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【バスケ戦術分析】秋田ノーザンハピネッツのセットオフェンスを分析してみた

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今季からB1に昇格し、10月17日に復帰後初勝利を上げた秋田ノーザンハピネッツ。
その秋田が徹底して行なっているセットオフェンスについてご紹介と分析をしていきます。

 

■セットオフェンスとは

先ずは、セットオフェンスの説明から行います。
セットオフェンスとは、
ある選手やポジションにオープンショットを打たせるために、複数人の選手が決められた動きを行うオフェンスの事を言います。
例えば、強力な3ptシューターを擁する、三河や川崎、富山などがよく使っている「エレベーター」

 

ウィークサイドのダブルスクリーンを囮にPnRを成功させる「ホークアクション」サンロッカーズやアルバルク使っていました

 

■秋田のセットオフェンス

スタートは1−4(※1)というオフェンスに酷似していますが、ウィングプレイヤーが若干エンド寄りにスタンスしています。
基本の流れは、ビッグマン二人とハンドラーのwedgerollから、ハイロープレイになります。
別のパターンでは、ウィングプレイヤーがビッグマンへripしてからガード同士のハンドオフPnR( Pistolaction)を行います。
動きとしては琉球が得意とするHornsHighlow(※2)と似ていますが、選手がコーナーへ下がることはありません。

個人的な見解としてはハイローが決まらなかったときにウィングへgive&Pickの選択肢を作るためにプレイヤーをウィングからファールライン上に残した形の変形Hornsだと理解しています。

同じ様な形でプリンストンオフェンス(※3)というこれも特殊なオフェンスが存在しますが、大元の思想が異なっているように思えます。
しかしながらベースライン側の広大なスペースを利用しない手はなく、ripやバックドアカットを絡めたポゼッションが増えてくるとより守り辛いものになると考えられます。

今後の第2形態、第3形態が非常に楽しみな今季の秋田オフェンスです

 

 

※1)トップに一人、フリースローレーンに4人が並びゴール側のスペースを広く使う

※2)HornsHighlow

※3)プリンストンオフェンス(chin)

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