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濃厚マッチレビュー 日本代表VS台湾代表

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2022年2月26日、沖縄アリーナにおいてW杯アジア予選1次ラウンド予選Window2
台湾代表戦が行われ、4Qに逆転し76-71で日本が勝利しました。
日本が劣勢であった1Q、そして日本が優勢だった4Qに何が起こっていたのか?
日本一の情報量で徹底レビュー!
※選手の敬称は略しております

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1Q

台湾代表のスターターは、
PG:Bing Sheng Lin
SG:Yao Cheng Pai (大学生!)
PF:Chieh-Yu Han
C:Kuei-Yu Chou
C: William Artino (帰化・T1リーグ得点王/リバウンド王・豪州戦14pts Reb)
という、4番に5番2人というビッグラインナップで布陣

対する日本は
富樫・今村・西田・谷口・ルーク
という全員がオフェンスを完結できるスターターで挑む

台湾ボールでスタート。
台湾の1stオフェンスは、Hornsからのピックに見せかけて、右コーナーへのPindown,,に見せかけてリジェクト。エルボーからのハイローを狙うが西田が防ぐ。

対する日本の1stオフェンス。
いつもの5outアライメント。富樫からウィング今村へパス。アルバルクでお馴染みのSlot(4コーナー)PnR開始。アルティーノのFTラインドロップDFを確認すると、DFをしっかりルークのピックにかけてギャップを作りオープン3を放つもリングに嫌われる。
高く跳ねがちな3ptのリバウンドを比較的高い位置で回収した台湾がトランジションを仕掛け枚数が足りない日本に対しコーナー3を狙うもラインを割ってしまい日本は助かる結果。

残り9:20 富樫・西田に高い位置でプレスをかける台湾DFに苦戦しながら、Hornsアライメントからエルボーのルークが外へ飛び出し、富樫がコーナーへスクリーンをかけるMotion Strongを仕掛け、今村がハンドオフを受けた瞬間、ロールするルークに対してスペーシングしていなかった逆エルボーの谷口がRip。いわゆるSpain PnRの形を作る。
谷口にアルティーノが一瞬気を取られた瞬間に今村がダウンヒル。見事FTを獲得するが2本とも外れオフェンスリバウンド回収後に今村が完璧なステップバック3ptを放つも外れ、3回の攻撃で今村が振るわず日本は無得点。
残り8:41 返す台湾は4outアライメント。大黒柱アルティーノのローポストにボールを収めてからスプリットアクション(シザーズとも)を中心にオフェンスを展開。そうすることで1on1シチュエーションを作り出し見事スコア。2−0で先制する。

残り8:30トランジションのから右Slotで西田がハンドル。富樫が指示を出し、それを受け西田も逆サイド富樫に対するStagger(2枚)スクリーンを指示。そちらに注意を向けた瞬間にドライブしスコア2−2の同点とする。

残り7:35 アルティーノにSlotでボールを持たせ、またしてもスクリーンとカッティングを繰り返しながらストレッチビッグのクエィがハンドオフをを受け3pt。7−2とする。ここまでハンドオフ以外のピックプレイを見せない台湾のオフェンス。

返す日本は富樫が指一本突き出すサインをコール。谷口にGetアクションでハンドオフを受け、台湾がドライブ警戒のヘッジDFをしてきたところ谷口はポップアウトを選択。コーナーのヘルプが間に合わずオープン3を打つも外れる。起点としたい3ptが4本連続で外れ、次のオフェンスもTOVと暗雲が立ち込める

