeFG% | ☆ | 43.10% | 44.17% | |
DRB% | 75.00% | 64.10% | ☆ | |
DFFRtg | 101.46 | 95.90 | ☆ | |
OppTS% | 52.23% | 49.83% | ☆ | |
OppAST% | ☆ | 39.02% | 43.42% | |
HOppeFG% | ☆ | 43.10% | ||
HOppTS% | ☆ | 52.23% | ||
AOppeFG | 44.17% | ☆ | ||
AOppTS% | 49.83% | ☆ | ||
OppTOV% | ☆ | 18.07% | 23.63% | |
OppAST/ TOV | 1.08 | 0.82 | ☆ | |
TDM | ☆ | 0.50 | 1.56 | |
OppPfT% | ☆ | 16.44% | 28.99% | |
OppFTD% | 17.00% | 13.34% | ☆ |
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