GAME2 3Q
3Qにおけるセットオフェンス内訳は以下の通り。
■セットフェンス内訳
[千葉]
ピック&ロールエントリー3回
Spain系0回
ハンドオフエントリー1回
Horns系2回
Swing系0回
AI系0回
オフボールスクリーンエントリー0回
アーリー・ディレイ系1回
ジェッツスペシャル1回
Box-ElbowPnR 2回
[宇都宮]
PnRエントリー2回
Spain系0回
ハンドオフエントリー4回
Horns系1回
Swing系0回
AI系0回
オフボールスクリーンエントリー2回
アーリー・ディレイ系0回
StS系1回
是が非でも1桁点差にしたい千葉が迎える後半戦。
千葉はダイヤモンドアライメントからウイングへパスと見せかけて空いているインサイドをハイピックで攻めるセットを選択。ELOBからサイズがワンハンドリバウンドAnd1という離れ業を見せ千葉にエナジーを注入する。
対する宇都宮はハーフタイム後には珍しく、選手たちがプレイコールを行なっていた。シンプルなChicagoアクションから逆サイド展開だったが千葉のスティールを許しワンマン速攻かと思いきやまさかのサイズがレイアップを外す展開。
流れはまだ宇都宮に味方をしているようであった。
点差がついたこともあり、大野HCは前がかりなハードショーD Fのアライメントを使用し賭けに出るも3人目、4人目のDFローテーションが間に合わず失点を許してしまう。
前クォーターから再三使っているセットボックスアライメント→ダウンスクリーン→ビッグマンをエルボーにリリース→ウィングPnR)も読み切られ4分で4得点と苦しい展開。
宇都宮は安定のクロック10秒から動き出すオフェンスで2ポゼッションに1回の割合でスコアをする老獪な戦略。
ラスト4:15で西村を投入しなんとか流れを変えたい千葉ジェッツ。
Horns(Flip)やジェッツスペシャルなど多彩なセットをコールするも、オフボールスクリーンを全てスイッチする宇都宮に対してズレが生まれない。
この辺りも、1セットでオフボールスクリーンを多用しランニングディスタンスが長い千葉へのスカウティングの賜物のように思えた。
千葉のクオーターポゼッション数(攻撃権数)をなんと17回に抑えた宇都宮が68−48と点差を維持し最終クオーターへ。
GAME2 4Q
4Qにおけるセットオフェンス内訳は以下の通り。
■セットフェンス内訳
[千葉]
ピック&ロールエントリー6回
Spain系0回
ハンドオフエントリー2回
Horns系3回
Swing系0回
AI系0回
オフボールスクリーンエントリー1回
アーリー・ディレイ系3回
ジェッツスペシャル1回
[宇都宮]
PnRエントリー4回
Spain系1回
ハンドオフエントリー4回
Horns系2回
Swing系0回
AI系0回
オフボールスクリーンエントリー3回
アーリー・ディレイ系2回
4Qリード時の宇都宮は勝率100%というデータが千葉に重くのしかかる最終クオーター。富樫はベンチスタート。
千葉は目まぐるしく選手が動きスペースを埋めていくセット(名称不明)を使うもズレが全く生まれない宇都宮DF。さらにエドワーズをロシターとギブス二人でボックスアウトする徹底ぶりで一分の隙も与えない。開始2分でスティールを2本奪うが速攻には行かずハーフコーとセットを選択する老獪さで今Qも千葉の攻撃回数を削っていく。
ショーター・フリッピンのPnRを中心に早く攻めていきたい千葉。点差は詰めているものの残り5:10の段階で宇都宮2得点、千葉4得点と明らかに足りていない。
オフィシャルタイムアウト直前残り5:10 富樫を投入。
3ptの確率変動に望みをかけるが、攻めてはコーナーでオープンの富樫にボールが入らず、宇都宮の対富樫用フルスイッチで容赦無くショットコースを消されていく。
残り2分22点差で田臥が歓声に包まれながらコートイン。
宇都宮も無理にディフェンスすることはなくそのままゲームはクローズした。
最終スコア83−59.
対ジェッツスペシャル。宇都宮のスイッチDF
非常に美しかったのでご紹介
最終スタッツ
スタッツ用語につきましては用語集をご参照ください
宇都宮 | 千葉 | |||
3FG% | ☆ | 33.30% | 27.80% | |
FT% | 50.00% | 50.00% | ||
2FG% | ☆ | 55.00% | 52.63% | |
PitP% | 48.19% | 57.63% | ☆ | |
SCP% | ☆ | 25.30% | 11.86% | |
SCP Rtg | 1.40 | 1.40 | ||
FBP% | 10.84% | 16.95% | ☆ | |
2ptA% | 51.33% | 63.84% | ☆ | |
3ptA% | ☆ | 38.50% | 30.24% | |
2pt割合 | 53.01% | 67.80% | ☆ | |
ペリメタ割合 | 4.82% | 10.17% | ☆ | |
3pt割合 | ☆ | 36.14% | 25.42% | |
FT割合 | ☆ | 10.84% | 6.78% | |
FT獲得率 | ☆ | 25.71% | 14.29% | |
eFG% | ☆ | 52.86% | 49.11% | |
ORB% | ☆ | 35.71% | 15.63% | |
OFFRTG | ☆ | 112.39 | 79.89 | |
TS% | ☆ | 53.26% | 49.56% | |
pace | 73.85 | 73.85 | ||
AST% | ☆ | 52.61% | 42.08% | |
TOV% | 16.25% | 25.73% | ☆ | |
POSSESSION | 73.85 | 73.85 | ||
Shot Chances | ☆ | 88.60 | 77.20 | |
攻撃成功回数 | ☆ | 77.92 | 59.52 | |
AST/ TOV | ☆ | 1.75 | 0.63 | |
TOM | 1.125 | 1.667 | ☆ | |
LiveTOV% | 8.12% | 10.83% | ☆ | |
DeadTOV% | 8.12% | 14.90% | ☆ | |
PfT% | 15.66% | 18.64% | ☆ | |
PfTRtg | 0.68 | 0.92 | ☆ | |
FTD% | ☆ | 10.16% | 5.91% |
ORB15%,FTD6%, 被3ptA38%,被3pt33%,TOV25%
と千葉にとっては悪夢のような数値が並びます。
GAME3 展望
千葉はセミファイナルの再来かというような2連戦を演じ、
宇都宮はスカウティングを発揮し,GAME2を完勝。
RSでは苦手であったハイペースゲームになっても、ペイントを閉めて3を打たせるゲームプラン通りの運びを行なっても、しっかり勝利する宇都宮は千葉にとって計算外だったのではないでしょうか。
千葉は例のスタントディフェンスの修正は必須で、コーナーからやってくるピーク・鵤・比江島のChicago や Miami戦略をどのように守ってくるかも注目です。
そのほかの注目は、出演させて頂いているBasketBallDinerチャンネルをご視聴ください
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