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【数字で見る日本代表】AkatsukiFiveを分析してみた

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4連敗から6連勝と破竹の勢で連勝し、バスケファンを熱狂させている我らがAkatsukiFive。
ファジーカス選手帰化、八村 、渡邊選手を招集など大幅な戦力アップがあった事は間違いありません。

ではその影響はスタッツにどのように現れているのか、連敗した4試合と連勝中の6試合で比較し分析したいと思います。


【連敗中のスタッツ】

まずは連敗中のスタッツです。
(スマホの方は横スクロールになると思います。見辛くてすみません。。。)

 AVG比国戦豪州戦台湾戦比国戦
H/AHAHA
PTS70.571586984
FGM24.2524212626
FGA59.2569557043
FG%39.53%34.00%38.00%37.10%49.00%
3FGM6.757488
3FGA19.7522182316
3FG%34.45%31.00%22.00%34.80%50.00%
FTM15.251612924
FTA22.7522161439
FT%65.93%72.00%75.00%64.30%52.40%
OR9.25134155
DR2433172224
TR33.2546213729
AS14.751881716
TO12.515121112
ST6.758847
BS2.752135
2FGM17.517171818
2FGA39.547374727
2FG%46.77%36.17%45.95%38.30%66.67%
2ptA%54.10%58.25%52.83%65.13%40.20%
Opp2ptA%59.32%53.75%67.49%52.69%63.37%
3pt割合27.17%27.27%25.70%31.87%23.82%
Opp3pta%30.39%30.00%30.16%29.12%32.31%
FT獲得率42.92%31.88%29.09%20.00%90.70%
OppFT獲得率26.80%37.31%8.82%38.98%22.08%
FT獲得率差分16.12%-5.43%20.27%-18.98%68.62%
eFG%48.57%39.86%41.82%42.86%69.77%
OppeFG%51.08%44.03%58.09%48.31%53.90%
eFG差分-2.51%-4.17%-16.27%-5.45%15.87%
OppPts79.577827089
OR%21.39%27.08%11.43%31.91%15.15%
OppOR%36.99%30.23%38.64%35.90%43.18%
OR%差分-15.59%-3.15%-27.21%-3.98%-28.03%
DR%59.67%71.74%50.00%61.11%55.81%
OppDR%74.76%77.78%79.49%64.00%77.78%
DR%差分-15.09%-6.04%-29.49%-2.89%-21.96%
OFFRTG97.888882.8195.62125.07
DFFRTG105.4196.25117.7597.06110.59
NETRtg-7.53-8.25-34.94-1.4414.49
TORtg17.218.617.115.217.9
TS%51.74%45.12%46.74%45.30%69.81%
OppTS%52.68%49.36%58.04%50.64%52.68%
pace74.0480.3469.8472.1473.82
AST%60.00%75.00%38.10%65.38%61.54%
OppAST%64.77%80.77%60.00%61.54%56.76%
HOMEeFG%41.36%39.86%42.86%
HOMETS%45.21%45.12%45.30%
AWAYeFG55.79%41.82%69.77%
AWAYTS%58.28%46.74%69.81%
TOV%17.21%18.59%17.13%15.24%17.87%
OppTOV%20.98%18.75%22.98%23.57%18.64%
POSESSION72.5180.6870.0472.1667.16
OppPOSESSION75.568069.6472.1280.48

如何でしょうか。平均をだけを見る事はこの母数だと少々危険ですが
気になる点を見て行きましょう

・FT獲得率は高いので、ファールは上手く貰っている
・ターンオーバー割合も低い
・3ptの割合が少ない
・決定率(eFG%)がフィリピン戦を除くと5%以上差がある
・DRtgが100を超えている。(1回のオフェンスで1点以上取られている)

・オフェンスリバウンド獲得率に大きな差が見られる

やはり泣き所はここでは無いでしょうか。
平均15%というものがどのくらいの差であるか考えて見たいと思います。
平均的にFTとセカンドチャンスを除くシュート本数は60本ほどです。
このFGに対して15%オフェンスリバウンドを取られてしまった場合、9本のシュートを余分に打たれてしまいます。
9本シュートを打たれた場合、仮に50%の確率であったとしても9点分の差が生じます。
(ゴール付近に落ちることやFTになった場合を考えるともっと確率は上がるでしょう)
これを補うためには、単純計算で相手よりも10%以上高い決定率もしくはリバウンドを上回るTOを誘発させなければなりません。
おそらくこの部分で日本代表は序盤苦戦を強いられていたのだと考えます。
ラマス代表HCもサイズアップを基本方針にチーム作りを行なっていました。

