戦略分析(オフェンス編)
主な選手のUSG%(オンコート時にその選手でオフェンスが終わった割合)は以下の通り.
# | Name | USG% | min |
0 | 石崎巧 | 18% | 7 |
1 | 船生誠也 | 11% | 14 |
3 | 並里成 | 23% | 22.6 |
7 | ナナーダニエル弾 | 22% | 3.8 |
13 | ドウェイン・エバンス | 30% | 29 |
14 | 岸本隆一 | 19.8% | 21 |
24 | 田代直希 | 19% | 23 |
30 | 今村佳太 | 21% | 21 |
32 | 満原優樹 | 13% | 21 |
34 | 小野寺祥太 | 10% | 9.5 |
41 | キム・ティリー | 16% | 6 |
45 | ジャック・クーリー | 23% | 31 |
88 | 牧隼利 | 12% | 15 |
琉球オフェンスの特徴を挙げるとするならば、
4out
と
1~3番がドライブを仕掛け続けるオフェンスです。
(並里、岸本、今村、田代を筆頭に)ドライブで仕掛けプレイメイクが出来る選手が揃っているため
断続的にペイントタッチが可能です。
特にお家芸とも言える2枚のスクリーンを使うHorns 2High(W Fist)やコーナーから駆け上がるAwayセットから、ペイントアタック→スペーシング→ペイントアタックの連続でズレとDF収縮を発生させ、中へポケットパスやキックアウト3を狙っていきます。
新潟から今村選手というスコアラーを獲得、外で構えるオールラウンダーのエバンズ選手の加入により選択肢が増えています。
そのため怪我人が多かった昨季よりも、並里選手への負担が軽減されています。
戦略分析(ディフェンス編)
私が今季注目している琉球ディフェンスのポイントは、2点
・今村選手のヘルプDF
・ペイントに誘い込むDrop戦略
です。
オフェンスで注目される今村選手ですが、DFでも活躍ています。
具体的には、ドライブに対するウィングからのヘルプ。PnRのロールマンに対するスタント(バンプ)が早く、強固でさらにファールも少ない と3拍子揃っておりDF向上の一因と言えるでしょう。
先のスタッツの項でも述べましたが、琉球はペイントで勝負するDFを展開しています。
具体的には、PnRシチュエーションにおいてビッグマンDFがドライブコースに入りつつ
ロールケアのために下がります。これはソフトヘッジ やドロップと呼ばれ広く使われる守り方です。(その後に、Late Switchすることも含む)
しかしこのDFは一瞬2on1のアウトナンバーになる点は否めません。
そこに対し琉球はロールマンへ2線目のDFが素早くスタントに入る事でオフェンスの選択肢を無くしタフショットを誘発させています。
Late Switchした場合にできるミスマッチの受け渡しもスムーズです。
(続きます)
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