3Q
両チームスターターに戻し後半開始
日本の1stオフェンスはThunderを選択.
田中から左サイドに展開し、左ウィングの渡邊が右コーナーへクリアリング、左コーナーの馬場が左のウィングへドラッグしたところへ田中がパス。田中が左コーナーへクリアリングしたところでエドワーズとのサイドPnRに見せかけてエドワーズが踵を返し、ローポストの八村にダウンスクリーンを仕掛ける。
後半の命運を握る八村を使い3ptを決め幸先良いスタート
スロベニアは、日本のスターター=オールスイッチとわかっているため連続でドンチッチにピックをかけ渡邊のマークを剥がす。
左のSlotでアイソレートすると見せかけて、2回目のスクリナーであるトビーが、ドライブ警戒している田中にVeer(ロールマンがAwayスクリーン)を仕掛けブラジッチがオープン3を打つも外れる。
このクオータースロベニアは日本の体力を削るためフィジカルなカウンタードライブを連続で仕掛ける。
残り9:00には3回連続のカウンタードライブから最後はチャンチャーがステップイン2を決める。
食らいついていきたい日本は残り8:45 八村・渡邊・エドワーズのPistol(ハンドオフやフレアを使ったアーリーオフェンス)を使い、
八村3が決まり9点差とするとスロベニアもオフェンスリバウンドからブラジッチが3を決め返す。
やられた日本はトランジションから渡邊のダンク。
返すはスロベニア、ドンチッチとトビーのDragアクションから、トビーがスイッチDFに対して有効なSlipを使いパスを中継してドラギッチがコーナー3を決める
なんとここまで2分で7−9を取り合う超ハイペースな展開。
しかしこうなるとスロベニアの土俵。
攻撃効率最強だったダラスのリードオフマン、ルカドンチッチのショータイムである。
残り7:30には、トビーとのハイピックから、日本のハイスタントDFを物ともせず、なんと5人全員を引きつけキックアウト3を演出。
6:45には得意のポストアップ。ミドルラインに行かせないDFをする馬場に対し、それならばとベースラインがわにラーンアラウンドしジャンパーを沈め、あっという間に18点差。
さらに日本はエドワーズが接触により肩を痛める緊急事態。
シェーファーがスクランブル発進。
同時に好調比江島もコートへ。
残り6:25には苦しい時の起点になる馬場。
Stagger awayスクリーンを使いトップでボールを受けPnR。
ドンチッチと真っ向勝負するもブロックに合い暗雲が立ち込めるが比江島がフォローしなんとかチームで得点。
5:30ドンチッチが3ファウルで一度ベンチへ下がりスイッチが不要になったところで富樫をコートへ戻すラマスHC。
この布陣を見たスロベニアはDF戦略を大きく変更する。
ドライブを警戒するために、トビーが外角のアテンプトが少ないシェーファーを大きく開け、ペイントエリアの中央に位置するポジショニング。
八村がボールを持った場合には、2選手がペイントへ片足を入れるある意味で極端なシェルディフェンスを選択。
残り4:50富樫がPnRを狙うもペイント深くには入れない。
誘導される形でミッドレンジを放ち外してしまう。
残り4:10にはトランジションからドラギッチがスコアしついに20点差をつけられてしまい、ラマスHCたまらずタイムアウト。
52−72. 日本は張本がオリンピックのコートへ
日本のATOはもちろんAkatsukiSpecial。
ハンドオフを受けた渡邊と八村のPnP。飛び出した八村へのパスを富樫のマークマンであるルプニクがスティールを狙うも失敗し富樫のワイドオープン3を演出するが失敗。
残り2:45 スロベニアのトランジションミスからアウトナンバーで速攻のチャンス。渡邊の3が決まったところで、戻りの遅かった緩慢な守備を咎めるタイムアウトをスロベニアが要求。58−74.