【6連勝中のスタッツ】

こちらは連勝中のスタッツです。
(スマホの方は横スクロールになると思います。見辛くてすみません。。。)

 AVG豪州戦台湾戦カザフ戦イラン戦カタール戦カザフ戦
H/AHAAHHH
PTS85.57910885708586
FGM32.17314230253134
FGA65.33696563586572
FG%48.82%44%64%47%43%47.7%47%
3FGM5.54126272
3FGA16.5162119112111
3FG%30%25%57%31%18.%33%18%
FTM15.67131219181616
FTA20.67151723272220
FT%7686%70%82%66%72%80%
OR10.671078121512
DR29.17343228263421
TR39.83443936384933
AS19192811132518
TO11.83916149158
ST8.83312139106
BS4.67465535
2FGM26.67273024232432
2FGA48.83534444474461
2FG%54.94%50%68%54%48%54%52%
2ptA%64.88%71%54%55%70%58%79%
Opp2ptA%53%68%50%49%62%52%39%
3pt割合21%21%25%24%16%28%14%
Opp3pta%34.05%41%38%27%34%30%31%
FT獲得率32.10%21%26%36.5%46.5%33.8%27.7%
OppFT獲得率24.51%24%24.6%26%15.3%17.5%38.8%
FT獲得率差分7.58%-2.6%1.5%10%31%16.30%-11.11%
eFG%53.43%47.83%73.85%52.38%44.83%53%48.6%
OppeFG%41.88%39.63%40.58%47.54%38.46%35%50%
eFG差分11.54%8.19%33.27%4.84%6.37%17.9%-1.3%
OppPts64.83786870564770
OR%30.78%26%28%22%31.5%44%32%
OppOR%31.41%42%33%30%39%17.5%26%
OR%差分-0.63%-15%-5.3%-7.7%-7.5%26.6%6.2%
DR%69.19%60%71%75%59%82%65%
OppDR%73.98%71%69%70%78%67%86%
DR%差分-4.79%-11%1.8%5.6%-19%15%-20%
OFFRTG112.7105.9132.5107.4104.6113.8111.9
DFFRTG87.310487.788.58368.7191.8
NETRtg25.351.644.718.821.54520
TORtg15.612.119.617.713.520.110.4
TS%57.5%52.2%74.5%58%50%57%53%
OppTS%45.47%43%44%51%40%38%55%
pace74.7474.779.4879.0867.1471.5476.52
AST%58.37%61%66.6%36.6%52%80.6%52.9%
OppAST%54.73%67.8%36%60%40.9%61%62%
HOMEeFG%48.59%47.83%44.8%53%48.6%
HOMETS%53.12%52.25%50%56.9%53%
AWAYeFG63.11%73.85%52.38%
AWAYTS%66.31%74.50%58.12%
TOV%15.56%12%19.6%17.6%13%20%10%
OppTOV%21.18%8%18%25%23.7%20%31.4%
POSESSION75.5974.681.47966.874.676.8
OppPOSESSION73.8974.877.479676876

続いて、平均の比較を行います。

【4戦と6戦スタッツ比較】

(上昇/改善したスタッツは◯、下降/悪化したスタッツは●、どちらとも言えないものはーで表しています)

