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【数字で見るBリーグ】シーズン前半戦終了!京都ハンナリーズを分析してみた

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Bリーグ2017-2018シーズンも前半戦が終了。
今シーズンのスタッツ&アドバンスドスタッツを元に、各チームを分析したいと思います

今回は、リーグ勝率7位西地区2位(投稿時点)
京都ハンナリーズを分析します

※スタッツの計算式は BasketBallReference 参照

 

【17-18シーズンスタッツ】

執筆時点
PTS 76.30 (リーグ9位)
3FGM 6.74(リーグ9位)
3FGA 20.30(リーグ8位)
3FG%  33.21%(リーグ12位)
2FGM 20.44(リーグ15位)
2FGA 41.78(リーグ14位)
2FG% 48.94%(リーグ8位)
FTM 15.19(リーグ2位)
FTA 21.44(リーグ1位)
FT% 70.81%(リーグ13位)
OR 11.52(リーグ7位)
DR 24.78(リーグ17位)
TR 36.30(リーグ15位)
TO 12.04(リーグ11位)
AS 17.07(リーグ12位)
ST 6.85(リーグ8位)
EFF 85.48(リーグ11位)
PitP% 56.70%(リーグ1位)
SCP% 18.83%(リーグ4位)
FBP% 8.03%(リーグ18位)
FT獲得率 34.55%(リーグ1位)
OppFT獲得率 27.72%(リーグ9位)
eFG% 49.22%(リーグ10位)
OppeFG% 52%(リーグ2位)
OR% 30.68%(リーグ10位)
DR% 72.20%(リーグ5位)
ORtg 91.47(リーグ9位)
DRtg 95.23(リーグ17位)
NETRtg -3.76(リーグ13位)
TORtg 14.44(リーグ11位)
TS% 53.51%(リーグ9位)
pace 71.81(リーグ16位)
AST% 46.90%(リーグ16位)
HOMEeFG% 49.65%(リーグ11位)
HOMETS% 54.39%(リーグ9位)
AWAYeFG% 48.23%(リーグ10位)
AWAYTS% 52.13%(リーグ10位)
TOV% 14.44%(リーグ10位)
POSESSION 83.33(リーグ13位)
OppPOSESSION 81.87(リーグ15位)

【超個人的注目選手】

 

ジュリアン・マブンガ選手

PG~PFまでをこなすユーティリティプレーヤー。
昨シーズンよりもPTは10min近く減ってはいるものの、21minなので減ったというよりも巧くタイムシェアしていると言えるでしょう。
14ptsの得点率はもとより、昨季よりもアシストを大きく伸ばし4.5ast。仮に30min換算すると6astまで伸ばします。ミドルレーンのPnRから主にインサイドのジョシュアスミス選手、キックアウトで内海選手、片岡選手、岡田選手といったシューター陣へパスを供給しています。得点のパターンも1/3がフリースローという効率の高さをさを見せています。

【スタッツで見るチームの特徴】

全体的にはディフェンスよりもオフェンス型のチームで、ポゼッションやPACE値を見てみると、セットをしっかり作って得点するハーフコートオフェンス中心の遅攻型チームであることがわかります。
そのセットもレイアップやインサイドアタックでのフィニッシュを中心とした攻撃を組み立てています。
特徴的なスタッツとしてはフリースロー獲得率やアテンプト数が(攻撃回数が少なめであるにも関わらず)リーグトップになっています。試合の勢いや流れを無視すると最も得点期待値が高いフリースローを多く試投することで、オフェンス効率性(ORtg)の底上げに貢献しています。

【チーム戦略分析】

京都ハンナリーズの特徴としてはやはり第4Qの戦術マブンガでしょう。
オフェンスの殆どがエースのマブンガ選手を起点として始まります。

■パターン1


マブンガ選手とスミス選手がミドルレーンでPnR→綿貫選手がドリフト→


カバーディフェンスの動きを見てフリーの綿貫選手へパスアウト→ロールインしたスミス選手はクロススクリーンをセット→内海選手はストロングサイドのコーナーへスクリーンを使いながらカット


内海選手がうまくフレアアウトすることでフリーに→綿貫選手から内海選手へパス


内海選手のワイドオープン3pt

 

■パターン2


岡田選手とマブンガ選手がInvert(スクリーンユーザがカッティングをキャンセルしスクリナーに対して再度ダウンスクリーンをかける)


岡田選手はトップへHOを受けに行く→スミス選手はHOをリジェクト

スミス選手からマブンガ選手へパスしそのままチェイススクリーン


マブンガ選手がスクリーンを使いペイントに侵入を試みる→スミス選手はロールイン


ショー&アンダーに対してマブンガ選手はオーバーナンバーの隙をついてスミス選手へビハインドバックパス


スミス選手はそのままイージーに得点

 

■パターン3


マブンガ選手とスミス選手がミドルレーンでPnR→伊藤選手がリプレース

大阪はハードヘッジ+ブリッツで対応→木下選手がロールするスミス選手へローテーション→マブンガ選手は状況を見てオープンな伊藤選手へパス


伊藤選手はカウンタードライブ→ウェア選手がカバー


そのままフローターシュート

 

■パターン4

スミス選手のハイポストエントリー→岡田選手とマブンガ選手のPinDown→ウィングに切れたマブンガ選手へスミス選手からパスが渡る


スミス選手はそのままチェイススクリーン



マブンガ選手は(藤高選手がアンダーに入ったため)ステップバック→スミス選手ロールイン


マブンガ選手からスミス選手へパス→そのままスピンムーブで得点

 

■パターン5


マブンガ選手とスミス選手がミドルレーンでPnR→そのままペネトレイト


若干強引にシュート(しているように見えますが、ポマーレ選手とウェア選手がブロックに飛んでいるのでマブンガ選手の仕事は終了)



スミス選手は悠々とオフェンスリバウンド

豪快なスラムダンク

 

昨季のギャレット選手(A東京)やチルドレス選手(三遠)のように一人で局面を打開する場面もみられますがそれ以上に、インサイドのジョシュア選手とのホットラインやアウトサイドへのパス供給を意識したペネトレイトであることがわかります。

他の頻出セットとしては、岡田選手にコーナー3ptを打たせる「岡田Hammer」がありますがこちらは是非ゲームの中で探してみてください。

【京都ハンナリーズ 前半戦まとめ】

これまでの京都ハンナリーズは昨季と同様にドライブ中心のチーム戦略をとっていますが、ドライブをしつつパスを出せる選手(伊藤・綿貫・片岡・マブンガ選手)を多く起用し 受け手はインサイドに絶対の強さを誇るスミス選手、外角では岡田・内海・晴山といったシューター陣がパスをキャッチアップするというオーソドックスですが堅実なバスケットを展開しています。
惜しむらくはディフェンスで、ハイポスト付近~ミドルレンジへのアタックに対する連携不足が懸念されます。
現在首位琉球との差は5ゲーム差とまだまだ十分に射程距離にあり、3位滋賀とも5ゲーム差で予断は許されないもののポストシーズン進出へ大きなチャンスをつかんでいます。
後半戦は、途中加入のブラックレンジ選手がどれだけチームにアジャストするかそしてマブンガ選手とスミス選手の負担を下げられるかがカギになりそうです。

 

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