劣勢の中で気を吐く比江島と張本。
残り1:10、先のDF戦略により全くペイントで仕事ができない八村は、自身の引力を利用し比江島へキックアウト、見事に3を決めると
返しのディフェンスでは、張本がブリッツ気味に前がかりなスイッチDFを行うことでルプニクからボールを奪いそのまま速攻につなげ、残り30秒には比江島がチャンチャーからテイクチャージ。
64−80の16点差で望みをつなぐ。
4Q
勝負の最終クオーター
ルカドンチッチはベンチスタート。
日本は比江島と張本が継続してオンコート。
スロベニアボールで開始。
ルプニクとニコリッチのハンドオフから、ルプニクにチャンチャーがフレアスクリーンをかけ、パスを受けたルプニクとコーナーのプレぺリッチがDHOしチャンチャーとのPnRに持ち込む(Flip-Flare-Miami)も、日本はドライブ対策で全てアンダーを通り対応する。
返しのオフェンスでは八村と渡邊のホットラインからアリウープが決まり反撃の狼煙を上げた。
しかし、早くも登場するルカドンチッチ。
早速スイッチした張本から代名詞であるステップバック3を見舞う。
ここから3分間は17~18点差を行き来する展開が続く。
試合を動かしたのはやはりルカドンチッチ。
残り5:26、トランジション3を決め21点差とし日本のタイムアウトを引き出す。
日本のATOはAkatsukiSpecial.
比江島のPnRを志向。比江島ステップにスロベニアが細かくファウルする。
残り5:00 ドンチッチに対するStaggeredPnRは,オールスイッチしつつ食い止めるも、件のカウンタードライブをコーナーから決められ、DFを収縮させられキックアウト3というお手本のようなオフェンスを繰り出され24点差。
残り4:27には明らかに足が動かなくなっている日本に対しトランジション3をチャンチャーに決められ27点差としたところで、ドンチッチが任務完了とばかりにベンチへさがりこの3ptが事実上のと止めとなってしまい点差を離され続け81−116の大差で終了のブザーを迎えた。
最終スタッツ
スタッツ用語につきましては用語集をご参照ください
日本 | スロベニア | |||
3FG% | ☆ | 38.71% | 38.46% | |
FT% | 55.56% | 68.18% | ☆ | |
2FG% | 43.48% | 68.29% | ☆ | |
PitP% | 34.57% | 46.55% | ☆ | |
SCP% | 4.94% | 17.24% | ☆ | |
SCP Rtg | 0.44 | 1.18 | ☆ | |
FBP% | 14.81% | 15.52% | ☆ | |
2ptA% | ☆ | 56.82% | 45.72% | |
3ptA% | 38.29% | 43.49% | ☆ | |
2pt割合 | ☆ | 49.38% | 48.28% | |
ペリメタ割合 | ☆ | 14.81% | 1.72% | |
3pt割合 | ☆ | 44.44% | 38.79% | |
FT割合 | 6.17% | 12.93% | ☆ | |
FT獲得率 | 11.69% | 27.50% | ☆ | |
eFG% | 49.35% | 63.13% | ☆ | |
ORB% | 19.57% | 41.46% | ☆ | |
OFFRtg | 101.53 | 145.40 | ☆ | |
TS% | 50.02% | 64.67% | ☆ | |
pace | 79.78 | 79.78 | ||
AST% | 41.71% | 51.25% | ☆ | |
TOV% | ☆ | 11.28% | 8.77% | |
Shot Chances | 89.96 | 96.68 | ☆ | |
攻撃成功回数 | 80.96 | 89.68 | ☆ | |
AST/ TOV | 1.67 | 3.86 | ☆ | |
TOM | 2.400 | 3.600 | ☆ | |
VPS | 114.32 | 170.56 | ☆ | |
P % | 40.11% | 53.90% | ☆ | |
LiveTOV% | 6.27% | 6.27% | ||
DeadTOV% | ☆ | 5.01% | 2.51% | |
PfT% | ☆ | 24.69% | 16.38% | |
PfTRtg | ☆ | 2.86 | 2.11 | |
FTD% | 4.89% | 10.79% | ☆ |
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