 連敗中
AVG
連勝中
AVG
差分上昇
悪化
H/A
PTS70.585.515
FGM24.2532.177.92
FGA59.2565.336.08
FG%39.53%48.82%9.29%
3FGM6.755.5-1.25
3FGA19.7516.5-3.25
3FG%34.45%30.47%-3.98%
FTM15.2515.670.42
FTA22.7520.67-2.08
FT%65.93%76.08%10.15%
OR9.2510.671.42
DR2429.175.17
TR33.2539.836.58
AS14.75194.25
TO12.511.83-0.67
ST6.758.832.08
BS2.754.671.92
2FGM17.526.679.17
2FGA39.548.839.33
2FG%46.77%54.94%8.17%
2ptA%54.10%64.88%10.78%
Opp2ptA%59.32%53.69%-5.63%
3pt割合27.17%21.69%-5.48%
Opp3pta%30.39%34.05%3.66%
FT獲得率42.92%32.10%-10.82%
OppFT獲得率26.80%24.51%-2.29%
FT獲得率差分16.12%7.58%-8.54%
eFG%48.57%53.43%4.86%
OppeFG%51.08%41.88%-9.20%
eFG差分-2.51%11.54%14.05%
OppPts79.564.83-14.67
OR%21.39%30.78%9.39%
OppOR%36.99%31.41%-5.58%
OR%差分-15.59%-0.63%14.96%
DR%59.67%69.19%9.52%
OppDR%74.76%73.98%-0.78%
DR%差分-15.09%-4.79%10.30%
OFFRTG97.88112.7214.84
DFFRTG105.4187.37-18.04
NETRtg-7.5325.3532.88
TORtg17.215.6-1.6
TS%51.74%57.51%5.77%
OppTS%52.68%45.47%-7.21%
pace74.0474.740.7
AST%60.00%58.37%-1.63%
OppAST%64.77%54.73%-10.04%
HOMEeFG%41.36%48.59%7.23%
HOMETS%45.21%53.12%7.91%
AWAYeFG55.79%63.11%7.32%
AWAYTS%58.28%66.31%8.03%
TOV%17.21%15.56%-1.65%
OppTOV%20.98%21.18%0.2%
POSESSION72.5175.593.08
OppPOSESSION75.5673.89-1.67

 

■下降したスタッツ
・3FGM
・3FGA
・3FG%
・FTA
・3pt割合
・FT獲得率
・FT獲得率差分
・AST%

細かい上下降は色々とありますが(3ptシュートの割合と決定率低下など)
大きく4点が挙げられます。

①OR(DR)獲得率の大幅な増加
②AST% の10%近い減少
③OppeFG%,OppTS%の低下によるDRtg大幅な低下
④②に伴って、NETRtgが大きく上昇

OR獲得率の大幅増加。これはサイズアップにより説明がつきます。

得点王ファジーカス選手の招集、米国組の合流により決定率、つまりは得点力のUPが勝因であるかの様に私含めdaznの特集なども報じていました。
しかし今回のスタッツ分析の結果から、OppeFG%を10%近く下げ、若干ですがFTA%も下げることで対戦国の得点効率を大幅に減少させている、つまり

OFよりもDFへの貢献度が非常に高かった

事が分かりました。
勿論オフェンスにおいても、AST%の減少からドライブ(ポストアップ)からのフィニッシュが増えた事が分かり個人技での得点力が向上した事も分かります
(ラマスHCのペイントタッチを徹底する戦略が定着したとも言えるでしょう)

伴ってNETRtgが32Pt急上昇しています。
(NBAではこの指標が20あれば優勝候補と言われています)
現在日本代表は平均25pt。

この6戦、(誤解を恐れずに言うと)アジアのドアマットから優勝候補へと
日本のバスケが生まれ変わった瞬間が垣間見えたと言えるのではないでしょうか。

予選も佳境となりましたが、優勝候補の自負を持って敵地に乗り込んで日本らしいバスケットを見せて欲しいです。

akatsukifive
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コメント

  1. Pochi/BAA より:

    これは私の個人的予測ですが、相手OFF -Reb後の失点が減ったのが、この6連勝のポイントの1つではないかと思っています。
    根拠は現在取得してる最中ですが、途方もないです笑

    • しんたろう より:

      コメントありがとうございます。
      DRも上昇したとはいえ、まだ相手国のOR獲得率が高い状況ですから
      その可能性は大きいですね。
      SCPのスタッツが公開されていないので大変ですよね

  2. Pochi/BAA より:

    返事に気づいておりませんでした。
    ありがとうございます。
    おっしゃる通り、被Off.Rebは特別改善されていません。
    動画にタグ付けして割り出そうとしていますが、えらいこっちゃです。

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