返す台湾もエルボーのアルティーノにボールを入れ、ピックプレーに移行するも日本はスイッチで対応。ズレを作らず今村のディフフレクションを見せる。トランジションから今村のコーナー3が決まり7−5。
台湾もトランジションで返しミッドレンジジャンパーを決め9−5。ハイペースな展開を見せる。
残り6:00 富樫・ルークのハイピックからアルティーノのドロップ対策にボールマンDFをHostage(背負いながら2on1を作る)ドリブルでウィングのヘルプを引き出した瞬間に谷口へキックアウト3を打たせるもやはり決まらない。3pt 1/7 2割を切る決定率となってしまう。
台湾の返す早い攻撃を富樫がストップファールをした時点でホーバスHCがタイムアウト。
「ボールが回っていない、1on1ばっかり! 5out,5out 。カットを繰り返しながら5outを維持しペイントを狙う!」と檄を飛ばす。そしてリーグ随一のオフボールスピードを誇るアイザイアマーフィーと広島でともに戦う今季好調の寺嶋をコートへ。

残り5:38 台湾のATOはアルティーノのエルボーに入れるいつもの形からパッサーヤオがUCLA。同時にコーナーがハンドオフしつつ、アルティーノにヤオがシャッフルスクリーンをかけつつ、自身もスクリーンを受けてトップへ抜ける、所謂StSをプレイ。
ずれなかったためプランB。ローポストのアルティーノへボールを入れ1on1。外を見せつつベースラインを攻略され2点を献上。11−5と点差が広がる。

日本のATOはシンプルにマーフィーのピックから右コーナーの西田へ、西田がドライブし左コーナーへスペーシングしたマーフィーへパスを出すもファンブル。痛いTOVとなってしまうが、連続したドライブと5人が連動したスペーシングバスケットが見える。
台湾のPnPに対しては、3ptが無いアルティーノを半ば放置したドロップDFで得点を封じる。
返す日本は残り4;40 SLOBから逆サイド谷口とマーフィーのAwayに対し中へ下がるクエィの対応を見た瞬間に谷口は外へTwist。オープン3を決め反撃の合図としたい日本は台湾のPnPを前述の対応で落とさせた後、トランジションワイドオープン3を西田が打つも外れ、波に乗れない。

残り3:59 台湾トップのPnRに対して、日本ベンチから「ショー!ショー!」の指示に反応した谷口がクイックショーしハンドラーを止め、マーフィーがブロックショットの成功するもルーズボールを回収され失点。この辺りも流れの悪さを象徴するポゼッション。
しかしここで気を吐くベテラン谷口。寺嶋に対するDragからスリップ気味にロールすると見せかけて西田にVeer(ロール+Pindown)CurlでベースラインのDFを動かしながらルークと西田のピックに持ち込み、Dropに対して最も効果的なPnPを選択することで谷口のマークマンであるクエィのヘルプを引き出すと、ルークは谷口へエクストラ。オープン3を決め2点差とする

残り2:50 アルティーノが下がったタイミングでルークに替えてシェーファーを投入。

疲労が溜まった西田・谷口に替えて斎藤・マシューをコートへ。
早速斎藤・シェーファーのピックからLow Tagを引き出しコーナーからリフトした寺嶋へキックアウト。シェーファーがDFをクリアアウトしているペイントへカウンタードライブするも攻めきれない。
固さが見えるマーフィーに替えて古川も投入。
マシューは信州仕込みのピックとクリアアウトを見せるもハンドラーの斎藤が珍しくミドルを外してしまうが、その返しでシェーファーのハードなdenyから、斎藤がスティールしそのままスコア。
15−13と2点差まで追い上げ、台湾のタイムアウトを引き出した。
台湾このタイミングでアルティーノを再びコートへ。

残り1:09 台湾のATO。日本は前から2-2-1プレスをしかけ、クロックを削ると共にATOを狂わせにかかるが、逆に前かかりになったDFをドライブで切り裂かれFTD。17−13

残り1:00 日本のATOは、斎藤がエルボーのマシューへパスを渡すと、電光石火のFlexからシェーファーとのStepUp PnRへ。台湾はDive Switchingを駆使しついていく。アルティーノが試合初めてのショーDFを仕掛けるも冷静にロールしたシェーファーへ完璧なパスを通す..がコーナーDFの速いヘルプに阻まれTOV。逆に速攻をくらい19-13。
マシューは代表初得点を挙げるも,21-15と離されクオーターを終えた。

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