オフェンス戦略
大阪の代名詞、トランジションオフェンス。
注目すべきはスタツ・ハレルソン両選手の切り替え速度です。
NBAのデータによるとセンターが走るとペースが上がることがわかっているので明らかに意識した戦略をとっています。
◾︎アーリーオフェンス編
大阪エヴェッサ定番のアーリーオフェンスセット。キックアウト3の選択肢もあります
ローポストにボールを落とし、ウィングプレイヤーがスクリーンを断続的にかけスペーシングし続ける美しいオフェンスムーブメントです
ディフェンス戦略
ピック&ロールに対してはビッグマンが半歩前に出るクイックショーDFを起点に、ニュービル選手がスイッチするDF戦略を基本としていますが、4月のの三遠戦で見せたゾーンDFライクなスイッチDFも駆使するなどビッグラインナップらしく選択肢は多いです。
大阪エヴェッサ対策
大阪の敗戦傾向としては
・ 実質シュート決定率が相手より高いにも関わらず7試合敗戦している(攻撃回数差により敗戦)
・ペリメタによる得点割合が相手より高く、チーム平均よりも高い(13試合相関)
・TOV%が相手よりも高く、チーム平均を上回る(16試合相関)
・攻撃成功回数が相手よりも低く、チーム平均よりも高い(14試合相関)
大阪と対峙する際には
ターンオーバーを誘い相手の攻撃回数を削ることが(当然ながら)大事になりそうです。総ポゼッションあたり、16~19%を奪うことができれば勝利に近づきます。(ただし先述の通り、リーグ後半のTOVは平均12%まで下げており奪う難易度は上がっています)
ペリメタを多く打たせたゲームの敗戦傾向が強く、総得点の14%をペリメタから取らせるよう守りたいところです。
そのためには、トランジションに対するビッグマンのDFピックアップが鍵になりそうです。速攻による得点割合を13%まで下げさせれば良いペースです
そのほか注目すべき点としては
速攻を防いだ上でペイント合戦に持ち込み、大阪のPitP割合を46%,自チームのそれを48%まで上げていきたいです。
個人的総評
リーグ前半と後半で全く違うチームと言えるほどに完成度が高まっています。特に天日HC復帰からは12勝3敗と勝率8割を記録しています。
敗戦ではオフェンシブレーティングの下振れが19と高く攻撃の良し悪しで勝敗が決します。
ホームで強い大阪が、無観客ながらホームコートアドバンテージを獲得したことも大きく、CS初出場の大阪が同じく好調の川崎にどう戦いを挑むのか楽しみです
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雑誌ダブドリ編集長大柴壮平さんと、バスケットボールライターとして有名な大西玲央さん
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