Bリーグ6年目21-22シーズンが終了し、恒例のBリーグアワードショー
が行われ、見事に藤井祐眞選手(川崎ブレイブサンダース)がMVP賞を受賞しました。
今回もある3つのスタッツを使って別の角度から隠れた(?)MVPを探してみたいと思います
※本企画は、藤井祐眞選手のMVPを貶める意図は全くございません。
寧ろ藤井選手は本サイトが2017年より推し続けている選手ですので感無量です
【スタッツその1:VPS】
Value Point Systemの略称で
平く言えば、公式BOXスコアのEFFをより正確に計算した数値です。
例えばアシストの価値を高めたり、ターンオーバーを重くしたりなどしています。
この数字を使って1試合平均のVPSをランキングしてみました。
弱点はどうしてもプレイタイムに比例してしまう点でしょう
Name | Team | Game | Min | VPS |
ショーン・ロング | 北海道 | 56 | 32.5 | 35.5 |
セバスチャン・サイズ | 東京 | 53 | 28.5 | 30.4 |
デイヴィッド・サイモン | 京都 | 30 | 32.9 | 29.7 |
オヴィ・ソコ | 滋賀 | 23 | 28.2 | 29.4 |
ニック・ファジーカス | 川崎 | 55 | 29.3 | 28.6 |
ディージェイ・ニュービル | 大阪 | 44 | 32.8 | 28.3 |
ジェームズ・マイケル・マカドゥ | 渋谷 | 48 | 31.4 | 28.1 |
リード・トラビス | 島根 | 34 | 27.8 | 27.9 |
ペリン・ビュフォード | 島根 | 50 | 30.5 | 27.7 |
ジャスティン・ハーパー | 京都 | 54 | 32.4 | 27.6 |
ショーンロングは得点、セバスチャンサイズはリバウンド。サイモン選手と滋賀時代のオヴィソコ選手の得点効率の高さ。ファジーカス選手は得点・リバウンド・アシストのバランス
によってランクイン
【スタッツその2:PIE】
https://stats.nba.com によると、
Player Impact Estimate
PIE measures a player’s overall statistical contribution against the total statistics in games they play in.
PIE yields results which are comparable to other advanced statistics (e.g. PER) using a simple formula.
訳:プレイヤーがプレイしているゲームの統計全体に対するプレイヤーの全体的な統計的貢献度を測定します。 PIEは、簡単な式を用いて他の高度な統計(例えばPER)に匹敵する結果をもたらす。
ということで、「ゲーム」の中で、平均してその選手がどれほどのポジティブスタッツをもたらしたか?
を計測している統計的な貢献度です。
ざっくりした計算式は
(選手が稼いだポジティブスタッツ ー 選手が記録したネガティブスタッツ)/(チーム全員が稼いだポジティブスタッツ ー チーム全員が記録したネガティブスタッツ)
となります。
こちらを当てはめたTOP10はこちら
Name | Team | Game | Min | PIE |
ショーン・ロング | 北海道 | 56 | 32.5 | 35.5% |
ロスコ・アレン | 新潟 | 44 | 32.8 | 29.4% |
ショーン・オマラ | 滋賀 | 57 | 30.5 | 28.6% |
セバスチャン・サイズ | 東京 | 53 | 28.5 | 27.5% |
ジャスティン・ハーパー | 京都 | 54 | 32.4 | 27.2% |
ジョシュ・スコット | 宇都宮 | 56 | 29.2 | 25.7% |
ニック・ファジーカス | 川崎 | 55 | 29.3 | 25.6% |
ジョシュ・ホーキンソン | 信州 | 52 | 29.8 | 25.5% |
ブライス・ジョンソン | 富山 | 59 | 28.1 | 25.5% |
ジェームズ・マイケル・マカドゥ | 渋谷 | 48 | 31.4 | 25.1% |
ショーンロング選手の35%には驚きますが、出場44試合にも関わらず29.4%を稼いだロスコアレン選手も素晴らしい貢献度でした。
コメント
ショーン・ロングは恐るべしですね。
サイズ選手はベスト5に入れて欲しかった!
コメントありがとうございます!
サイズ選手は、2位・4位・2位なので、ショーンロング選手さえいなければ…というところです
本家ベスト5のことですね、何か勘違いしていました笑